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手術に備えて受ける歯科検診
周術期の口腔ケア

マチコ歯科

(北区/東十条駅)

最終更新日:2026/03/16

マチコ歯科 手術に備えて受ける歯科検診 周術期の口腔ケア マチコ歯科 手術に備えて受ける歯科検診 周術期の口腔ケア
  • 保険診療

全身麻酔を伴う手術を受ける患者が、心臓手術や整形外科手術に限らず、がんの手術にも備えて受けるべきなのが周術期の口腔ケア。「マチコ歯科」の小杉真智子院長によると、それは「手術のための歯科検診のようなもの」だという。検査内容は、虫歯や歯周病の有無も含めた口腔内の状態確認、抜けそうな歯の抜歯や固定、徹底的に行うクリーニング、歯の根の膿の除去など。これらは、手術でチューブを挿入する際に体内に細菌や異物が入るのを防ぐために行うものだ。手術が決まったらまず受けておきたい周術期の口腔ケア、周術期口腔機能管理について、その必要性や実際の流れを、全身麻酔下の手術に数多く携わってきた小杉院長に聞いた。

(取材日2026年2月20日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q手術前に歯科医院に行かなければならない理由は何ですか?
A

医科での手術の際に、体内に細菌や異物が入るのを防ぐためです。全身麻酔を伴う手術では、口から体内にチューブを通して麻酔薬や酸素を送ります。その際に口腔内が汚れていたり、グラグラしていた歯が抜けてしまうと、チューブ挿入の際に入ってしまう恐れがあるのです。肺に入れば誤嚥性肺炎の原因となりますし、細菌が血液に乗って全身をめぐれば、整形外科で埋め込んだ体内プレートなどを汚染してしまいます。せっかく医科で精度の高い手術を行っても、そこに菌が入ってはもとも子もありません。全身麻酔を伴う手術を受ける方には口腔環境が及ぼすこれらのリスクと、予防するためのケアの必要性をぜひ知っておいてほしいと思います。

Q具体的に、どのようなケアを行うのですか?
A

まずは虫歯や歯周病の有無も含めて口腔内の状態を確認し、抜けそうな状態の歯があれば、チューブ挿入時に抜けることのないように、あらかじめ抜歯や固定などの処置を行います。また口腔内を徹底的にクリーニングし、かつ、歯の根に膿がたまっていれば取り除いておきます。体内プレートの埋め込みや心臓弁置換術など、手術内容によっては医科の先生から状態の悪い歯の抜歯を依頼されることもありますね。また手術以外でも、放射線治療や化学療法を受けている間は免疫力が低下して口内炎ができやすくなります。そのような場合に、軟膏や表面麻酔成分の含まれたうがい薬の処方なども、周術期の口腔ケアの一環です。

Qクリニック選びのポイントを教えてください。
A

周術期の口腔ケアの認知度は高まりつつありますが、それを日頃より行っている歯科医師は限られます。できれば、全身麻酔下の手術などに携わってきた先生を選んでください。なぜならば周術期の口腔ケアは一般的なメンテナンスで行うようなものだけでなく、例えば抜歯を行うにしても、それが可能な時期かどうかを見極めないといけないからです。口から体内に細菌や異物が入る可能性は、そう高いものではありません。ですがもしそのような事態に陥った場合、体調が悪化してしまったり、新たな外科手術が必要になることも。私はこれまでの経験からそのようなリスクを十分に理解して、専門的な視点で口腔ケアを行っています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1手術が決まったら、口腔ケアを検討
マチコ歯科 手術が決まったら、口腔ケアを検討

周術期の口腔ケアの中には、例えば抜歯など、処置を行える期間が限られているものもある。そのため医科での手術が決まったら、周術期口腔機能管理目的の口腔内治療を適切に受けるために、早めに周術期の口腔ケアの経験が豊富な歯科医師を探す。なお、状況によっては医科から歯科医院を紹介されることもある。

2口腔内の状態を確認するための検査
マチコ歯科 口腔内の状態を確認するための検査

歯科医院では、口腔ケアを行う前に問診と検査を実施。エックス線で歯の根の状態を確認し、歯周ポケットの深さを測り、虫歯や歯周病の有無も確認する。グラグラして抜けそうな状態の歯や、外れそうなかぶせ物などがないかチェックを受ける。同院では、全身麻酔下の手術などに数多く携わってきた歯科医師が、専門的な視点でしっかりと確認を行っている。

3検査結果をもとに診療方針を説明
マチコ歯科 検査結果をもとに診療方針を説明

検査結果について、歯科医師から説明を受ける。そして、医科での手術日に合わせて抜歯やクリーニングなどの計画を立てていく。例えば、抜歯を行える時期は限られており、多くの場合では手術直前の抜歯は行えないが、逆にクリーニングは手術直前に行うのが望ましい。そのような状況の見極めや計画立案についても説明がある。

4抜歯や治療、クリーニングを受ける
マチコ歯科 抜歯や治療、クリーニングを受ける

抜けそうな歯の抜歯・固定などの処置や、口腔内を清潔に保つためのクリーニングを行う。歯の根の膿を取り除く処置や状態の悪い歯の抜歯などの治療も併せて行っていく。さまざまな方法で口腔内の状態を整えて手術日に備える。

5術後のメンテナンス
マチコ歯科 術後のメンテナンス

歯科治療後の再発予防と同様に、医科での手術後も定期的に口腔ケアを受けることが、全身の健康のためには大切。また、放射線治療や化学療法による免疫力低下から口内炎ができたり口腔内が荒れたりした場合は、軟膏や表面麻酔成分が含まれたうがい薬を処方してもらうこともできる。術後も周術期の口腔ケアの一環だ。

ドクターからのメッセージ

小杉 真智子院長

歯周病と糖尿病に関連性があるように、口腔内の状態は全身の健康に影響します。その主な原因は細菌であり、特に全身麻酔を伴うような手術では、体内に細菌や異物が入ることはできるだけ防がなくてはなりません。私は歯科医師になってから、がんの治療に携わりたいという気持ちから口腔外科を専門に選び、長年、病院で持病のある方の歯科治療に携わってきました。周術期の口腔ケアについても経験を積んできましたので、安心してお任せください。手術に備えて行う抜歯やクリーニングには適した時期があります。医科での手術が決まったら、早めにご相談にいらしてくださいね。

小杉 真智子院長 マチコ歯科
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