頻尿・尿漏れ・排尿時の痛み
「おしっこ」の悩みは泌尿器科へ
悠クリニック
(富士見市/鶴瀬駅)
最終更新日:2026/02/04
- 保険診療
40歳を過ぎると「おしっこ」の悩みを抱える人が増えてくる。トイレの回数が増えたり、我慢できなくなったりと、そんな時に頼れる先が泌尿器科。例えば「頻尿」だけ見ても、過活動膀胱、膀胱炎、前立腺肥大症、前立腺がんや膀胱がんなど、症状を引き起こす病気はいくつも考えられるため、一刻も早い受診が望ましい。さらに「悠クリニック」の新井悠一院長によると、腰の痛みや、倦怠感や疲労感といった症状の中にも、泌尿器科で解決が見込めるケースがあるそうだ。「おしっこのお困り事があれば、気軽に泌尿器科を利用してほしいです」と穏やかに語る新井院長に、泌尿器科で多く診られる症状などについて教えてもらった。
(取材日2026年1月15日)
目次
頻尿や尿漏れは泌尿器からのサイン。泌尿器の病気に伴う腰痛や男性更年期障害にも対応
- Q泌尿器科ではどのような病気を診てもらえるのでしょうか?
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A
▲頻尿や尿漏れ、排尿時の痛みなど、排尿に関する幅広い悩みを診療
泌尿器科は、腎臓・尿管・膀胱・前立腺・精巣の病気を主に扱う診療科です。頻尿や尿漏れ、排尿時の痛み、血尿、排尿困難といった「おしっこ」のお悩みで受診される方が多いですね。そのほか、腰の痛みの裏に尿路結石や腎臓の病気が潜んでいたり、集中力の衰えや勃起不全(ED)が男性更年期から生じている場合もあり、これらも泌尿器科の範囲です。淋菌感染症やクラミジア感染症などの性感染症も泌尿器科で診ています。当院では、老若男女問わず症状に合わせて検査・治療に対応していますので、しばらく続く痛みやかゆみなどの違和感がありましたら、受診をお勧めします。
- Q頻尿や尿漏れの検査や治療について教えてください。
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A
▲過活動膀胱は、適切な検査と診断が大切
まずは超音波検査で、膀胱の状態や残尿量、前立腺の大きさなどを確認します。頻尿や尿漏れを訴える方によく見られるのが「過活動膀胱」と「前立腺肥大症」です。過活動膀胱は、尿があまりたまっていないのに尿意を感じたり、我慢できずに漏れてしまう状態を指します。ただし、膀胱炎などの感染症でも同じような症状が起こるため、尿検査で感染の有無を確認します。頻尿を放置すると症状が悪化してしまったり、まれに膀胱がんなどの病気が隠れていることもありますので、注意が必要です。もし過活動膀胱と診断した場合には、薬の処方に加え、水分摂取の見直し、生活指導、骨盤底筋を鍛える体操などを組み合わせて治療を進めていきます。
- Q前立腺肥大症についても詳しく教えてください。
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A
▲内視鏡検査などを用いて膀胱や尿道の状態を詳しく確認
男性の膀胱の隣にある前立腺が大きくなった状態が「前立腺肥大症」で、特に50歳以上の男性ならば誰にでも起こり得る病気です。大きくなった前立腺が膀胱に刺激を与えたり尿道を押しつぶして、頻尿や尿閉の原因となったりすることがあります。超音波検査などで前立腺肥大症と診断した場合、飲水や飲酒の制限、また椅子の選び方などの生活指導、必要に応じて薬を処方します。前立腺の病気というと「前立腺がん」が思い浮かぶ方も多いでしょう。前立腺肥大症と前立腺がんに因果関係はありませんが、どちらも50歳を過ぎるとリスクが高まる病気です。そのため泌尿器科では、前立腺肥大症と併せて前立腺がんの検査も行います。
- Q男性の更年期障害はなぜ起こるのですか?
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A
▲検査を通して原因を見極め、適切な治療につなげる
精巣で作られる男性ホルモンの分泌が加齢によって減ってしまうためで、40~50代以降の方に多く見られます。倦怠感や疲労感など症状がぼんやりとしていることも多く、なかなかそれが「更年期障害」や「泌尿器科」とは結びつきにくいかもしれませんね。当院では泌尿器科と内科どちらにも対応しているので、内科の問題だと思って受診された場合でも、検査で更年期障害だとわかった際には泌尿器科のほうで診療を継続することが可能です。また一般的に、40~50代は生活習慣病のリスクの上がる年代で、排尿の悩みで受診してみたら糖尿病でもあったというケースも多々あります。どちらも生活習慣の見直しや薬で改善を図ることが可能です。
- Q泌尿器科の病気も早期発見が重要なんですね。
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A
▲頻尿の原因はさまざま。症状の背景にある病気の見極めが大切
例えば「頻尿」だけ見ても、過活動膀胱、膀胱炎、前立腺肥大症、前立腺がんや膀胱がんなど、その症状を引き起こす病気はいくつもあります。前立腺肥大症は頻尿・尿閉のどちらの原因にもなり得ますね。排尿時に痛みを感じるようならば炎症が疑われますし、性感染症はご自身が苦しむばかりか、早急に治療をしないとパートナーも感染してしまいます。膀胱炎や性感染症に年齢は関係ありません。少しでも思いあたることがあれば早めにいらしてください。さらに注意すべきは血尿で、これはがんが疑われるような泌尿器からの重大なサインです。一度でも生じたらすぐに泌尿器科を受診して、膀胱鏡などの検査を受けましょう。

