内視鏡検査を受ける好機を逃さず
つらい治療を回避して命を守る
柏駅東口オーク消化器内科・内視鏡クリニック
(柏市/柏駅)
最終更新日:2026/01/08
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胸焼け、腹痛、下痢などは「大したことはない」と放置されがちだ。しかし「もしかしたら、内視鏡検査が必要な疾患が隠れているかもしれません」と注意を呼びかけるのが「柏駅東口オーク消化器内科・内視鏡クリニック」の院長を務める依田雄介先生だ。上部内視鏡検査・下部内視鏡検査ともに鎮静剤や鎮痛剤を使い、痛みや不快感の軽減にこだわる依田院長。がん専門病院で難しい症例を数多く経験して磨き上げた内視鏡の操作技術を駆使し、「見逃さない検査」に努めている。予防ならびに早期発見・早期治療で「命を守る内視鏡検査」について詳しく話を聞いた。
(取材日2025年12月9日)
目次
内視鏡検査を定期的に受けて消化器疾患の重症化を防ぐ
- Q胸焼けでも内視鏡検査が必要になるケースはありますか?
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A
▲胸焼けの裏に潜むリスクを見逃さない。早期発見・早期治療が重要
胸焼けの場合は、多くの場合、逆流性食道炎、胃炎、胃潰瘍などの良性疾患なので、内視鏡検査まで思い至らないケースがほとんどです。しかし、初期の胃がんは軽い胸焼け程度の症状しかないことも多いため、疑いが強い場合は内視鏡検査を行います。万が一胃がんだったとしても、粘膜レベルで侵襲が止まっている初期段階ならば、内視鏡手術で根治が見込めます。ただ、胃がんは繰り返し発生する例も少なくありません。私はがん専門病院で長年研鑽を積んできましたが、経験上、そういった繰り返し発症する難しい症例でも、その都度早期発見・早期治療ができていれば、開腹手術などの大がかりな手術をせずとも内視鏡手術で治療できると考えています。
- Q腹痛や下痢でも内視鏡検査を検討すべき例もあるのでしょうか。
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A
▲腹痛・下痢は我慢せず、内視鏡検査で診断を
腹痛や下痢にも、過敏性腸症候群や炎症性腸疾患が潜んでいる場合もあります。過敏性腸症候群は命に関わることはなく、薬でのコントロールも期待できるので、我慢せずに早めにご相談ください。ただし、炎症性腸疾患かどうか見分けるために内視鏡検査をすることも。一方、炎症性腸疾患には潰瘍性大腸炎とクローン病があり、どちらも難病に指定されています。これらの病気は、重症化すると免疫を抑制するための高額な投薬治療や大腸全摘出手術が必要になるので、軽症のうちに治療を開始して重症化を避けたいところです。このほかにも甲状腺機能の亢進で下痢が続く例もありますが、まずは消化器に問題がないと内視鏡検査で確定しておくのが大事です。
- Q内視鏡検査を怠っていると、大腸がんのリスクも高めますか?
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A
▲症状が出る前に。大腸がんを防ぐ鍵は定期検査
大腸全体をがんが埋め尽くすほどにならなければ、便の通過障害や血便などは起きません。ここ数年、大腸がんは日本人の死因ランキングで常に上位を占め、多くの方が命を落としています。だからこそ、検査と同時にがんの前段階である大腸ポリープを切除できる内視鏡検査を早めに受けてほしいです。すでにがん化していても、初期ならば患者さんに負担の少ない内視鏡治療で根治が見込めます。一方、症状が出るまで放置していると、おそらく開腹手術を余儀なくされるでしょう。もはや開腹手術さえできず、抗がん治療しか選択肢のない患者さんもたくさん診てきました。大切な命を守るために、内視鏡検査を定期的に受けるようにしてください。
- Q羞恥心や恐怖心から一歩踏み出せない人も多いようです。
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A
▲曜日により女性医師も担当する
当院では鎮静剤と鎮痛薬を用いるだけではなく、これまでの研鑽に基づく技術を駆使して「痛くない内視鏡検査」を追求しています。プライバシーにも十分配慮して、下剤を飲む前処置室、検査後に過ごすリカバリールームなども、ほかの患者さんの目線が気にならない造りにしました。また、経験とスキルを持つ女性医師が来る日も設け、女性の患者さんが希望できるようにしています。私が担当する際も必ず女性看護師が付き添い、彼女たちから声かけをするようにしています。そのほか、事前カウンセリングから検査後まで、スタッフが患者さんの疑問に丁寧に答えるフォロー体制も整えました。内視鏡検査でつらい経験がある方も、安心してお任せください。
- Q内視鏡検査を受けるべきタイミング、頻度を知りたいです。
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A
▲40代以降は要注意。家族歴がある人は早めの検査を
胸焼け、腹痛、下痢などがいつもより強い、強度に変わりはないが違和感がある、ずっと症状が続いているといったときは、一度ご相談ください。特に症状がなくても、健康診断などで便潜血陽性を指摘されたら内視鏡検査は必須です。また、大腸がんの罹患率が高くなる40代以降の方、特に何かしらのがんの家族歴がある方は、ぜひ内視鏡検査を受けてほしいと思います。一度でもピロリ菌を保有していた方、食道がんリスクの高いバレット食道の方、大腸ポリープが多かったり一部ががん化していたりした方などは、毎年の検査をお勧めしています。それ以外の方はリスクに応じて3〜5年おきの検査となりますが、必ず継続するようにしましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とは(1)胃・大腸カメラ同時(鎮静剤使用):5万円 (2)胃カメラ(鎮静剤使用):2万円 (3)大腸カメラ(鎮静剤使用):3万5,000円 (4)CT(胸部/胸腹部):胸部1万5,000円 胸腹部2万5,000円 ※(1)~(4)組み合わせて検査可能

