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謝花 幸祐 院長の独自取材記事

しゃばなこどもクリニック

(茨木市/茨木市駅)

最終更新日:2026/01/06

謝花幸祐院長 しゃばなこどもクリニック main

阪急京都本線・茨木市駅からバスで15分の住宅街に、2025年11月オープンした「しゃばなこどもクリニック」。謝花(しゃばな)幸祐院長は大学病院などで小児膠原病やリウマチ疾患を専門に研究・診療に携わった経歴を持つ。開業にあたりこの地を選んだのは、地域の小児科クリニックが廃業して小児医療の受け皿がなくなったことを知ったから。クリニックはスーパーが入るテナントビルの1階。夜7時までの診療時間は保育園帰りの子どもの受診にも便利で、開院から1ヵ月ですでに多くの患者が訪れている。病院の外観・内装は小児科クリニックらしさを演出しながら、小学校を卒業しても通い続ける患者に配慮して子どもっぽさを微妙に抑えたという。「何より子どもたちとの信頼関係を大切にしたい」と語る謝花先生に話を聞いた。

(取材日2025年12月5日)

住宅密集地で子どもたちの医療の受け皿として

このクリニックは住宅街の中にありますが、こちらで開院された理由を教えてください。

謝花幸祐院長 しゃばなこどもクリニック1

病院に勤務していたときに一緒に働いていた看護師がこの近辺に住んでいて、近くの小児科クリニックが閉院して困っているという話を聞きました。ちょうど私も勤務医として15年目を迎え、開業の場所を探していたところだったので、一度どのようなところなのか自分で見てみようと足を運んだのです。当院はスーパーに併設した医療モールにありますが、まずスーパーに子どもを連れて買い物に来ている保護者の方数人にお声がけし、医師であることを伝えてから小児科医院のニーズを聞いてみました。するとやはり皆さん、小児科がなくなって困っておられるご様子。それならば私がそのニーズを引き受けようと考え、ここでクリニックを始めようと決心しました。

開院されて1ヵ月になりますが、この町の印象や病院の立地条件はいかがですか?

住宅街の中、しかもスーパーと同じテナントに入っているということもあり、住民の皆さんの生活の活気を肌で感じます。住民はどちらかというと若い子育て世代が多いようです。保育園や幼稚園なども近隣にあり、集合住宅も多い。ですので若い親御さんたちが頑張って子育てされている姿を目にします。当院は夜7時まで診療を受けつけており、保育園帰りに子どもを受診させる保護者の方にも好都合なようです。待ち時間の間に保護者の方がスーパーで買い物もできる。スーパーには80台以上停められる無料の駐車場があり、当院の利用者もこれを利用できるのでとても助かっています。

来院される患者さんの年齢層や主訴について教えてください。

謝花幸祐院長 しゃばなこどもクリニック2

患者さんは小学生以下の子どもたちが中心です。下は0歳から、上は中学生の患者さんもいますね。開院してすぐインフルエンザの流行がやってきて、この1ヵ月間はおかげさまで予想以上に忙しかったです。基本的に熱や喉の痛みといった風邪の症状を訴えて来られる人が多いですね。当院はアレルギーの治療に力を入れているため、アトピー性皮膚炎や喘息、食物アレルギーなども診療しています。ホームページでもアレルギー疾患のことを掲載していますので、それを見て来られる人も多いようです。また、風邪などで受診した患者さんにアレルギー疾患の兆候が見られたら、私のほうからお声がけして治療をお勧めすることもあります。

患者の訴えをできるだけ受け止めて、信頼関係を築く

先生が小児科を専門とされた理由は何でしょうか。

謝花幸祐院長 しゃばなこどもクリニック3

まず「子どもが好き」というのが大きかったですね。それを意識し始めたのは20代の頃、まだ実習生だった頃でしょうか。子どもは自分の症状をうまく医師に伝えることができません。ですから、医師が保護者としっかりコミュニケーションを取りながら子どもをよく観察しなければならない。子どもたちと大人のような言語ではコミュニケーションを取れない中、工夫して信頼関係を築いていく。その過程が楽しく、やりがいを感じてきました。もちろん小児科では診療する疾患も多く、患者さんの全体を見てトータルコーディネートしていかなければならない部分もあり大変ですが、それも私にとっては魅力です。さらに患者さんである子どもの置かれている生活環境なども考えながら、適切な医療を行うことで信頼を築き上げていきたいと思います。

勤務医時代から専門的に関わってこられた小児膠原病に興味を持たれた理由を教えてください。

私が医学生として学んでいた時期に膠原病に関する研究が非常に進み、新たな治療法や治療薬がたくさん生まれたのです。膠原病の診察過程にとても興味が湧きました。免疫の疾患ではさまざまな病変が現れるので、医療者は患者さんの全体を見ていないと診断を見誤ります。そうしたトータルな診療を行うところが医療者として興味深かったですね。アレルギー疾患の診察に関しても経験を積んできましたので、当院でも積極的に治療を行っていきたいと考えています。

そうした専門的な診療経験を経て、現在のクリニックで生かしていきたいことはありますか?

謝花幸祐院長 しゃばなこどもクリニック4

患者さんの全体を見て、その訴えをできるだけ受け止めた上で診療するという方針ですね。患者さんが私に訴え、求めていることから逃げない、そういう姿勢を膠原病治療の経験から養いました。膠原病の診療では、患者さんのさまざまな訴えを聞きながら、言語化できていない症状を医師が引き出していく必要があります。この「引き出す力」が小児科医としての自分に大きくプラスになっていると思います。単に診察をしてどのような病気・症状があるかを見極めるだけではなく、患者さんがどのような人なのか、何を必要としているのかを読み取ること。同じアプローチで患者さんである子どもたちや保護者との信頼関係を築いています。

ずっと通い続けられる、そんなクリニックをめざして

クリニックの内装は診察室のドアに動物をあしらったサインがついていて、とてもかわいいですね。

謝花幸祐院長 しゃばなこどもクリニック5

小児科クリニックなので、子どもたちが待ち時間にリラックスできるような「らしさ」は大切だと思ってこうした内装にしました。ただ、気をつけたかったのは子どもっぽいイメージになりすぎないようにすること。というのも、患者さんのメインは小学生以下の子どもたちですが、疾患によっては中学卒業後も当院に受診を続けることもあり得ます。膠原病などの場合は特にそうで、中学生以上の患者さんが「子どもっぽすぎて通いにくいな……」と思わなくて済むように配慮しました。患者さんから「もう子どもじゃないけど、ここなら通って良さそうな雰囲気なので安心した」という感想もいただきました。成長につれて変わる患者さんの気持ちに配慮して、バランスの取れた内装にしています。

クリニックの強みや「ここが特徴」と思われることを教えてください。

アレルギー疾患に対する専門性が高いことが強みで、それを裏づけるものとして専用の検査機器を各種そろえています。注射器で採血を行うことなく指先からの微量な採血で一般的な検査だけではなく、アレルギー検査も行うことができる機器がございます。喘息の検査で気道抵抗性試験を行う装置、呼気から気道の炎症を検査する装置などを所有している他、院内で生化学検査を行えるのも特徴です。できるだけ子どもたちに負担がなく低侵襲でかつさまざまな検査を提供したいという理由から、こうした設備を整えました。また、患者さんへの対応では私はもちろん、スタッフ全員がフレンドリーで親しみやすい雰囲気をつくることを心がけています。子どもたちや保護者の皆さんが気軽に何でも相談してくださるようなクリニックにしていきたいですね。

今後のクリニックの展開と、患者さんに向けたメッセージをお願いします。

謝花幸祐院長 しゃばなこどもクリニック6

患者さんである子どもたちや保護者の方々には「どのようなことでも受診してね」と声をかけています。これからたくさんの患者さんを診療して地域での存在感を高めながら、気軽に受診してもらえるクリニックをめざします。また、アレルギーなどの慢性疾患は気長に受診を続けなければならないため「お薬と診療を続けていこうね」と患者さんを励ましながら診療を行っています。子どもたちが成長しても通い続けてもらいたいですね。私にも3人の子どもがいて、いろいろと悩みながら子育てを行っています。だから保護者の方々の気持ちがとてもよくわかります。子どもたちを健やかに育んでいくためのお手伝いを通して、地域に貢献していきたいと思っています。

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