谷本 あゆ子 院長の独自取材記事
岡山A.you矯正歯科
(岡山市北区/岡山駅)
最終更新日:2026/02/13
2025年8月、岡山駅より徒歩約8分西川緑道公園通り沿いに開業した「岡山A.you矯正歯科」。院長を務めるのは、大学病院などで矯正を専門に研鑽を重ねてきた谷本あゆ子先生。やわらかい自然光が差し込む院内は開放的で白を基調としており、安心感を与えてくれる。ユニットからは木々の緑が見え、気持ちが落ち着き、リラックスして治療を受けられる。同院で扱う矯正は、ワイヤー矯正、舌側矯正、マウスピース型装置を用いた矯正、部分矯正、外科的矯正と幅広い。さらに、長期間にわたる矯正だからこそ患者の要望を丁寧にヒアリングし、専門的かつ患者に寄り添った診療をめざしている。「いろんな情報を聞きすぎて何が正しいのかわからなくなっている方にこそ来てほしい」と話す谷本院長に、診療方針や提供する矯正の内容などについて聞いた。
(取材日2025年11月28日)
矯正歯科の専門家として、根拠のある矯正提供を
開業までの経緯をお聞かせください。

大学病院に8年間勤めていました。臨床で患者さんの診療に携わりながら研究に取り組み、博士号を取得。その後、母が院長を務める玉野市の歯科医院に勤務するようになりました。患者さんの中には、岡山市から通ってくださる方も多かったんです。それで、学生時代によく過ごしていたこの場所で開業することを決めました。開業にあたっては空間づくりにこだわりました。患者さんに安心感を持っていただけるよう、入り口から入ってすぐ明るく開放的な雰囲気を感じられるようにしています。ここは駅から近いんですが、緑が豊かなんです。なので診療チェアからも外の緑が見えるようにして、入った瞬間もチェアに座った時もリラックスできるような設計にしてもらいました。また医療機器はCTや3Dプリンターなど、新鋭の物を導入しています。
なぜ、矯正歯科医になろうと思われたのですか?
きっかけは、母の影響が大きかったと思います。母が矯正歯科医で「良い仕事だよ」と話していたこともあって、幼い頃から身近な存在でした。その後、大学生の時に自分自身も矯正治療を経験し、治療の大変さだけでなく、大きな変化を実感しました。「やって良かった」と素直に思えた経験は、今でも強く印象に残っています。こうした経験を通して、矯正歯科を専門にしたいと考えるようになりました。自分自身が感じたような喜びを、患者さんにも感じていただけるような診療をめざしており、そこに大きなやりがいを感じています。
診療方針について教えてください。

今までいろんな患者さんと携わってきた中で感じているのは、皆さんとても勉強されていてたくさんの疑問を持っていらっしゃる方が多いということです。そうした疑問に対して専門的な知識に基づき一つ一つ丁寧にお応えし、患者さんの状態に応じた矯正装置を用いた診療を心がけています。歯科医療の技術はどんどんアップデートされているので、休診日は研究発表会やセミナーに参加しています。自分自身、常に学んで研鑽し根拠のある矯正を届けたいと思っています。
「A.you」という院名には、どのような思いが込められているのでしょうか?
「A」は私の名前の頭文字でもあるんですが「安心・安全・安定」という意味を込めています。矯正にはさまざまな方法があり、正しい知識がないと口腔内に負担がかかります。また、早く矯正を終わらせようとして無理な動かし方をしたら後戻りをしやすくなります。大事なのは最初の診断、矯正計画です。当院では、しっかりと分析をして計画を立てています。また、健康的な状態を維持できるよう、アフターフォローも丁寧に行っています。「you」については、患者さん個々の背景、口腔内の状態に合わせた矯正を行うという意味です。一人として同じ背景、口腔内の人はいません。そういったことから、当院では患者さんへのヒアリングを丁寧に行って矯正を行います。
矯正専門の歯科医院だからこそ、幅広い選択肢を
こちらで行っている矯正について詳しく教えてください。

子どもから大人まで幅広い年代の矯正に対応しています。大人の矯正は、歯の表側にブラケットとワイヤーを装着するワイヤー矯正、裏側にブラケットとワイヤーを装着する舌側矯正、マウスピース型装置を用いた矯正、部分矯正、また大学病院と連携し、顎変形症など矯正だけでは対応できない方のために外科的矯正も行っています。
それぞれのメリット・デメリットについて教えてください。
ワイヤー矯正は幅広い症例に対応が可能です。精密にコントロールしやすく、しっかりとした歯並びや噛み合わせをめざせます。歯の表側に装着しますが、透明なブラケットや白いワイヤーもあるので見た目に配慮して行えます。舌側矯正は、唾液が常に当たっているため虫歯になりにくいです。歯の裏側に装着するので見えにくく、審美性も高いですね。でも、慣れるまでは発音がしにくいことがあります。マウスピース型装置を用いた矯正は取り外しができるので歯磨きがやりやすく、食べ物の制限がないというのが特徴です。ただ、正しく使用しないと矯正の期間が延びてしまいます。また、どの方法もそうですが、特にマウスピース型装置を用いた矯正は事前に歯の動きをどれだけシミュレーションできるかというのが大事になります。当院では新鋭の機器を用いて精密検査をし、ゴールが見えるようなシミュレーションを行っています。
矯正を受けるタイミングはいつ頃が良いのでしょうか?

患者さんが始めようと思った時が始め時だと思います。さまざまな状況や事情の方がいらっしゃると思いますので、ご自身のやりたいという気持ちを大切にしてほしいです。当院では子育てが落ち着いた方もいらっしゃいますし、働き盛りの忙しい方もいらっしゃいます。また、追加料金が発生するなどデメリットもありますが一時的に装置を外すこともできますので、結婚式といったライフイベントにも関係なく始められます。年齢は関係ないですが、後々の人生をより健康に過ごせるようにということを踏まえると、早めに矯正をされるほうが良いと思います。
小児矯正の場合はいつ頃から始めるのが良いのでしょうか?
お子さんの場合は早く始めれば良いというものではなく成長に合わせて行います。だいたい6歳から7歳くらい、前歯が生えてきて奥歯も生え替わるタイミングです。当院は歯科医院らしくない内装だからかお子さんも来やすいようで「ここなら通える」と言ってくださることもあって、私もうれしいしびっくりしています。親御さんも「嫌々通わせたくなかったから肩の荷が下りた」「通える所ができて良かった」と言ってくださいます。矯正は長くかかりますから、親御さんの負担をなるべく少なくするためにも、矯正を嫌いにならないように気をつけています。
患者に寄り添う、身近な矯正歯科医院をめざして
こちらの歯科医院の強みを教えてください。

当院は私をはじめスタッフも矯正経験者なので、大変さがわかりますし気持ちを想像しやすいです。また、納得してから矯正を始めていただけるよう、お口の中の状態や治療内容をしっかりとお伝えするようにしています。患者さんが本当に何を求めているのか、何に不安を感じているのかを引き出せるよう、話しやすく、質問しやすい雰囲気を大切にしています。わかりやすく、聞きやすい説明を通して「何でも聞けた」「疑問が解消された」と感じていただけたらうれしいですね。
読者へメッセージをいただけますか?
矯正にはいろんな選択肢があります。「これがお勧めだよ」など、いろいろ言われるけれど「本当はこれがしたい」という気持ちがあるかと思います。当院では、患者さんのご希望を丁寧に伺った上で専門的な判断を踏まえた治療方針をご提案しています。お仕事の都合や生活習慣、いつまでに外したいかなどの理由があると思いますから。矯正というのは二人三脚とよくいわれますが、患者さんにも協力していただかないと進みません。途中で「やっぱりできません」ということにならないように、要望をしっかり伺い患者さんに寄り添った矯正を提供していきたいと思っています。
矯正を希望されている方にとっては心強いですね。

いろんな情報を聞きすぎて、何が正しいのかわからなくなっている方や悩みを抱えている方が多いと思います。そういった方にこそ来ていただきたいですね。矯正が必要な方にとって、当院が矯正を始めるきっかけになれたら良いなと思います。何でも話せるというか、身近な存在になりたいですね。相談だけでも大丈夫ですし、ぜひ気軽にお越しください。誠実な診療をこれからもしていきたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正(表側全体)/66万円〜、舌側矯正(裏側)/110万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/88万円~、部分矯正(表側1歯あたり)/6万6000円〜、小児矯正/44万円~

