内科でできる不眠の相談
病気との関わりを調べ生活改善をサポート
世田谷おおえ内科・呼吸器クリニック 上北沢駅前院
(世田谷区/上北沢駅)
最終更新日:2025/12/15
- 保険診療
夜、布団に入っても眠れない、日中の眠気が取れないといった悩みが、徐々に仕事や学業に影響したり、体の不調につながったりと本人にとって大きな問題になっていく不眠の症状。「ご自身が悩んでいるのなら相談に来てほしい」と話すのは「世田谷おおえ内科・呼吸器クリニック 上北沢駅前院」の大江俊太郎院長。自身も日中の眠気に悩み、調べたところ睡眠時無呼吸症候群であった経験を持つ。クリニックでは「睡眠の外来」を設け、生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群、甲状腺疾患などの病気が原因になっていないかを調べた上で不眠の診療を行っている。「精神科に行くのはハードルが高いという方も訪れやすい場にしたい」と語る大江院長に、同院の不眠に対するアプローチ方法や睡眠時無呼吸症候群の診療などについて教えてもらった。
(取材日2025年11月25日)
目次
内科的な病気による不眠の可能性を探る。睡眠時無呼吸症候群の検査もスピーディーに実施
- Q不眠、睡眠障害とはどういう状態のことをいうのでしょうか。
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A
▲眠れない背景に病気が潜むことも。診断が重要になっていく
不眠症を分類すると、眠ろうと思っても眠れない入眠障害、2、3時間で起きてしまう中途覚醒、中途覚醒の一種で、起きる予定の時間よりも早く起きてしまう早朝覚醒、寝ても熟睡感がない熟眠障害などがあります。熟睡感がない、寝ているはずなのに昼間眠いという方の中には、検査をしてみると睡眠時無呼吸症候群の方も多いです。ただ、そういった分類はありますが、睡眠のことでご自身が何か悩んでいるのでしたら、気軽に相談に来てほしいと思います。不眠には精神的な不調が影響することもあるのですが、当院は内科のクリニックですので、まずは不眠に何か内科的な病気が関わっていないかなどを調べてから、必要に応じて治療を行っていきます。
- Qこちらで行う不眠の診療について教えてください。
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A
▲原因を検査で特定し、適切な治療へつなげる
まずは眠れない原因を調べます。心電図の検査で頻脈がないか、エコー検査や血液検査で甲状腺機能に問題がないか、女性であればホルモン値を測り更年期障害ではないかといった、睡眠に関わる症状が出やすい病気になっていないかを調べています。結果に応じてその病気の治療を進めるなど、個々人の状況に合わせた診療を行います。最近は睡眠薬も種類が増え、依存性のない薬もありますので、患者さんの症状や生活環境に合わせた処方が可能です。成人の約40%が何らかの睡眠の悩みを抱えているともいわれている昨今、「精神科に行くのはちょっとハードルが高い、でも眠れなくて困っている」という方の気軽に相談できる場になりたいと思っています。
- Q睡眠時無呼吸症候群の検査・治療も行っているそうですね。
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A
▲睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病とも深く関連する
当院の特徴として、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査機器があることが挙げられます。場合によっては1ヵ月程度かかる検査が、当院では最短3日で診断が可能です。睡眠の外来に相談にいらして、検査が必要となったら、簡易検査機器を持ち帰っていただききます。1、2日ご自宅で睡眠時に装着して測定、当院にまた持ってきていただいて、結果を見て診断を行うという流れになります。睡眠時無呼吸症候群であれば、すぐにCPAPなどの治療も開始できます。また、睡眠時無呼吸症候群は高血圧症や糖尿病などの生活習慣病とも関わりが深い病気です。必要に応じて生活習慣病の診断も行い、一緒に治療を行っていきます。
- Q生活習慣病と睡眠時無呼吸症候群は関わりがあるのですね。
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A
▲心筋梗塞や脳卒中のリスクが隠れていることも
はい、生活習慣病がある方は、睡眠時無呼吸症候群の検査を一度受けていただきたいですね。生活習慣病の方は肥満の傾向があり、肥満は睡眠時無呼吸症候群のリスクファクターでもあります。逆のパターンでは、睡眠時無呼吸症候群になると、血圧が上がって高血圧症になってしまうことも。それにより血管に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが上がってしまうのです。当院は生活習慣病の診療に力を入れており、脂肪肝や肝機能障害の診療も可能です。経験豊富な検査技師が常駐し、動脈硬化などの早期発見につながる頸動脈エコーや血管エコー、心不全などの発見につながる心エコーをはじめとしたさまざまな検査にも対応しています。
- Q不眠に悩んでいるときの日常生活での注意点はありますか?
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A
▲規則正しい生活と適度な運動が質の良い睡眠に
やはり規則正しい生活をすることが大切です。日中は日光を浴びて適度な運動、そして毎日同じ時間に起きるようにします。逆に寝る時間を決めてしまうとプレッシャーがかかって眠れなくなってしまいやすいので、眠くなった時間に寝るのがいいでしょう。それまではベッドに入らず、眠くなってから移動することもポイントです。自分が不眠症だと思う方は、ベッドに入ると緊張して眠れなくなってしまう場合もありますから。そして、一人で思い悩まず相談に来てください。睡眠時無呼吸症候群であれば、治療することで命に関わる病気のリスクを減らすことも期待できますし、何より日々の生活の質の改善につながることも大きなメリットです。

