全国のドクター14,005人の想いを取材
クリニック・病院 156,448件の情報を掲載(2025年11月09日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 芦屋市
  4. 芦屋駅
  5. 芦屋もみじ歯科
  6. 通院が困難な場合も、自宅で受けられる訪問歯科診療で口腔ケアを

通院が困難な場合も、自宅で受けられる
訪問歯科診療で口腔ケアを

芦屋もみじ歯科

(芦屋市/芦屋駅)

最終更新日:2025/11/06

芦屋もみじ歯科 通院が困難な場合も、自宅で受けられる 訪問歯科診療で口腔ケアを 芦屋もみじ歯科 通院が困難な場合も、自宅で受けられる 訪問歯科診療で口腔ケアを
  • 保険診療

近年、口腔内の状態が全身の健康に大きく影響を及ぼすことが明らかになっている。口腔ケアは、口内の細菌を減らすとともに、食べる・飲み込むといった嚥下機能評価で適切な対策を立てることで、命に関わる誤嚥性肺炎のリスク低減にも役立つという。しかし今は、「高齢になって足腰が悪くなかなか歯科医院に通えない」「親が認知症になってから歯ブラシをさせてくれない」という悩みを抱える人や家族は少なくない。そのような通院困難な人でもクリニックで受けるのと同程度の診療や治療が受けられるのが訪問歯科診療だ。訪問歯科診療ではどのような治療が行われるのだろうか。「芦屋もみじ歯科」の副院長・定兼亜弓先生に、同院が注力している訪問歯科診療について話を聞いた。

(取材日2025年10月8日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q訪問歯科診療とはどんなものですか?
A

ご高齢で要介護あるいは要支援認定を取得されている方、または疾患やけがで通院が困難な方を対象に、歯科医師と歯科衛生士が自宅や施設に訪問させていただき、治療や口腔ケアを行います。治療は口腔内のお掃除や、虫歯の治療、入れ歯の調整、必要であれば抜歯の処置など幅広い対応が可能です。また、嚥下機能の確認も大事な診療の一つです。嚥下機能評価ができるVE検査機器(嚥下内視鏡)もいずれ導入したいと思っておりますが、現時点では、少量の水を飲んでいただいたり、喉の音を聞いたり、喉を触診したりして嚥下機能を確認し、食形態のご提案やリハビリテーションのご提案をしています。

Q口腔ケアはなぜ大切なのでしょう。
A

「お口を開けて」と言っても開けてくれないお子さんがいるように、ご高齢の方も口に歯ブラシを入れようとすると、力が入ってしまい口を開けられなかったり、無意識に噛んでしまったり、ご家族が口の中をケアすることは思っている以上に大変なものなんです。そこで、私たち歯科医師が訪問歯科診療で、不安を取り除くためにお声がけをしながらケアすることで、お口の中を清潔な状態へと導いていきます。また、口腔状態が不良だと食べる力が低下してどんどん食事量が減ってしまいますが、口腔ケアによって食事量をキープすることも期待できます。体力を落とさない、体力を回復させるという点でも、口腔ケアは絶対的に必要だと捉えています。

Qこちらで行っている訪問歯科診療の特徴を教えてください。
A

当院の院長は、病院や施設、ご自宅への往診経験があり、私も精神病院や病院などで、認知症がひどくて意思疎通が難しい方に対する歯科診療や治療を行ってきました。また、私は摂食嚥下リハビリテーションについても専門的に学んでおり、勤務医時代にはがんの術後に体力が落ちた患者さんの嚥下機能のリハビリテーションも担当していました。ほかにも、顎の骨の欠損を補う顎義歯の治療など特殊な経験もあります。訪問歯科診療という領域では、院長と私はそれぞれ異なる経験を持っているため、一人ひとりの患者さんに対して適した提案ができるかなと思っています。2人の得意分野と経験を生かした訪問歯科診療を提供していきたいです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問い合わせ・申し込み
芦屋もみじ歯科 問い合わせ・申し込み

訪問歯科診療を希望する場合は、電話で連絡や申し込みをする。不明点があれば電話で質問したり、相談したりすることもできる。担当のケアマネジャーがいる場合は、病状や介護の度合いなど患者の情報をまとめて歯科医院へ共有してくれるため、ケアマネジャーから申し込みをしてもらうことを推奨。

2初回訪問
芦屋もみじ歯科 初回訪問

歯科医師と歯科衛生士が自宅を訪問。まずは口腔内の状態をチェックする。衛生状態や歯の本数の確認、入れ歯の有無、入れ歯はあっても使える状態なのか、口を開けてと言った時に開けられるかなど、コミュニケーションの状態などを把握。また、機械によるたん吸引を行っているかや、食事の形態や食生活についても確認する。食べたいものがあればそれを目標に頑張れる人もいるため、好きな食べ物も確認しているという。

3治療計画の立案・説明
芦屋もみじ歯科 治療計画の立案・説明

初回訪問時に確認した内容を持ち帰り、訪問歯科診療をスタートした場合の診療計画を立案。書面としてケアマネジャーや家族に提示する。同院では、疑問点や不明点があれば電話での問い合わせや対面での説明にも柔軟に対応しているそうだ。正式に依頼する場合は、申し込み手続きと契約を行う。

4訪問歯科診療開始
芦屋もみじ歯科 訪問歯科診療開始

治療計画をもとに、歯科医師による治療や口腔ケアをスタート。これまで訪問歯科診療を受けていなかった場合、口腔内の状態があまり良くないケースが多いため、必要な治療やケアを行うために、1週間に1回というように訪問回数が多くなる。ある程度状態が落ち着いてくると、月1回程度の訪問になる。また、家族には患者に適した歯ブラシの種類や、ケアする側・ケアされる側の双方が継続しやすい姿勢も提案している。

5定期的な訪問、メンテナンス
芦屋もみじ歯科 定期的な訪問、メンテナンス

適切な処置を行っても、メンテナンスの間隔が空いてしまうと口腔状態がリセットされてしまう。そうならないように、同院ではおよそ1ヵ月に1回の頻度でのメンテナンスを勧めている。患者の口の中の清潔度が、部屋のにおいにも影響を及ぼすことから、家族が快適に過ごすためにも定期的にメンテナンスを受け、口腔ケアを行う必要がある。

ドクターからのメッセージ

定兼 亜弓副院長

当院は「生涯、自分の口から食べたいものを食べられる」という目標を掲げています。患者さんご本人やご家族が一緒に頑張っていけるように努めていきたいと思っています。もちろん食べるだけではなく、お話ができることも大事。お口は生活の中で大事な部分ですので、そこが不快にならないように、できるだけ気持ちのいい状態に持っていけるようにお手伝いをしていきたいと私たちは考えています。それぞれの患者さんに合ったリハビリテーションもご提案していきたいと考えています。少しでも当院の訪問歯科診療が気になった方がいらっしゃれば、まずはご連絡いただければと思います。

定兼 亜弓副院長 芦屋もみじ歯科

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access