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神経を取る必要があると診断されたら
「歯髄温存療法」の検討を

芦屋もみじ歯科

(芦屋市/芦屋駅)

最終更新日:2025/11/25

芦屋もみじ歯科 神経を取る必要があると診断されたら  「歯髄温存療法」の検討を 芦屋もみじ歯科 神経を取る必要があると診断されたら  「歯髄温存療法」の検討を
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虫歯が進行している場合、「神経を取る必要があります」と告げられたことがある人は少なくないだろう。従来、虫歯が進行して神経まで到達している場合、神経を取り除く「根管治療」が必要とされた。しかし、神経を取ってしまった歯は、耐久性が落ちてしまい寿命が短くなってしまう。大切な歯を1本でも長く残したいなら、抜髄はできれば避けたい選択肢の一つだ。そこで最近注目されているのが、歯の寿命を引き延ばすために神経を保存しながら治療を進める「歯髄温存療法」だ。適応条件があり、また高い技術が必要とされる。芦屋市にある「芦屋もみじ歯科」の定兼啓倫(さだかね・ひろみち)院長は、豊富な経験を生かし、同院でも歯髄温存療法に注力している。今回は歯髄温存療法とはどういうものなのか、詳しく話を聞いた。

(取材日2025年10月8日)

歯の寿命を長く延ばすため、感染した部分のみを削っていく歯髄温存療法を提供

Q歯髄温存療法とは、どのような治療法なのでしょうか?
A
芦屋もみじ歯科 歯髄温存療法について詳しく説明している定兼院長

▲歯髄温存療法について詳しく説明している定兼院長

歯髄温存療法は、歯の根の治療である根管治療と混同されることがよくありますが、神経を取らずに残すかどうかが大きな違いです。根管治療は、基本的に神経をすべて取り除いていきます。虫歯の部分を全部削った結果、歯の内部の神経が露出してしまった場合に、通常であれば抜髄といって中の神経を取る必要があります。根管の再感染を防ぎ、長期的に良好な結果をめざして根管治療が行われます。一方、歯髄温存療法は適応条件がありますが、除去するのは歯髄の炎症や細菌感染がある部分のみにとどめ、取り除いた後は専用のセメントで覆うことによって健全な部分の保存を試みます。

Q歯髄を残すメリットについて教えてください。
A
芦屋もみじ歯科 歯科用マイクロスコープを用いて精密な治療の実施に努める

▲歯科用マイクロスコープを用いて精密な治療の実施に努める

一般的に1本の歯を治療や再治療できるのは、最初に削った時から割れて抜歯に至るまでおよそ5~6回とされています。その過程で根管治療を行うと、根管の歯質を内側から削らざるを得ないため、歯そのものの強度が弱まり寿命を縮めてしまいます。一方、歯髄温存療法は歯質を削る量が少なく済み、歯が割れるリスクも減らしやすいです。噛む感覚に影響が出にくいこともメリットですね。根っこの先の神経と噛んだ感覚を司る神経は、同じ所から枝分かれしてるのでほぼ一緒。そのため神経を除去した場合、噛む感覚に違和感を覚えることがあるのですが、歯髄温存療法では上の方だけの処理にとどめられるため、噛む感覚に変化が起こりづらいです。

Q歯髄温存療法が適応となるケースはどんな場合ですか?
A
芦屋もみじ歯科 患者一人ひとりの症状に合わせた治療方法を提案している

▲患者一人ひとりの症状に合わせた治療方法を提案している

歯髄温存療法が適応になるケースは、何もしなくても痛いという自発痛の症状がない場合です。自発痛がある場合、すでに歯髄に感染が及んでしまい、温存する神経が死んでしまっていることが多くあるからです。残っている歯の質が極端に少ない場合も適応外となります。

Q治療の流れについて教えてください。
A
芦屋もみじ歯科 経験豊富な定兼院長が丁寧に治療を実施している

▲経験豊富な定兼院長が丁寧に治療を実施している

カウンセリング後エックス線撮影などを行い、虫歯の範囲や段階を確認。歯の中の神経が生きてるかを診る精密検査は、初診の段階で行う場合もあります。その後、歯髄温存療法のメリット・デメリット、費用や治療期間についてご説明します。治療をご希望される場合は、次回の予約をお取りいただき治療に進みます。治療は約3回。麻酔をし歯の表面の汚れを取り除いた後、唾液の進入など感染源をできる限り除去するためにラバーダムを装着して虫歯を取り除きます。その後、虫歯が近接していた歯髄は部分的に取り除き、止血を確認し消毒します。上からセメントで覆い、仮蓋を二重にして終了。2回目は型採りを行い、3回目にかぶせ物の治療を行います。

Qこちらで行っている歯髄温存療法の特徴を教えてください。
A
芦屋もみじ歯科 時にはモニターなども使用し、治療の見える化を心がけている

▲時にはモニターなども使用し、治療の見える化を心がけている

私は勤務医時代から歯髄温存療法の経験を多く積んできました。自分が行ってきた症例は画像・動画も含めて全部残しており、これからも自己分析を繰り返しながら精度を高めていきたいと思っています。また、根管治療や歯髄温存療法は、いかに細菌の感染源を排除するかが重要となります。唾液の侵入や虫歯の取り残しをなくし根管内の感染源をできる限り除去するために、ラバーダムを使用するなどガイドラインにのっとって行い、安全性に配慮した治療に努めています。マイクロスコープとつながる大きなモニターも導入し、患者さんに丁寧に説明できるよう、治療中の様子や術後の状態の見える化も心がけています。

ドクターからのメッセージ

定兼 啓倫院長

現在、医科歯科の領域における治療の選択肢全体で「低侵襲」が求められています。歯髄温存療法も、その一環で出てきた治療法で、経験、繊細な技術、適切な治療環境が必要となります。当院では術者の技術や経験、必要な治療環境も整えています。「自分が適応するかな?」「神経を取る必要があると言われたけど本当に必要かな?」といった場合は、セカンドオピニオンとしてもぜひ当院にご相談ください。また当院では、歯髄温存療法に限らず、歯周病や義歯など、包括的に対応できる環境も整えておりますので、ご相談があればぜひご連絡いただけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

根管治療/7万7000円~、歯髄温存療法/5万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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