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高橋 孝輔 院長の独自取材記事

よこね町内科呼吸器科クリニック

(大府市/大府駅)

最終更新日:2025/12/04

高橋孝輔院長 よこね町内科呼吸器科クリニック main

国道366号沿いに2025年10月に開業した「よこね町内科呼吸器科クリニック」。22台分の駐車場を確保しており、目を引くクリニック名の看板と肺のマークが目印。高橋孝輔院長は名古屋大学卒業後、地域の基幹病院の呼吸器内科で、日本呼吸器学会呼吸器専門医として診療にあたってきた。大府市には呼吸器疾患を定期的に診療できる医療機関が少なく、先輩医師たちが地域医療に貢献する姿を見て「自分も長く住んでいる地域に貢献したい」と開業を決意。天窓から陽光が差し込む明るく温かい院内で、即日CT検査が可能な体制を整え、呼吸器疾患に限らず幅広い世代の健康を支えている。「なんでも相談しやすい雰囲気づくりを心がけています」と穏やかに話す高橋院長に、地域医療への思いや診療の特徴について聞いた。

(取材日2025年11月12日)

地域の呼吸器医療を支える新たな拠点として

こちらで開業に至った経緯をお聞かせください。

高橋孝輔院長 よこね町内科呼吸器科クリニック1

この地域に呼吸器内科を扱うクリニックが少ないというのが一番の理由ですね。大きな病院では呼吸器内科を診療していますが、待ち時間が長かったり、遠方だったりと、患者さんの負担が大きいんです。以前は開業医になろうと考えてはいなかったのですが、私の先輩医師たちが定年後に地域医療に貢献する姿を多く目にするようになりました。そこで「定年まで待たずとも、今からでも地域に貢献できるのではないか」と考えるようになったんです。自宅から通える範囲で土地を探し、国道沿いなら多くの方に認知していただけると思い、ここに決めました。開業してまだ1ヵ月ですが、「オープンするのを待っていました」とおっしゃってくださる方もいて、地域のニーズを実感しています。

医師を志したきっかけと、呼吸器内科を専門に選んだ理由は?

人の役に立つ仕事がしたいという思いから医学部をめざしました。電車などで「お医者さんいらっしゃいませんか?」という時に、何もできないより、少しでも力になれたらという思いもありました。呼吸器内科を選んだのは、一つは性格的に向いているなと思ったからです。時間との闘いが求められるような診療科より、一つ一つ丁寧に細かく診ていくのが得意だったんです。それに、呼吸器内科は診る内容がすごく幅広く、肺だけでなく全身を診ないといけません。肺が悪い方は心臓や腎臓も問題がある場合が多いですし、肺が悪くなる原因は、感染症、アレルギー、免疫疾患、腫瘍など、本当に多岐にわたります。肺疾患と一言でいっても、さまざまな病態があることが興味深く、しっかりと経験を積めば全身を診られるようになると考えました。

クリニックの環境づくりで特にこだわった点は何でしょう。

高橋孝輔院長 よこね町内科呼吸器科クリニック2

明るく温かい雰囲気にしたくて、設計者にできるだけ窓を多くしてほしいとお願いしました。待合室も一面大きな窓ですし、特に中待合に設けた天窓は自分でもかなり気に入っています。晴れた日は本当に明るく、日の光の温かさで気持ちも前向きになれると思います。明るい温かい雰囲気にして、気軽に来ていただけるクリニックにしたいです。感染症対策にも力を入れました。発熱患者さん専用の待機室を設け、入り口からすぐ待合室と動線を分けて、待機室には高性能な換気扇をつけています。窓も多いので換気もしっかりできます。必要に応じて迅速に原因を特定できるよう、CTを使った画像検査や呼吸器専門の検査機器もそろえています。

即日検査で不安を最小限に、専門性を生かした診療

即日CT検査体制について教えてください。

高橋孝輔院長 よこね町内科呼吸器科クリニック3

健診で胸に影があると言われた場合、病院ですと初診、次にCT検査、さらに結果説明と3回の受診で1ヵ月近くかかることもあります。その間、患者さんは不安を抱えたまま過ごさなければなりません。当院では来院されたその日にCT撮影を行い、その場で結果説明から今後の方針決定まで行います。開業するなら絶対に導入したいと思って、実際すでにCT検査で来院くださった方もいます。エックス線検査だと骨や血管の重なり、体の向き、息の吸い方でも影のように見えることもありますが、CTなら異常なしと確定できることも多く「何もなかったですね、良かったですね」と、その日のうちに安心して帰っていただけます。また、必要があればその日のうちに紹介状の手配まで行って、早期発見・早期治療につなげています。

どのような症状で来院される方が多いのでしょうか?

咳で来院される方が多いです。開業してみて、喘息の方がこんなに多いんだという驚きがありました。長引く咳で受診された場合、かなりの割合で喘息が見つかります。「毎年この季節になると咳が出る」という方が、実は何年も喘息を見逃されていたケースも。大人の喘息は気づかれにくく、咳止めの対症療法でしのいでいる方が多いんです。当院では喘息診断のための専門的な検査機器をそろえており、呼気一酸化窒素濃度測定などで診断を行います。喘息は適切に治療すれば症状をコントロールできる病気です。しかし、喘息の状態が長く続いていると悪い状態で固まってしまって薬が作用しにくくなることもあるので注意してください。「ただの風邪かも」と思っても、ヒューヒューと呼吸音がする、2週間以上咳が続くという場合は一度受診していただきたいですね。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患や一般的な内科診療にも取り組まれていると聞いています。

高橋孝輔院長 よこね町内科呼吸器科クリニック4

ええ。COPDの早期発見にも力を入れています。診断されていないCOPD患者は日本には500万人ともいわれているのですが、多くの方が「年のせい」と諦めているんです。階段や坂道で同世代より息切れする方は、一度検査を受けてください。肺機能検査で肺年齢が実年齢より高く出ることもあります。完治が難しい病気ですが、気管支拡張薬を用いることで、症状の緩和を図ることはできます。喫煙している方は禁煙することも重要です。あと、当院では睡眠時無呼吸症候群の検査・治療も行っており、CPAPの導入・管理にも対応しています。もちろん一般内科として、高血圧症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病も診療しています。呼吸器疾患の方は複数の病気を持っていることが多いので、全身を総合的に診ることが大切。長年基幹病院で培った経験を生かして、幅広い疾患に対応しています。

患者に寄り添い、地域とともに歩むクリニックへ

診療で特に心がけていることは何ですか?

高橋孝輔院長 よこね町内科呼吸器科クリニック5

一番大切にしているのは質問しやすい雰囲気づくりです。勤務医時代もそこは意識していたので、患者さんから「実はほかの先生には言えなかったけど……」と相談されることもありました。検査結果もできるだけわかりやすく説明するよう心がけています。理解してもらうことがより適切な治療につながりますからね。薬を処方する際も、正しい飲み方を薬局と連携してお伝えしています。すべてを治せるわけではありませんが、少しでも症状を楽にするのは大事なことです。呼吸器内科医として、息苦しさを和らげるためのさまざまな方法がありますので、治らない病気であっても生活の質を改善できるよう努めています。患者さんの中には、何年も前から同じ症状で悩んでいるという方も多くいらっしゃいますが、ぜひ遠慮なく相談してほしいですね。

スタッフさんとの連携についてはいかがですか?

スタッフが本当に意欲的に取り組んでくれているので、とても助かっています。開業して1ヵ月で、まだ慣れない部分もありますが、皆で協力しながら良いクリニックをつくろうという雰囲気があります。患者さんは、私と話す時間よりも、スタッフと接する時間のほうが長いと思いますから、明るく応対してくれているのは非常にありがたいですね。薬局との連携も重要で、薬の使い方の再確認や飲み合わせのチェックなど、きめ細かくフォローしていただいています。

地域の方々へのメッセージをお願いします。

高橋孝輔院長 よこね町内科呼吸器科クリニック6

咳や息苦しさは放置しがちな症状ですが、原因を突き止めて治療できれば、改善が見込めることもあります。もちろん、呼吸器疾患に限らず、風邪や生活習慣病など幅広く診察しています。風邪で受診した時などに前から気になっていたことを相談してもらえればありがたいです。小学生のお子さんも多く来てくださって、小さな子がこんなに来てくれると思わなかったのですが、子どもからご高齢の方まで多世代の方と接することができて、とても楽しいです。元気に帰っていく姿を見ると、やっぱりうれしいですね。地域に愛されるクリニックをめざし、10年以上住んでいる大府の地域医療に貢献していきたいと思っています。何か気になることがあれば、気軽にご相談ください。

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