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野村 武 院長の独自取材記事

野村医院

(横浜市栄区/大船駅)

最終更新日:2024/03/07

野村武院長 野村医院 main

横浜市栄区笠間で1963年から地域医療を支えてきた「野村医院」を、2007年に継承した野村武院長。専門の整形外科とリハビリテーション科を中心に、内科や耳鼻咽喉科などニーズの高い診療に対応している。高齢化する地域で健康寿命の延伸に寄与したいと、骨粗しょう症診療や関節疾患診療など、運動機能を守るための診療や、通院が難しくなった高齢者とその家族を支える訪問診療や訪問リハビリにも取り組む。一方で、子どもや中高生の診療、スポーツ整形外科にも注力。また、野村院長は横浜市栄区医師会会長や警察医として地域貢献にも精力的に取り組む。気さくな人柄と、豊かな経験に裏打ちされた診療で、多くの地域住民に寄り添う院長に、医院の特徴や地域への思いを聞いた。

(取材日2024年1月25日)

整形外科を中心に、内科や耳鼻咽喉科など幅広く対応

院長に就任されるまでの経緯を教えてください。

野村武院長 野村医院1

当院は前院長である父と耳鼻咽喉科の医師である母が1963年に開院したクリニックです。父は消化器外科の出身でしたが、開業後は外科系を中心に幅広い診療を行っていました。私が医師になった頃は、当院で整形外科領域の診療を多く行っていたこともあり、整形外科の道に進みました。大学病院では脊椎脊髄外科を専門としつつ、幅広い診療に携わっていました。重症外傷の患者さんが多く運ばれてくる病院でしたから、外傷外科についてもかなり経験を積むことができました。その後、父や母とともに当院を守っていこうとここに戻り、医院を建て替えていた最中に父が急逝してしまったのです。そこから数年間の準備期間を経て、今の形で再スタートし、私が院長となりました。

とても印象的な建物ですね。

患者さんに優しく、スタッフが働きやすく、そして明るくということをコンセプトに、設計士にデザインしてもらいました。待合室の吹き抜けから太陽の光が差し込み、明るく温かな雰囲気になっていますし、バリアフリーで、つえや車いすの患者さんも移動しやすい建物になっています。また、超高齢化社会に向けて運動器リハビリに力を入れていきたいと考えていたので、広いリハビリ室も整備しました。

診療面にはどのような特徴がありますか。

野村武院長 野村医院2

整形外科、リハビリテーション科、内科、外科、耳鼻咽喉科、皮膚科と、地域のニーズの高い分野にトータルに対応しているのが特徴です。特に高齢者は、生活習慣病をお持ちで、足や腰にも不具合があるという方は珍しくありませんから、整形外科と内科を同時に診られるのもメリットです。専門的な内科診療が必要な場合もありますから、内科医師の診療日も設けています。耳鼻咽喉科には、女性医師も在籍しており、小さいお子さんから高齢の方まで幅広く対応しています。実は数年前までは母も現役でした。どの分野も病診連携に力を入れており、必要に応じて横浜栄共済病院をはじめ、症状や領域によって済生会横浜市南部病院や湘南鎌倉総合病院、大船中央病院などと連携を取れるようにしています。消化器系の悪性疾患や前立腺がんが見つかることや、慢性腎臓病(CKD)が疑われる場合も考えられるので、速やかに専門機関に紹介することを心がけています。

リハビリや骨粗しょう症診療、スポーツ整形にも注力

整形外科やリハビリにはどのような特徴がありますか。

野村武院長 野村医院3

健康寿命を延伸していくためには、運動機能を維持していくことが重要です。当院では骨粗しょう症や脊柱管狭窄症、膝・股関節の変形疾患の診療に力を入れているほか、常勤理学療法士が4人在籍してリハビリも積極的に取り組み、訪問リハビリ、通所リハビリも行っています。高齢で通えなくなった方も増えているので、訪問診療も行っています。また、外傷ややけどの治療、お子さんや若い世代に多いスポーツ整形外科にも対応していますし、インソールの相談も行っています。私はもともと脊椎脊髄が専門ですので、急に歩行障害が起きた場合などには、脊椎に原因があるのかどうか判断し、必要に応じて専門機関をすぐに紹介させていただきます。整形外科か内科か、などと迷われる時もぜひ、ご相談いただければと思います。

先生の診療方針について聞かせてください。

たとえ、すぐに完治しなかったとしても、患者さんが帰られるときに「ここに来て良かった、安心した」と、満足していただけるような治療や対応を行っていきたいと考えています。そのためにも、私もスタッフも、患者さんファーストでまず患者さんの身になって考えて行動することを心がけています。歩行や立ち座りの不自由な方や高齢の患者さんが多いので、受付スタッフには、患者さんの顔を覚えて何か気になる様子があったらすぐに看護師につなぐこと、そして、困られていそうなときは、すぐに患者さんの元に行って手助けしてほしいと伝えています。

横浜市栄区医師会など地域での活動にも携わられていますね。

野村武院長 野村医院4

そうです。栄区は、私が開業した頃は元気なお年寄りが多い町という印象でしたが、だんだん身体能力の低下や認知症の患者さんが目立ってきました。歩行に問題のある方や、運転免許証を返納して通院しにくいという方も多いので、訪問リハビリや訪問診療はニーズが高まっていくと思います。整形外科出身という専門性も生かしながら、地域の皆さんの健康維持に取り組んでいきたいですね。また、横浜市の整形外科医が行う学校運動器検診には栄区がモデルケースとして最初に取り組み、中学生を対象に側弯症などの早期発見に注力しています。また、野球肘検診にも参加しています。子どもたちの健やかな成長もバックアップしていきたいですね。敷地内に合気道の道場があり、近隣の子どもたちが通ってきてくれるので、これも地域に根差した取り組みの1つかなと思っています。

運動器リハビリにも取り組み、健康寿命の延伸をめざす

ところで、先生のプライベートな面も少し教えてください。

野村武院長 野村医院5

父は、厳しい人でしたし、朝から晩まで本当によく働いていました。母も医師として多忙な毎日でしたので、実は医師にはなりたくないと考えたこともあったのですが、結局、同じ道を歩くことになりました(笑)。大学時代はヨット部と剣道部に所属していました。今の趣味は釣りと写真で、院内に飾ってある写真は私が撮ったものなんです。また、父は桜が好きで、敷地内にも桜の木が数本あります。当院の桜を楽しみにしてくださっている方が今も多く、うれしく思っています。そんな中で自然に生えてきた桜の木があり、専門家に調べてもらったところ、なんと新品種の桜だと判明しました。色や香りに特徴があったので、「横浜栄香桜」と私が名づけました。

今後、力を入れていきたい分野などはありますか。

広い意味でのエイジングケア、身体機能をしっかり維持するための運動器リハビリなどに注力したいと考えています。転倒で骨折して、寝たきりになるなど状態が悪化することは多いですから、骨粗しょう症診療に積極的に取り組み、骨密度を精密に検査するためのDEXA装置も早くから導入しました。骨粗しょう症は薬物治療が進歩しているのですが、自覚症状がなく治療の継続が難しいので、筋肉量が低下している人には積極的にリハビリをお勧めするなど、患者さんのモチベーションが維持できるようにしていきたいですね。また、かかりつけ医として、地域の患者さんが必要とされることにはできるだけ応えていきたいと思っています。スポーツ整形外科にも力を入れていますので、スポーツでの外傷や、お子さんの野球肘など気軽にご相談いただきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

野村武院長 野村医院6

両親が守ってきた地域のかかりつけ医としての役割を私なりに懸命に果たす中で、あっという間に17年がたちました。「医者にかかる」というのは病気になったときや、けがをしたときというイメージがありますが、超高齢化社会の中で求められるのは「病気にならず、元気に生活していくための機能をいかに維持していくか」ということだと思います。健康診断で見つかった小さな異常や、昔からあるから仕方がないと思っている腰痛など、悪くなってから受診するのではなく、早い段階で一度いらしてください。「まだ若いから大丈夫」「年を取ったから膝や腰が痛いことは当たり前」と思わずに、いかに元気に体を保つか、快適に毎日を過ごすかという気持ちが大切だと思います。当院は、整形外科、リハビリテーション科、内科、耳鼻咽喉科を中心に幅広い診療を行っていますので、何でも気軽にご相談ください。

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