腰痛は整形外科に相談を
早めの受診が悪化を防ぐ
町田木曽整形外科リハビリテーションクリニック
(町田市/古淵駅)
最終更新日:2025/11/14
- 保険診療
整形外科で膝の痛みと同じくして多いのが「腰痛」の相談だ。患者やその疾患によって治療法は千差万別。高齢化が進むことにより、さらに腰痛の患者が増えてくることも懸念され、「町田木曽整形外科リハビリテーションクリニック」の木村太郎院長は「我慢せずにすぐに整形外科を受診してください」と広く呼びかけている。腰痛の原因は多岐にわたるため、エックス線検査などでその原因を特定し、医師や理学療法士の指導のもとで適切な治療やリハビリテーションを受けることが大切。治療は早ければ早いほど、医学的なアプローチによって症状の改善が見込めるそうだ。腰の痛みはなぜ起こるのか、また治療やリハビリテーションの内容について木村院長に話を聞いた。
(取材日2025年10月20日)
目次
腰痛に自己判断は禁物。すぐ整形外科を受診し、医師や理学療法士のもとで適切な治療やリハビリテーションを
- Q腰が痛い時、体の中で何が起きているのでしょうか?
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A
▲腰痛の原因はさまざま。専門家の視点からの診断を受けよう
腰の痛みの原因は実にさまざまです。腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症や腰椎すべり症、腰部脊柱管狭窄症などのように腰椎や周辺組織に主な原因があることや、脊椎側湾症など背骨全体の問題、後縦靱帯骨化症や黄色靱帯骨化症など首から症状が広がるもの、脊椎椎体骨折のように骨が圧迫されて折れていることもあります。骨ではなく筋肉の痛みだったり、がんや内臓疾患、ストレスなどから腰痛が起こったりするケースもあるのです。腰の痛みを整形外科に相談してほしいのは、このように複雑な要因が絡み合っているからです。整形外科ではエックス線検査で骨の状態を詳細に確認し、専門的な視点で病状を見極めて診断につなげます。
- Qこちらではどのような腰痛治療を行っていますか?
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A
▲腰痛治療は段階的に。患者一人ひとりに合ったものを提供
検査で原因を特定した上で、消炎鎮痛薬や湿布薬、血流の改善を図る薬を処方するほか、激しい痛みに対しては神経ブロック注射を行います。症状によってはコルセットやギプスを用いることもありますね。これらで症状が改善しない場合は手術を検討し、その場合は連携している外部の医療機関をご紹介します。このように治療を進めていくのですが、多くの場合、姿勢や体幹の筋力、また柔軟性が失われたことによって腰痛が引き起こされます。それらを改善しなければ痛みの再発は避けられず、だからといって自己流のトレーニングでは逆効果になりかねません。理学療法士の指導のもと、適切なリハビリテーションを受けることが大切です。
- Q理学療法士によるリハビリテーションについて教えてください。
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A
▲理学療法士が身体の状態を把握して、無理なく進める
当院では広々としたリハビリスペースを備え、専門知識を持った理学療法士が患者さんの症状に合った個別のリハビリテーションプログラムを作成しています。まずは、どのような治療や運動が適しているのかを見定めるために、関節の動きや筋の硬さをチェック。次に姿勢や動作を細かく分析し、痛みの原因を明確にするとともに再発予防につなげていきます。それらのデータをもとに、腫れの軽減や筋の緊張を緩めるための物理療法、筋の硬さに応じたストレッチ、筋の柔軟性や関節の使い方を学習する運動療法を組み合わせ、症状の改善をめざします。自宅での自主トレーニングの指導も重要です。患者さんが無理なく続けられる内容を考えて提案します。
- Q受診すべきタイミングはいつですか?
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A
▲腰痛は早めの受診が重要。定期的な検査も忘れずに
早ければ早いほどより良い医学的なアプローチが実施できますから、少しでも腰が痛むなら、すぐに受診していただきたいですね。忙しいからと痛みを我慢して放置してしまうと、治療の選択肢も狭まってしまいますし、取り返しのつかない事態になることもあるのです。特に、寝ている時に痛みが出るようなら一刻も早く整形外科にご相談ください。正しい治療やリハビリテーションを受けることで、年を重ねても動ける体をつくることも望めます。またあまり痛みを感じなくても、女性は60代、男性は80代になると骨粗しょう症のリスクが高まります。脊椎圧迫骨折や腰椎圧迫骨折の危険がありますので、定期的に骨粗しょう症の検査を受けましょう。

