塩味 達也 院長、塩味 由紀 副院長の独自取材記事
湘南ジンベエ皮膚科
(藤沢市/湘南台駅)
最終更新日:2026/02/13
2025年10月、湘南台駅から徒歩1分の医療モールに開業した「湘南ジンベエ皮膚科」。一般皮膚科、小児皮膚科、美容皮膚科を取り扱い、爪や髪のトラブル、日帰り小手術、レーザー治療などに幅広く対応している。クリニック名や青色を取り入れた爽やかな内装は、塩味達也院長と塩味由紀副院長の夫婦ともに海とジンベエザメをこよなく愛していることに由来する。2人は総合病院や大学病院で研鑽を積んだ日本皮膚科学会皮膚科専門医。特に達也院長はがんセンターで勤務経験があり、皮膚がんの鑑別を得意とする。相手を尊重する姿が印象的な2人に、診療にかける思いなどについて詳しく聞いた。
(取材日2026年1月7日)
皮膚の悩みに幅広く対応、小児皮膚科に特に注力
どのような患者さんが多くいらっしゃいますか?

【達也院長】一般皮膚科、小児皮膚科、美容皮膚科を主軸に、アレルギー診療、紫外線療法、日帰り小手術などを扱っています。患者さんは0歳から50代くらいまでが多いです。お子さんであれば乳児湿疹や乾燥肌、よだれやおむつによるかぶれなどのご相談が目立ちます。あざやほくろを心配する親御さんも少なくありません。10~20代はニキビ、それ以降はアトピー性皮膚炎や帯状疱疹、爪や毛髪のトラブルなどさまざまです。
設計や内装のこだわりをお聞かせください。
【達也院長】院内設計は患者さんの動線を第一に考え、スムーズに移動しやすい造りになっています。また、医師が2つの診察室を交互に行き来できるスタイルを採用。診察が終われば、隣に移動するだけで即座に次の診察を開始できるので、患者さんの待ち時間の短縮につながるでしょう。美容皮膚科の患者さんのために、メイク直しなどができるスペースも確保しています。
【由紀副院長】内装は海のイメージにこだわりました。夫婦ともに海が好きなので、明るい木目に白を基調として、アクセントにテーマカラーのブルーを配しています。受付側面の広い壁は、ゆるやかなカーブを描いた大きな波をイメージして奥行きを出し、圧迫感を抑えています。時々「うわぁ、海みたい」というお子さんの声が聞こえてくることも。少しでも緊張がほぐれてくれるとうれしいです。小児皮膚科にも力を入れているので、キッズスペースを設置し、ブロックや絵本なども用意しました。
由紀先生は、塗り薬を嫌がるお子さん向けに絵本を製作したと伺いました。

【由紀副院長】そうなんです。皮膚科専門医としてお子さんとご家族に向き合う中で「子どもが塗り薬を嫌がる」という親御さんの悩みに直面してきました。どうしたら少しでも楽に塗れるだろう……と考える中で、子ども自身が塗りたいと思えるきっかけがあればと思い、絵本作りに挑戦したのです。私たちも子どもが3人おりますが、やはり「塗りたくない」と言われ困った経験があったことも大きかったですね。絵本を通じて、お子さん自身が「薬を塗るのも良いな」と思えるきっかけになればうれしいです。そして「塗らないと」と焦る親御さんの気持ちが少しでも軽くなり、「塗り薬タイム」が親子の温かい時間になりますように、という願いも込めています。本文はもちろん、絵も私が描いているんですよ。
こまめに声かけをしながら、子どもに優しい診療を提供
診療ではどのようなことを大切にしていらっしゃいますか?

【達也院長】「この症状には、この治療を」と押しつけるのではなく、仕事の予定や経済的な問題などを考慮して、いくつかの選択肢を提示するようにしています。その方に合ったオーダーメイドの治療方針を立てたいと考えています。
【由紀副院長】多くの患者さんは不安を抱えて来院されるので、少しでも心が軽くなるように患者さんのお話を時間をかけて伺い、丁寧に説明することを大切にしています。ニキビや帯状疱疹など、よく見られる症状の説明や薬の塗り方などは私が資料を作っているので、お持ち帰りできます。また、治療の見通しをお話しすることも意識しています。「今回の薬が合わなければ、別の薬がありますよ」「この症状が強かったら、大きい病院を紹介しますね」といった先々の大まかな流れがわかると、安心できるのではないでしょうか。
お子さんや親御さんへどのような配慮をされていますか?
【達也院長】お子さんは何をされるかわからないのが怖いという気持ちが強いはずです。拡大鏡を見せながら「虫眼鏡で見せてね」「光をつけるからまぶしくなるよ」など声かけを意識しています。お子さんと直接話をしてコミュニケーションを取り、親御さんの不安が強い場合は、親御さんからも伺い、最後に「質問はありますか?」と問いかけています。
【由紀副院長】お子さんには、いきなり症状の話から入らないようにして、好きなおもちゃやキャラクターの話などでリラックスしてもらってから治療に入るようにしています。また、お薬をお出しする際には、チューブタイプのままだと親御さんが何度も絞り出す手間がかかるため、カップに移し替えて使えるようにするなど、日常で無理なく続けられる工夫も大切にしています。薬や保湿剤をご提案する際は、効果だけでなく、生活の流れになじみ、使いやすい形で自然に取り入れられることも見据えてお伝えしています。
連携体制やスタッフさんの雰囲気はいかがでしょうか?

【達也院長】夫婦なので連携が良く、意見交換しやすいのが一番のメリットです。何か困った時に相談できる相手がすぐ近くにいる安心感があり、適切なアドバイスをくれるという信頼感も大きいです。医師2人が安定していれば、患者さんの安心感にもつながるのではないでしょうか。
【由紀副院長】優秀なスタッフがそろっているので、連携はスムーズです。私がスタッフにお願いしているのは、患者さんの様子をきちんと観察し、最大限の配慮をしてほしいということ。荷物の多い親御さんにはドアを開けたり、お子さんのケガに気をつけたりなど、スタッフ全員が、患者さんとご家族が気持ち良く過ごせることを重視しています。
「ジンベエさん行こうか」と、気軽に足を運んでほしい
開業の経緯を教えてください。

【達也院長】父が開業医だったので、医師をめざす段階から将来的には開業することが頭の片隅にありました。結婚して妻が開業に前向きだったことも、後押しになったと思います。通院に便利な場所にこだわり、駅から近い物件を探していたところ、湘南台駅から徒歩1分のこちらの物件と巡り合いました。
【由紀副院長】湘南台は、学生やファミリー層が多い町です。小児皮膚科や美容皮膚科を展開する中で、患者層がマッチすることも決め手となりました。
お二人とも、大学病院や総合病院で多くの経験を積んでいらっしゃいます。
【達也院長】これまで重篤な患者さんを含め、幅広い疾患の診療を経験してきました。多くの症例に向き合う中で得た学びを生かし、素早く診断し、適切な治療へと導く判断を大切にしています。大きな病院へ紹介すべきかどうかの見極めも、その経験が支えになっています。また「静岡県立静岡がんセンター」での1年間では、皮膚がんの診療を通じて、診療姿勢や患者さんとの向き合い方、手術に至るまで多くを学ぶ機会となりました。そこで得た知見をもとに、現在の診療でも一人ひとりの状態を丁寧に見極めて判断しています。
【由紀副院長】私も、患者さんへの説明の仕方から手術の執刀まで、幅広く勉強させていただきました。皮膚科は診断学なので、どのように診断をつけていくのか、どういう場合に疾患を疑うのかなどを、丁寧に学べたと思います。診断、検査、治療などの勉強会にも積極的に参加しており、すべてのことが現在の診療に生かされています。
今後、どのようなクリニックにしていきたいですか?

【達也院長】赤ちゃんから高齢者まで全年齢層を対象に、気軽に足を運んでいただけるクリニックをめざしています。「こんな小さな悩みで良いの?」という声を聞くことがありますが、小さな不安を解消して安心して帰ってください。クリニック名を「ジンベエ」にしたのは、私たちがジンベエザメを大好きなことと、地域の方々に親しまれるクリニックになりたかったからです。「ジンベエさん行こうか」と、気軽に思い出していただける存在になれたらうれしいです。
【由紀副院長】医師が男女それぞれ常駐しているので、デリケートゾーンのお悩みで同性の医師に担当してほしいというニーズにもお応えできます。IPLやCO2レーザー治療にも対応しているので、お悩みの際はお気軽にご相談ください。この地域で、末永く医療貢献するつもりです。皆さんを、心からお待ちしています。
自由診療費用の目安
自由診療とはIPL全顔/2万2000円、CO2レーザー治療/8800円~、ボツリヌストキシン製剤注射/(目尻、眉間)2万2000円~、AGA(男性型脱毛症)治療/4400円~

