利便性・安全性・精度を追求
負担の少ない精密な内視鏡検査とは
金沢西泉駅前 まつなが内視鏡・消化器内科クリニック
(金沢市/西泉駅)
最終更新日:2025/12/15
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怖い、つらい、恥ずかしい。内視鏡検査に対する心理的なハードルが、本来ならば早期に発見し得る胃がん・大腸がんの発見を手遅れな状態にまで引き延ばしてしまう。時間的な制約があり、意欲があっても検査を受けられない人もいるだろう。そんな患者の気持ちや事情に寄り添い、利便性・安全性・精度を徹底追求しているのが「金沢西泉駅前 まつなが内視鏡・消化器内科クリニック」だ。松永和大院長は肝胆膵の領域で研鑽。膵臓がんなど早期発見しても完治が難しいがんの治療に携わってきた。「胃・大腸がんは早期に治療できれば治癒が見込める。だからこそ内視鏡検査を受けてほしい」と訴える。勤務医時代に最初に受診するクリニックでの内視鏡検査の重要性が身にしみたという松永院長に、内視鏡検査の障壁を取り除くための同院の工夫などについて聞いた。
(取材日2025年11月24日)
目次
最初に受診するクリニックでの内視鏡検査が重要。早期検査で胃がん・大腸がんの発症リスク軽減へ
- Q内視鏡検査はどのような方が対象になりますか?
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A
▲早期発見・早期治療のためにも定期的な検査が重要
胃内視鏡検査は胃痛・胸焼け・食欲不振などの症状がある方、バリウム検査で異常を指摘された方が主に対象になります。また、ピロリ菌の感染歴のある方や除菌治療後の方も定期的な内視鏡検査が重要です。ピロリ菌の除菌後も胃がんのリスクはゼロになりませんから。一方、大腸内視鏡検査は便秘・下痢・腹痛を繰り返す、血便が出た、便潜血検査で陽性だった方が主な対象です。また、特に症状がなくても大腸がんのリスクが高まる40歳以上の方や、ご家族にがんの既往歴がある方、普段から加工肉をよく食べる方は、一度内視鏡検査を受けていただくことを強くお勧めします。体のメンテナンスの一環として内視鏡検査を受けていただきたいですね。
- Q最初に受診するクリニックでの内視鏡検査が重要だそうですね。
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A
▲安心して検査を受けてもらえるよう体制を整える
大学病院に勤務していた頃、紹介されてくる患者さんの多くは、すでにがんが進行した状態でした。「検査が怖い、つらい」といった理由で受診が遅れたと聞く度に、もどかしさを感じていました。胃がんや大腸がんは、早期に発見・治療すれば治癒が見込める病気です。内視鏡検査をためらったり、一度でも「つらい」という経験をしてしまうと、その後の定期的な検査から遠ざかってしまいます。だからこそ、最初の窓口となるクリニックで、安心して質の高い検査を受けてもらえる環境を整えることが大切だと考え、当院を開業しました。治療できるはずの病気が、検査へのためらいだけで手遅れになってしまう、その現実を変えたいのです。
- Qこちらのクリニックでの内視鏡検査の特徴を教えてください。
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A
▲負担の少ない精密な検査にこだわり
「コンビニに行くような感覚で検査を受けてほしい」という思いを実現するため、内視鏡検査は診療日の朝9時から対応しており、受診したその日に検査を受けていただくことも可能です。同時に複数人の内視鏡検査に対応できるよう、前処置室などの検査スペースを広くしました。クリニックでの滞在時間を短縮するため、大腸の検査では下剤を服用するタイミングをしっかりアドバイスしています。大腸と胃の検査を同日に受けることも可能です。鎮静剤も使用できますので、ぜひ両方とも受けていただきたいですね。鎮静剤を使用した方については、ご自宅まで無料送迎サービスを実施しています。
- Q検査の精度と安全性を高めるための取り組みを教えてください。
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A
▲プライバシーに配慮したリカバリールーム
すべての検査において、内視鏡に関する専門知識を持った私と、経験豊富な看護師が担当しています。さらに、微細な病変も確認しやすい新鋭の検査機器と、診断精度を高めるためのAI技術を導入し、専門性と質の確保につなげています。高次医療機関への橋渡しもしますので、まずは「最初に受診するクリニック」として当院にお越しいただければと思います。次に、安全性です。内視鏡検査で使用する器具は、大学病院でも導入しているような洗浄機で洗い、感染リスクをできるだけゼロに近づけるための衛生管理を徹底しています。感染症対策は、患者さんの安全を守るための絶対条件。コストや時間がかかったとしても、安全性を最優先しています。
- Q内視鏡検査は苦しい、つらいと聞きますが大丈夫でしょうか?
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A
▲患者一人ひとりに寄り添った診察・検査で対応
胃の検査では、経鼻内視鏡検査という吐き気が起こりにくい鼻から内視鏡を入れる方法も選択が可能です。大腸の検査では、下剤の服用方法について心配のある方にも寄り添って対応しています。また、胃・大腸どちらの検査も、ご希望の方には鎮静剤を使用することができます。ストレッチャーで横になったまま移動できますので、ふらついた状態で歩いたり、スタッフに抱きかかえられたりすることもありません。それから、他の患者さんと顔を合わせることなく、検査を受けることが可能です。準備段階から検査終了まで、患者さんのご希望に沿ったパーソナライズした検査を実践しています。
自由診療費用の目安
自由診療とは内視鏡検査/胃:1万5000円、大腸:2万円

