全国のドクター14,201人の想いを取材
クリニック・病院 156,462件の情報を掲載(2026年2月17日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 広島県
  3. 東広島市
  4. 西条駅
  5. うららデンタルクリニック
  6. 上杉 麗 院長

上杉 麗 院長の独自取材記事

うららデンタルクリニック

(東広島市/西条駅)

最終更新日:2025/12/18

上杉麗院長 うららデンタルクリニック main

東広島市「うららデンタルクリニック」で院長を務めるのは、広島市出身で3児の母でもある上杉麗(うえすぎ・うらら)先生。旧・にしはら歯科を経営していた歯科医師の急逝により患者が困っているという状況を聞き、その跡地に開業をすることを決めたという。特に小児歯科と予防歯科に注力し、小さな子どもから高齢者まで幅広い年代の患者の診療にあたっている。院内はカフェを思わせる明るい雰囲気が漂う。温かく迎えてくれるスタッフは全員女性。優しい語り口とまなざしが印象的な上杉院長に、開業までの経緯や誰もが怖がらない場所をめざした同院の特徴などを教えてもらった。

(取材日2025年11月17日)

赤ちゃんから高齢者まで気兼ねなく通える歯科医院に

ご経歴と開業の経緯を教えてください。

上杉麗院長 うららデンタルクリニック1

祖父と父が歯科医師で、小さい頃から祖父が働く姿を近くで見て育ったので、自然と「歯科医師になろう」と思うようになったんです。私自身、広島で生まれ育ち、先輩の影響もあって松本歯科大学へ進学し、卒業後は長野の歯科クリニックに勤め、結婚・出産も経験しました。主に一般歯科を担当していたのですが、治療が難しい小児の患者さんを他の医療機関へ紹介することも結構あったので、「開業するなら自分のところで責任を持って診たい」という想いを強く持っていました。そして、ここで歯科医院をされていた西原泰先生が急逝され、患者さんの行き場がなく困っていると歯科医師会に入られている先生から声がかかり、西原先生の奥さまと私の母に親交があったというご縁もあり、ここで開業することに決めました。西原先生は予防歯科に注力されていたのですが、当院の開業にあたり、元スタッフの歯科衛生士も戻ってきてくれたんです。

先代のスタッフさんが駆けつけてくれるとは、それは心強いですね。

そうなんです。患者さんの口の中の状態を長年把握しているスタッフが継続してくれるのは大きな安心につながりますし、私自身も背景を共有してもらえるので、とても助かっています。患者さんの層も小さなお子さんからご高齢の方まで幅広く、新しい患者さんも増えており、本当にありがたいです。スタッフはベテランのママさんが多く、赤ちゃんが泣いてもまったく問題ありません。全員女性なのは自然とそうなったのですが、明るさや安心感を大切にし、患者さんが怖いと感じないよう、笑顔で温かい雰囲気づくりを心がけています。

開業するにあたり、こだわったことなどはありますか?

上杉麗院長 うららデンタルクリニック2

西原先生が今年の1月に急逝され、患者さんたちが行き場を失い困っていると話が来たのが7〜8月頃です。開業を決めてから、内装・外装の全面工事から機器の導入までほぼ1ヵ月半で準備を進め、10月に開業しました。内装は、医療機関らしい緊張感をできるだけなくしたかったので、白を基調にすることで清潔感を保ち、やわらかさを大切に、カフェのように入りやすい雰囲気にしました。歯科医院に怖いイメージを持つ方も多いと思うので、明るくて安心できるような空間にしたかったんです。バリアフリーも物理的な意味だけでなく、精神的な面も意識しています。私自身が子育て中の通院で苦労した経験から、治療台の横にベビーベッドを設置し、赤ちゃん連れでも気兼ねなく受診できる環境にしました。トイレにおむつ替え台を用意し、ご高齢の方の段差対策にも配慮しました。小さなお子さんからご高齢の方まで、誰もが不自由なく来られる歯科医院をめざしています。

「怖くない」と思ってもらえる治療を

予防歯科にも注力されているそうですね。

上杉麗院長 うららデンタルクリニック3

予防歯科を習慣づけていただくために、当院の歯科衛生士たちは本当に一人ひとりに時間をかけて、丁寧に対応してくれています。例えば歯ブラシの使い方なら「この歯にはこう当てて」「こう動かして」と鏡を一緒に見ながら、その方のお口に合わせた方法をゆっくり説明します。長いときは1時間くらいかけていることもあるんですよ。パパッと流すような説明ではなく、しっかり時間をかけて向き合うので、歯科衛生士自身も患者さんのお口の状態を深く理解できますし、患者さんもとても納得して帰ってくださっていると良いなと思います。歯石取りやクリーニングでも喜んでいただけるよう、じっくり丁寧に対応するようにしています。極力初期の段階で虫歯や歯周病を発見できるように、メンテナンスや検診に来てもらって、お口の健康を守っていけたらと思います。

小さいお子さんの治療の際に行っている工夫はありますか?

レストレーナーという体をふんわり包むための補助具があって、活用していますね。お子さんが落ち着いて治療を受けられるようにするためのものです。暴れたり動いたりすると危ないので「お布団に入ろうね」という感じで優しくくるんで、安全に治療できるようにしています。あとは、怖がりのお子さんには鼻から吸う笑気麻酔も使います。治療時の動悸を落ち着かせたり、怖さや嘔吐反射を和らげるためのもので、小さなお子さんでも安心して治療につなげられるようにしています。大人の方も使う方はいらっしゃいますね。あとは、伝え方でしょうか。お薬を「おまじない」と伝えるなど、子どもの視点で言い回しに気をつけたり「虫歯を一緒に先生とやっつけようね。頑張って!」というイメージで取り組んでいます。

小児歯科に力を入れていらっしゃるのですね。

上杉麗院長 うららデンタルクリニック4

私が子どもの頃、歯科医院が怖いと思ったことはなかったんです。でも、自分が母になって、子どもを連れて病院に行く側の立場になったときに「やっぱり子どもは、病院も歯科医院も怖いと思うよね」と実感しました。そのため、子どもが怖くないと思える歯科医院なら、大人の方もきっと安心できるはず、と思ったんです。私は子どもが大好きで、小児歯科の治療も本当に好きなんです。泣いてしまっても、かわいいという言い方は変かもしれませんが、全然嫌じゃないんですよ。「どうしたら怖くないと思ってくれるかな」と考えながら、できるだけ安心できるような治療を心がけています。広島に戻ってきて2年間は小児歯科専門の歯科医院で働いて、専門的な知識と対応を学ばせてもらいました。それらを自分もちゃんと取り入れようという想いで開業したんです。

治療の内容や方針は必ず院長自身が説明を行う

治療において大切にされていることを教えてください。

上杉麗院長 うららデンタルクリニック5

これまでいろいろな歯科の先生を見てきて、患者さんとの距離を大事にされる先生もいれば、説明はスタッフの方にほとんど任せている先生もいました。ただ、患者さんが本当に聞きたいことや悩んでいることは、やっぱり歯科医師に直接聞きたいと思っているはずです。なので、当院では必ず私自身が説明するようにしています。治療内容やお口の状況、治療方針に選択肢がある場合も、メリット・デメリットをきちんとお伝えした上で、患者さんのケースに合わせて適切な方法を一緒に考えていきます。人任せにせず、患者さんにとって一番近い存在であることを大切にしています。

理想的ですが、大変さもあると思います。

正直、大変なこともあります。でも、そこは私がどうしてもこだわりたいところなんです。もちろん時間がかかってしまう方もいらっしゃいます。でも、一人ひとりとコミュニケーションをしっかり取ることが、結果的に治療への安心感につながると感じています。「あそこに行ったけど、先生がほとんど診てくれなかった」と思われるような歯科医院にはしたくないなといつも思うんです。歯科衛生士にお任せする部分はありますが、治療の説明や判断が必要なところは、必ず私が直接伝えるようにしています。歯科衛生士を介して何度もやりとりするより、私がすぐに患者さんのところへ行って話したほうが、誤解も少なく、安心していただけると感じています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

上杉麗院長 うららデンタルクリニック6

地域の皆さんを大切に、第一に考えて、お口の健康のパートナーのような存在になりたいと思っています。「あの先生だったら気軽に相談できる」「困ったらまず相談しよう」と思っていただけるクリニックでありたいですね。当院は小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広く診ることができますので、その分、いろんな笑顔に出会える場所にしたいと思っています。赤ちゃんも、お父さんお母さんも、おじいちゃんおばあちゃんも、誰もが安心して通えて笑顔になれるクリニックをめざしていきます。

Access