中山 勝矢 院長の独自取材記事
京都河原町スマイルデザイン歯科・矯正歯科
(京都市中京区/京都河原町駅)
最終更新日:2025/10/15
京都市中心部の京都河原町駅から程近い好立地で、2025年9月16日に開業した「京都河原町スマイルデザイン歯科・矯正歯科」。通路には花を飾るスペースがあったり、大きな窓に面した診察室があったりと、訪れる人に寄り添うようなくつろぎを与えてくれる雰囲気が広がっている。院長を務めるのは中山勝矢先生。幼い頃から手先の器用さに恵まれ、その特技を生かして人々を助けたいとの思いから歯科医師を志した。幅広い診療に対応する中でも、とりわけ矯正や審美歯科を得意とし、矯正と外科を組み合わせて治療するなど難症例にも応えてきた実績を持つ。「生まれ育った京都の地で、自分の経験を生かし、長く健康なお口を支えていきたい」と語る中山院長に、開業に込めた思いや診療へのこだわりを聞いた。
(取材日2025年9月8日/情報更新日2025年9月16日)
口腔のすべてを任せられる歯科医院をめざす
落ち着いた雰囲気のすてきなクリニックですね。

ありがとうございます。院内のインテリアや設計にもこだわりを込めています。例えば、間接照明やライティングを工夫し、患者さんが自然に動けるような動線を意識して設計しました。シックな色合いの空間や先進的な機器をそろえているため、少しハードルが高く感じられるかもしれませんが、あくまで私たちがめざしているのは「10年後、20年後もこの歯科医院に任せて良かった」と思っていただけるようなかかりつけの歯科医院です。また当院は愛知県や東京でも歯科医院を展開する医療法人グループの一員です。グループの強みを生かし、他院と比較しても適切な価格を整えています。院内にはカウンセリングルームを2室備え、丁寧にお話を伺った上で、その方に合った治療法をご提案していますので、どんなことも気軽にご相談いただきたいですね。
どのような治療を受けられますか?
基本的には「お口のことは全部ここに任せたい」と思っていただけるような体制を整えています。私は「かかりつけ医」として長く信頼して通っていただけるように、幅広く学び、知識と技術を身につけてきました。ですので、虫歯や歯周病から、矯正、インプラント治療、審美歯科、予防まで幅広く対応しています。特に矯正は複数の方法を取り入れていますので、患者さんのご希望やライフスタイルに合わせてご提案が可能です。インプラント治療も行いますが、費用面がご不安な場合には、親知らずを利用した歯牙移植も選択肢として提案可能です。また、親知らずの抜歯については一般的には口腔外科へ紹介されることも多いのですが、私は外科処置を得意としていますので、難しい抜歯や歯根端切除といった処置も院内で行えます。
クリニックの強みは、何ですか?

そうですね、一番の強みは「矯正と外科を組み合わせた治療」ができることです。一般的に分野ごとに担当の先生が分かれていることが多いです。ですが、私は矯正も外科も両方に対応できるので、その知識や技術を組み合わせて、より幅広いご提案したいと考えています。
歯に負担の少ない治療が、歯を守ることにつながる
できるだけ削らない、低侵襲な治療にも力を入れていくとか。

患者さんの中には虫歯治療の際に、大きく削るのは抵抗がある人も少なくないと思います。そうした場合には、歯をできるだけ削らず審美性にも配慮した虫歯治療の手段としてダイレクトボンディングやラミネートベニアといった方法もあります。虫歯治療後の歯の色や形にこだわりたい方にお勧めしたいですね。他にも、ホワイトニングもご用意していますので、お気軽にご相談いただければと思います。クリニックとして利益につながる治療もあれば、あまり利益のない治療も実のところあります。しかし、私が大切にしているのは「クリニックのメリット」ではなく「患者さんのメリット」です。歯を削る量をできるだけ抑えることは、結果的に長く自分の歯を守ることにつながりますからね。
さまざまな手技を習得されているのですね。ご経歴についてもお聞かせください。
私はもともと審美歯科に関心があり、大阪大学在学中も補綴や矯正を中心に学んできました。その中で基礎からしっかり学びたいと考え、たくさんのクリニックを見学に行って、選んだのが「月星歯科クリニック」でした。他院で治療がうまくいかなかった患者さんが紹介されることも多い環境で、そこで移植や外科処置、ダイレクトボンディングなど、難症例に幅広く取り組めたことが、私にとって大きな経験となりました。その後、清翔会グループに入職し、心理的な要素も含めた審美歯科にさらに力を入れてきました。患者さんの「心の満足度」まで意識した診療を学べたことは、今の診療姿勢にもつながっています。
時間短縮など、スピーディーでスムーズな診療にもこだわっているとか。

クリニックづくりの中で特に力を入れたのが、治療をメインに行う「特診室」の設計です。通常、エックス線写真を撮るときは一度エックス線検査室へ移動していただく必要がありますが、当院では診療中そのまま撮影ができるよう、特診室の壁に鉛を入れました。「そこまで大がかりな工事を?」と思われるかもしれませんが、患者さんは皆さんお忙しいし、時間は誰にとっても大切なもの。だからこそ、移動の手間を省くことで負担を減らし、治療時間も大きく短縮できるようにしました。さらに歯科用CTにはAIを搭載しているものを採用。パノラマや他の画像データとすぐに連携できるので、治療計画をスムーズに立てることが可能です。加えて、院内には歯科技工士が常駐するので、設計の相談やちょっとした修理にも即対応できます。患者さんの通院回数もできるだけ減らすことを意識して、効率的で確実な治療をご提供できる体制を整えています。
患者を家族のように思って治療する
診療時に心がけていることはありますか?

私はいつも、患者さんを自分の家族だったらと考えて治療しています。費用やライフスタイルも考慮しながら、その時、その人にとって適切な選択肢を一緒に検討するようにしています。保険診療でも自由診療でも手を抜くことはありません。歯周病治療の際はレーザーも使い、根の治療ではマイクロスコープやラバーダムで防湿に気をつけ、将来的なリスクを減らすよう努めます。また、信頼関係を築くのは技術だけじゃなく、やっぱりコミュニケーションも大事だと思っています。治療中はなるべくフランクに話し、あだ名で呼び合えるくらいの距離感になれたら理想です。そうやって「治療は中山先生に任せたい」と思ってもらえる関係をつくりたいですね。
患者さんとの信頼関係を大切にされているのですね。
信頼関係が築けないと、治療が途中で途切れたり、患者さんが別の歯科に移ったりすることがあります。そうなると治療の経過や結果が誰にもわからず、歯科医師も「本当に必要な治療ができていたのか」と確認できません。患者さんも「前の歯科医院ではうまくいかなかった」不安を抱えたまま次に進むことになり、双方にとって良い結果にはつながりません。だからこそ、きちんと信頼関係を築き、最後まで責任を持って治療を見届けることを大切にしています。そのため当院では、治療ごとに口腔写真を撮影して過程を記録しています。これにより患者さんも進み具合を確認でき、後から経過を振り返ることも可能です。自分の治療には最後まで責任を持ちたいですし、患者さんには安心して長く通っていただける歯科医院でありたいと考えています。
読者へのメッセージをお願いします。

これまでの臨床経験で、治療に不安を抱えて来院される患者さんと向き合うことも少なくありませんでした。中には「本当にこれでいいのかな」と迷われたり、歯科治療そのものに不安を持たれていたりする方もいらっしゃいます。そうしたお気持ちにふれるたび、歯科医師として安心できる情報をお伝えすることが自分の大切な役割だと感じてきました。私も多くの先生方から海外の知識や技術を学んできたので、今度は私がSNSなどを通じて、患者さんが正しい情報にアクセスできる環境をつくりたいと思っています。当院ではセカンドオピニオンも受けつけています。歯科治療について疑問や不安があれば、まずは気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正/22万円~、インプラント治療/47万円~、ホワイトニング/2万7500円~、ラミネートべニア/9万9000円~、ダイレクトボンディング/6万6000円~
※詳しくはホームページをご覧ください。

