気になる変化は早めに相談を
成長期の特徴を生かした小児矯正
志賀本通たくみ歯科・矯正歯科
(名古屋市北区/志賀本通駅)
最終更新日:2025/12/15
- 自由診療
子どもの歯並びについて「このまま様子を見て良いのか」「早めに相談すべきか」と迷う保護者は多いだろう。生え替わりの乱れも、それが成長に伴うよくある変化なのか、矯正が必要な状態なのかを見極めるのは難しい。こうした悩みに対し「志賀本通たくみ歯科・矯正歯科」の内匠悟院長は「小児矯正は、土台を整えるために成長期ならではの柔軟さを生かせる点が大きな特徴です」と語る。矯正において顎の幅や噛み合わせのバランスに着目し、将来の負担を減らすためのアプローチを重視するほか、虫歯予防や日々のケアまで総合的に診られる同院では、矯正中の異変にも気づきやすいのだとか。「お子さんが無理なく続けられる方法を一緒に探すことが大切です」と語る内匠院長に、早期に知っておきたい小児矯正の基礎知識や始める際のポイントを教えてもらった。
(取材日2025年11月20日)
目次
土台づくりから日々のケアまで成長に寄り添った小児矯正、長く支えるために変化に気づきやすい体制を整備
- Q小児矯正のメリットについて教えてください。
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A
▲気になることはなんでもご相談くださいと話す内匠院長
大きな利点は、歯を抜くリスクを下げることが期待できる点です。歯のスペースを確保するため顎の成長を利用するので、将来的に成人矯正に移行しても、大人の歯を抜かずに矯正できる可能性が高まります。また骨格のずれにも対応できます。例えば下顎が前に出ている場合や、上顎の成長が不足している、あるいは大きすぎるケースでも、成長期であれば成長の促進や抑制によって改善をめざせます。これは大人では難しく、場合によっては全身麻酔による手術が必要です。将来的な大きな介入を避けることが見込める点でも小児矯正には価値があります。
- Qいつから始めるべきなのでしょうか?
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A
▲矯正方法を総合的に判断するため、丁寧な診断を行う
6歳から12歳頃が適齢期です。矯正装置を一定期間使うには、年齢相応の理解力や我慢強さが必要で、4〜5歳では難しいことが多く装置を嫌がる場合があります。一般的には下の前歯4本が生えそろう6歳前後が一つの目安ですが、装置をお口に入れることが受け入れられるかどうかも、大切な目安となります。また、この時期であれば成長を利用して骨格にアプローチでき、将来の負担を減らすことが期待できる点でも小児矯正には意味があります。ただし、4〜5歳でもマウスピース型の簡易な装置を使えることはあります。また、一般的な矯正とは性質が異なりますが、口腔筋機能療法などのトレーニングであれば4歳頃から始められる場合もあります。
- Q矯正方法には、どんな種類があるのですか?
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A
▲取り外し式の装置やマウスピース型装置など矯正方法が充実
顎の成長と、歯そのもの、それぞれに働きかける方法があります。大人の矯正が今あるスペースに歯を並べるための方法だとすれば、小児矯正はそのスペース自体を整えるためのものといえます。よく用いるのは取り外し式の装置で、顎の幅を広げたり上下の成長バランスを整えたりするための床矯正が代表的です。また、咬合誘導の際に使うやわらかい素材のマウスピース型装置は幼いお子さんでも始めやすいです。舌の使い方や飲み込み方などを整え矯正をしやすくするために、口腔筋機能療法(MFT)を併用することもできます。どの方法を選ぶかは、骨格・歯並びの原因・年齢・生活習慣などを踏まえて総合的に判断します。まずは丁寧な診断が重要です。
- Q矯正にかかる期間などについて教えてください。
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A
▲矯正後も定期的に経過を確認、安心して矯正を行える体制を整える
小児矯正は原則12歳頃までが適応です。12歳を過ぎると骨格的な改善が難しくなるため、状況によっては成人矯正をご案内することもあります。矯正後も定期的に経過を確認し、顎の変化を含め噛み合わせが安定しているかをチェックします。メンテナンスは保険診療で行えるため負担は大きくありません。小児矯正は土台を整えるためのものなので、細かな並びまで整えるには成人矯正が必要となる場合もあります。必要に応じてご提案しますが、実施はご本人の希望によります。当院では小児矯正の装置代の中に装置の作り直しの費用が含まれています。そのため、成長に合わせて装置を作り直した際も追加費用はかかりません。
- Qこちらのクリニックの特徴を教えてください。
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A
▲幅広く総合的に診ながら矯正を進められることが大きな強み
矯正だけでなく一般歯科、予防歯科まで幅広く対応できる点です。矯正専門ではないからこそ、お口全体を総合的に診ながら矯正を進められることが大きな強みだと考えています。まず、虫歯や歯肉の状態を整えるため、丁寧なブラッシング指導や生活習慣の改善からしっかりサポートします。装置が入ってからは、虫歯や歯茎の炎症を防ぐための使い方やケア方法についても細かく説明します。矯正中に虫歯などが見つかった場合も院内で対応でき、変化にも気づきやすいため矯正を途切れさせずに進められます。お子さんのお口の健康を守りながら、矯正を安心して続けていただける体制を整えていることが、当院ならではの特徴だと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは精密検査料/3万3000円、小児矯正(マウスピース型装置を用いた咬合誘導・床矯正・ワイヤー矯正・マウスピース型装置を用いた矯正)/11~55万円、成人矯正(マウスピース型装置を用いた矯正・ワイヤー矯正)/77~88万円、調整料/1回4400円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

