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小杉 真智子 院長の独自取材記事

マチコ歯科

(北区/東十条駅)

最終更新日:2026/01/14

小杉真智子院長 マチコ歯科 main

JR京浜東北線東十条駅から徒歩4分。活気ある商店街の通りに面して「マチコ歯科」はある。2025年11月に開業した同院を率いるのは、口腔外科を専門とする小杉真智子院長だ。長年、さまざまな病院で持病のある人の歯科治療に携わり、現在も週1日は都立病院で手術を執刀している。「大規模病院に通うのは患者さんにとって負担が大きい。身近な場所で安心して通える歯科医院を」という思いが開業の原動力となった。畳をイメージした床など院内は和風かつモダンな雰囲気で統一された温かみのある空間で、歯科医師・スタッフ全員が女性という点も特徴の一つ。「気になることがあれば、相談だけでも」と穏やかに語る小杉院長に、診療への思いを聞いた。

(取材日2025年12月17日)

病気を抱える人も身近で安心して通える場所を

まずは、こちらで開業された経緯についてお聞かせください。

小杉真智子院長 マチコ歯科1

長年、病院で持病のある方の歯科治療に携わってきました。化学療法中の方や透析を受けている方、ペースメーカーを装着されている方など、全体の管理が必要な患者さんを日々診療する中で、ある思いが募っていったのです。大きな病院に通うのは、待ち時間も含めて患者さんにとって負担が大きい。もっと身近な場所で、病気を抱えている方も安心して通える口腔外科があったらいいのに、と。そうした思いから開業を決意しました。東十条を選んだのは、1階で入りやすく、商店街の活気があり、駅からも近いという条件がそろっていたからです。お店がずらりと並ぶ通りに面したこの場所なら、地域の方々に気軽に立ち寄っていただけると考えました。専門性の高い治療を身近な商店街で受けられる歯科医院をめざして、2025年11月に開院いたしました。

先生が歯科医師をめざし、口腔外科を専門にされた理由を教えてください。

なぜ医療の道を志したかというと、「病気以外のことには逃げ道があるけれど、病気だけは逃れられない。だからこそ、そこで手助けができれば」という思いがあったからです。歯科医師になってからは、がんの治療に携わりたいという気持ちから口腔外科を専門に選びました。病棟で患者さんと長く深く関わるスタイルが自分には合っていましたし、外科処置そのものも好きでしたね。現在も週に1日は都立大久保病院に勤務しており、手術日には執刀も担当しています。埋伏歯の抜歯や、がんになる手前の病変を取り除く処置などを行っていますが、こうした病院での経験があるからこそ、開業後も万が一の事態に対応できる自信を持っています。

院内にこだわられた点があればお聞かせください。

小杉真智子院長 マチコ歯科2

「こだわるのが好きなので」と言うと少し照れくさいのですが、院内の雰囲気は自分の好みで作り込みました。床は畳をイメージした色合いにしていて、全体的に和風でモダンなテイストでまとめています。こうした落ち着いた空間であれば、患者さんにもリラックスしていただけるのではないかと考えました。また、バリアフリーにもこだわり、車いすやベビーカーでも段差を気にせず来院できる設計にしています。半個室を1室設けたのは、外科処置を行うためでもあり、車いすの方・お子さん連れでも気兼ねなく過ごしていただけるようにするためでもあります。歯科医師もスタッフも全員女性。無機質で冷たい雰囲気ではなく、温かみのある空間で治療を受けていただけると思います。

全体の管理を徹底し、万が一にも備える

診療にあたって、特に大切にされていることはありますか。

小杉真智子院長 マチコ歯科3

当院では、麻酔を使用する虫歯治療の際、持病の有無にかかわらず全員、血圧を測定してから処置を行っています。お若い方でも例外はありません。これは一般的な歯科医院ではあまり行われていないことかもしれませんが、大学時代に血圧が高い状態で麻酔をしたことで脳出血を起こした患者さんを目の当たりにした経験があり、それ以来徹底するようになりました。初診時にはお薬手帳をお持ちいただくようお願いしています。問診票には書かない方も多いのですが、服用されているお薬を見れば全身の状態がわかりますので。血液検査の結果があればそちらもお持ちください。院内には生体モニターも用意しており、血圧だけでなく心電図や酸素飽和度も測定しながら治療を進められる体制を整えています。

口腔外科がご専門とのことですが、どのような治療を行っていますか。

抜歯や嚢胞の摘出といった手術は院内で対応できますし、より高度な処置が必要な場合は東京科学大学や東京都立大久保病院と連携しています。東京都立大久保病院であれば、私自身が患者さんをお連れして執刀することも可能です。身近な歯科医院でありながら、必要に応じて病院での治療につなげられる。それが当院の強みだと考えています。持病があると一般の歯科医院では断られてしまうケースもあり、それで大きな病院まで足を運ばなければならない方も少なくありません。当院では、そうした方々も安心して受診していただけます。

患者さんと接する際に心がけていらっしゃることはありますか。

小杉真智子院長 マチコ歯科4

患者さんと接する際に心がけているのは、「ひたすら話を聞く」ということです。症状の訴えはもちろん、どういうことに悩んでいるのか、不安に思っていることは何か。まずはじっくり耳を傾けることから始めます。その上で治療方針を立て、最初から最後までの見通しをお伝えするようにしています。説明の際には、エックス線画像だけでなく、歯の模型や顎骨の模型なども使って、できるだけわかりやすくお話しするよう努めています。患者さんの不安を取り除き、納得していただいてから治療を進めたいと考えています。

気になることがあれば、相談だけでも引き受ける

開院されてから、どのような患者さんが来院されていますか。

小杉真智子院長 マチコ歯科5

開院してまだ間もないですが、お子さんから90代まで幅広い年代の方にお越しいただいています。長年の病院勤務で成人や高齢の患者さんと向き合ってきた経験もあり、そうした方々との関わりにやりがいを感じています。来院のきっかけとしては、歯科検診を希望する方が多いですね。それから、過去に治療を受けたけれど痛みがまだあるとか、ずっと経過を見ているけれど変わらないといったご相談もよくいただきます。もし、痛みが取れないけれど大丈夫でしょうかと不安を抱えていらっしゃる場合は、丁寧に状況を確認して、必要であればCTで詳しく診断をつけるようにしています。土日は平日に通えない方やお子さん連れの方もいらっしゃいますね。

今後、特に力を入れていきたいことがあれば教えてください。

今後は、近隣の総合病院との連携をさらに深めていきたいと考えています。赤羽にある総合病院とはすでに連携を始めていますが、近隣の病院には口腔外科がないところも多いので、周術期口腔ケアの分野で貢献できればと思っています。全身の手術を受ける前後に口腔内のクリーニングを行ったり、抜歯が必要な歯を処置したりすることは、本来とても大切なことなんです。感染予防の観点からも、手術前の口腔ケアは重要ですから。ですので、静脈内鎮静療法も導入予定です。手術前の集中治療や、歯科恐怖症の方に向けての治療などにも対応できるようにしていきたいと考えています。そうした連携を通じて、地域の医療に貢献していきたいですね。また、ホワイトニングなども取り入れていく予定です。口腔外科の専門性を生かしながら、患者さんのさまざまなニーズにお応えできる歯科医院をめざしていきます。

最後に、読者へメッセージをお願いいたします。

小杉真智子院長 マチコ歯科6

当院は、年齢や持病の有無にかかわらず、誰でも診られると思っていますので、皆さんに来ていただきたいですね。持病があるからと他の歯科医院で断られてしまった方も、遠慮なくご相談ください。大きな病院まで行かなくても、身近な歯科医院で安心して治療を受けられる場所でありたいと考えています。何か気になることがあれば、相談だけでも構いませんので、気軽にお声がけいただければと思います。開院から間もなくて忙しい日々ですが、休みの日には旅行でリフレッシュするのが好きで、先日は鹿児島まで足を延ばしましたし、来年はホーチミンにも行く予定なんです。国内外を問わず旅をして、また日々の診療に向き合うエネルギーをもらっています。地域の皆さんのお口の健康を、しっかりサポートしていきたいと思います。

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