荒井 健次 院長の独自取材記事
北荻窪デンタルクリニック
(杉並区/井荻駅)
最終更新日:2026/02/10
荻窪駅からバスに乗り、「総合荻窪病院前」停留所から徒歩2分。若いファミリーから高齢者まで幅広い世代が暮らす住宅街に「北荻窪デンタルクリニック」はある。院長の荒井健次先生は歯周病について専門的に研鑽を積み、2025年10月に開業。白とベージュを基調とした温かみのある院内には、キッズスペースやオムツ交換台を備え、子連れでも安心して通える環境を整えた。「患者さん一人ひとりというよりも、家族として診ていきたい」と穏やかに語る荒井院長は、口腔内スキャナーを活用した視覚的な説明や予防重視のセルフケア指導に力を入れる。気軽に顔を出せるかかりつけ医をめざす荒井院長に、地域に根差した診療への思いを聞いた。
(取材日2026年1月14日)
家族として長く付き合える、かかりつけ歯科医院
まずは開業のきっかけや、この場所を選んだ理由を教えてください。

以前この場所で歯科医院を営まれていた先生が辞められて、物件が売りに出ていたことがきっかけでした。内装はほぼそのまま引き継ぎ、治療機器はすべて新しく導入して2025年10月に開業しました。この立地を選んだ理由は、JR中央・総武線と西武新宿線の両方からアクセスしやすく、周辺に若いファミリー層が多く住む住宅街だったからです。都心のビジネス街ではなく、子どもからお年寄りまで幅広い世代が暮らす地域で、家族ぐるみで通っていただけるようなかかりつけ医になりたいと考えていました。近くには保育園も多く、お子さんを連れたご家族が気軽に足を運べる環境が整っていることも大きな決め手でしたね。この場所がというよりも、そういった立地条件が自分のやりたい診療にマッチすると感じられたことが開業に踏み出すきっかけになりました。
これまで、どのような経験を積んでこられたのでしょうか。
日本歯科大学を卒業後、大学病院での臨床研修を経て、立川市や多摩市など東京都の歯科医院に勤務しました。特に大きな学びとなったのは、歯周病を専門とする先生のもとで働いた経験です。そこで歯周病治療の基礎から実践まで徹底的に教えていただき、今の診療の土台ができました。開業については、「積み上げてきた学びと経験を、いずれ自分なりに患者さんに提供していきたい」という想いをずっと持っていたので、視野に入れていました。早く開業すればそれだけ患者さんを長く診続けることができますし、長いお付き合いができると考えたからです。開業してからも学ぶことは多いですし、今のうちにさまざまなことに挑戦しながら、自分の理想とする歯科医院に近づけていきたいと考えています。
実際に診療を始められて、患者層はいかがですか?

幅広い年代の方にお越しいただいていますが、当初想定していたよりもご高齢の方が多い印象です。以前ここにあった歯科医院に通われていた方で、閉院してからは駅前の歯科医院まで足を運んでいた方がいて、「思ったよりも大変だったから、近くに新しくできて助かった」と仰ってくださることもあります。住宅街という立地柄、皆さん徒歩や自転車で来られる近隣の方がほとんどですね。私がめざしているのは、患者さん一人ひとりというよりも、ご家族として診ていけるようなかかりつけ医です。お子さんから親御さん、さらにはおじいちゃんおばあちゃんまで、家族みんなで通っていただける歯科医院でありたいと思っています。世代を超えて長くお付き合いできる関係を築いていくことが、この地域で開業した意味だと感じています。
予防を重視し、視覚的な説明で理解を深める
診療で特に力を入れていることを教えてください。

歯周病の予防とセルフケアの指導に力を入れています。診療を始めてから強く感じたのは、正しい歯磨きの仕方やセルフケアの方法を知らない方が意外と多いということでした。大人になってから歯周病を治療するのももちろん大切ですが、そうなる前の予防がもっと重要だと考えています。お子さんのうちから、将来歯周病にならないための歯ブラシの使い方やケアの方法をしっかりお伝えし、親御さんにも一緒に来ていただくことで、家族ぐるみで予防への意識を高めてもらえたらと思っています。こうした指導は歯科衛生士が中心となって担当していますが、私自身も積極的にお話しするようにしています。治療だけでなく予防を大切にする姿勢が、この住宅街で家族を診ていくという方針とつながっていると実感しています。
患者さんへの説明で工夫していることはありますか?
視覚的にわかりやすくお伝えすることを心がけています。初診時にはパノラマ撮影に加えてCTも撮影し、エックス線だけではわからない細かい部分まで画像を見ながらご説明します。そうすることで、自分の口腔内にもより興味を持ってくださると考えています。さらに口腔内スキャナーを使って3Dで口の中を撮影すると、歯並びや状態をよりリアルに把握していただけます。これまで歯やセルフケアについて詳しく教わる機会がなかったという方がほとんどですが、今まで知らなかったというだけで、こちらから丁寧にお伝えすることで実践していただけているのではないかと考えています。治療方針についても、私の考える最善の選択肢を提示しながら、患者さんのライフスタイルに合わせた方法を一緒に探していくようにしています。
お子さんの診療で大切にしていることを教えてください。

お子さんにとって歯科医院はそもそも怖い場所ですから、まずはコミュニケーションを取って仲良くなることを大切にしています。いきなり治療を始めるのではなく、お子さんの緊張をほぐしながら信頼関係を築いていくことで、「また来たい」と思ってもらえるような環境づくりを心がけています。もちろん痛みを極力与えないよう配慮することも欠かせません。矯正についても、大人向けのマウスピース型装置だけでなく、小学生くらいのお子さんには口腔環境を整えるための口腔内装置も用意しています。お子さんの成長に合わせて選択肢を提案できる体制を整えていますので、歯並びや噛み合わせが気になる場合もお気軽にご相談いただければと思います。
治療する場所より「気軽に顔を出せる場所」でありたい
院内の設備や雰囲気について教えてください。

院内は白とベージュを基調とした温かみのある雰囲気に仕上げています。以前の歯科医院は緑がコンセプトカラーだったのですが、受付の壁の縦線をブラウンに変え、ユニットの色も合わせて調整することで、よりやわらかい印象になるよう工夫しました。お子さん連れの方も多いので、キッズスペースにはぬいぐるみなどを新たに設置し、トイレにはおむつ交換台も備えました。親御さんが治療を受けている間、スタッフがお子さんと一緒に遊んで待っていることもありますね。スタッフには私の考えを理解してもらっていて、患者さんと気さくにおしゃべりしたり、お子さんの相手をしたりと、クリニック全体で親しみやすい雰囲気づくりを大切にしています。緊張せずにリラックスして過ごしていただける空間をめざしています。
今後の展望についてお聞かせください。
今後はインプラント治療にも取り組んでいきたいと考えています。ただ、いろいろな治療ができることも大切ですが、やはり一番多いのは虫歯や歯周病の治療ですから、そうした基本的な診療の精度を一つ一つ上げていくことが最も重要だと思っています。派手な治療よりも日々の診療を丁寧に積み重ねることで、患者さんとの信頼関係を築いていきたいですね。開業してまだ間もないですが、これから長い時間をかけて地域に根差した歯科医院に育てていくつもりです。
最後に、地域の皆さんへメッセージをお願いします。

歯科医院というと構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、当院はかしこまった感じではなくフレンドリーな雰囲気で患者さんと接していきたいと考えています。家族みんなで通いやすい歯科医院でありたいですし、スタッフも同じ思いで日々患者さんに向き合っています。これまでの「治療しに行く場所」という歯科医院のイメージを超えて、何もなくても気軽に顔を出していただけるような場所になれたらうれしいですね。ですので、歯のことで気になることがあれば、治療の必要がなくても遠慮なくいらしてください。お子さんからご高齢の方まで、この地域にお住まいの皆さんのお口の健康を長くサポートしていけるよう、一人ひとりに寄り添った診療を続けていきます。ご家族皆さんでお待ちしております。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた成人矯正/55万円~、子どもの口腔環境を整えるための口腔内装置/5万5000円~

