内視鏡検査だけで安心?
CTとエコーを併用し消化器全般を見守る
柏駅東口オーク消化器内科・内視鏡クリニック
(柏市/柏駅)
最終更新日:2026/01/15
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定期的に内視鏡検査を受けているからといって油断は禁物だ。「消化器は胃と大腸だけではありません。内視鏡検査では見つけられない病気もあります」と警鐘を鳴らすのが「柏駅東口オーク消化器内科・内視鏡クリニック」の院長を務める依田雄介先生だ。同院では内視鏡検査に加えエコーやCTによる検査体制を整え、消化器全般の健康を見守っている。がん専門病院で重症例を数多く診てきた依田院長だからこそ、プライマリケアの現場から早期発見・早期治療につなげたいとの思いは強い。なぜ、内視鏡、CT、エコーという3つの検査が重要なのか、詳しく話を聞いた。
(取材日2025年12月9日)
目次
「右のおなかが痛い」ならCTやエコーが必要な可能性も。多彩な消化器疾患を見逃さず適切な早期治療へ
- Q内視鏡検査だけでは見つからない消化器疾患もありますか。
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A
▲内視鏡に加えCTとエコーを使い見逃さないような検査体制を構築
内視鏡は胃や大腸の粘膜を直接見ることができるという点においては、非常に優れた検査機器だと考えます。検査だけではなく、内視鏡下では粘膜内にとどまっている初期の胃がん、大腸がんになる可能性のある大腸ポリープの切除を図れるなど、他の機器にはない特色もあります。しかし、消化器は胃と腸だけではありません。胆のう、肝臓、膵臓などの病気を見つけるためにはCTやエコーによる検査も重要です。その他、腎臓結石や膀胱結石などの泌尿器疾患、婦人科疾患の早期発見にも役立つなど、CTやエコーはおなか全般の健康を見守ることに貢献するといっても良いでしょう。
- QCTやエコーを追加することで、どんなメリットがありますか。
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A
▲腹痛の原因を特定するために、CTとエコーを使用し見逃し防止へ
例えば「おなかが痛い」という訴えに対して「どの臓器由来なのか」を特定するためにはCTやエコーが有用です。胆のう、肝臓、膵臓などに異常はないか、万が一、腫瘍があったとしてもどこにどれだけ広がっているのか、リンパ節に転移がないかを知ることに役立ちます。検査前に造影剤を注射または服用する造影CTならばより詳細な検査が可能ですが、造影剤アレルギーの方もいるので注意が必要です。一方、単純CTでもエコーと併用すれば、造影CTの情報量にかなり近づけられます。当院ではまず単純CTとエコーでスクリーニングした上で、さらに造影CTが必要なら近隣の検査専門のクリニックを紹介するようにしています。
- QCTとエコーはどのように違うのでしょうか。
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A
▲肝臓の硬さや脂肪量も、エコーでしっかりチェック
CTとエコーでは得られる情報の質が違います。CTはエックス線を用いて体を輪切り状に撮影していくので、深部の臓器も含めて広範囲の異常を立体的に映し出すことが可能です。腹部の問題だけではなく、肺がんなどを見つけることも期待できます。ただ、CTは低線量とはいえ被ばくを免れないのですが、そのような心配がないのがエコーです。エコーは超音波により体内の様子を画像化する装置で、当院でも診察室に置いて聴診器のように毎日の診察で使用しています。例えば、肝臓の硬さやどれくらい脂肪がついているか調べるのは、エコーが得意とするところです。強みが異なるCTとエコーを併用することで、見逃しのない検査につながります。
- Qいろいろな検査を受けて、体への負担はありませんか。
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A
▲負担を最小限に、診断精度を最大限に
内視鏡検査、CT、エコーとすべてを行ったとしても、体への負担はわずかですが、不安な方もいるでしょう。当院ではむやみに全部を実施するのではなく、症状によって最適と考える検査から始め、状況に応じてプラスしていくのでご安心ください。一般的にエコーからスタートして内視鏡検査やCTに進むことが多いですね。例えば、腹痛一つとっても原因は多岐にわたります。下血や血が混ざっている吐しゃ物があるようなら内視鏡検査が必要です。また、尿路結石や腎結石、胆のう炎や胆管炎などの感染症が疑われるならCTが有用です。正確な診断に基づく適切な治療のためにも、複数の検査を受ける意味はあるといえるでしょう。
- Qどのような症状があるとき、CTやエコーの併用が役立ちますか。
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A
▲婦人科・泌尿器科とも連携し、おなかの不調は気軽に相談
特に注意していただきたいのは「右のおなかが痛い」というときです。胆のう炎、尿路結石など若い人にも多い病気の可能性もあり、CTやエコーが役立ちます。もし、右の深部が痛いなら急性膵炎、下腹部なら虫垂炎も疑われます。大腸憩室炎も比較的、右側が多いように日々の診療で感じています。また、血液検査で肝機能異常が出ている方にもCTやエコーは欠かせません。おなかの病気というと胃腸がクローズアップされがちですが、胆のう、肝臓、膵臓などの多種多様な疾患があります。CTやエコーで消化器系以外で問題が見つかる場合もありますが、当院は婦人科や泌尿器科へ速やかにつなげているので、おなかの不調があれば気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは(1)胃・大腸カメラ同時(鎮静剤使用):5万円 (2)胃カメラ(鎮静剤使用):2万円 (3)大腸カメラ(鎮静剤使用):3万5000円 (4)CT(胸部/胸腹部):胸部1万5000円 胸腹部2万5000円 ※(1)~(4)組み合わせて検査可能

