つらい症状はまず相談
多領域に対応する総合診療クリニック
ちば浜野総合診療クリニック
(千葉市中央区/浜野駅)
最終更新日:2025/09/11
- 保険診療
頭痛や腹痛、膝の不具合など、体調の変化に気づきながら、「この症状は何だろう」「どの診療科に行けばいいのかわからない」と悩んだことはないだろうか。そんなときに頼りにしたいのが、幅広い健康問題を総合的に診る「総合診療」という診療スタイルだ。「さまざなま診療現場で研鑽を積む中、プライマリケアの重要性を実感し開業を志しました」と話すのは、「ちば浜野総合診療クリニック」の鈴木覚(すずき・さとる)院長。あらゆる健康の不安を一度に解決できる「頼れるかかりつけ医」をめざし、内科、循環器内科、整形外科、皮膚科、リハビリテーション科を標榜。小児科や在宅医療の経験も有する鈴木院長が、幅広い領域を総合的に診療している。実際にどのような疾患に対応しているのか、どんなときに頼ればいいのか、鈴木院長に詳しく聞いた。
(取材日2025年8月28日)
目次
内科、循環器内科、整形外科、皮膚科を幅広く専門的に診療。医療の入り口としていつでも頼れるクリニック
- Qこちらでは幅広い診療科に対応していらっしゃると伺いました。
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A
▲幅広い診療経験を生かして、患者の健康をサポートする
大学卒業後、循環器内科の医師として診療に携わる中で、プライマリケアの重要性に気がつき、総合診療クリニックの開院を志しました。これまで、内科、整形外科、皮膚科、小児科、在宅医療など幅広い分野を学び、研鑽を積んでいます。その経験を生かし、2025年9月に開業。「健康の不安を一度に解決できるかかりつけ医」をめざして、日々の診療にあたっています。体の不調を感じているけれど「何科を受診していいかわからない」「この症状は何だろう」と悩まれたときは、総合診療を行っているクリニックを受診していただければ、お役に立てると思います。検査・診断および専門的な治療を行い、当院で治療が完結することをめざしています。
- Qどのような内科疾患に対応していますか?
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A
▲問診と検査で病気を総合的に判断し、専門的な治療へつなげる
当院で受診する際の最初の入り口として、総合診療という診療スタイルで発熱や咳、腹痛、下痢などの症状から、突発的に起こる動悸、息切れまで幅広く診ます。問診や簡単な検査を行い、考え得る病気を総合的に判断して、より専門性の高い診療科で詳しく確認、治療を行います。インフルエンザなどの感染症はもちろん、膀胱炎や腎盂腎炎、花粉症、急性胃腸炎なども診療の対象です。また、急性期疾患だけでなく、糖尿病や高血圧症、高脂血症などの生活習慣病、骨粗しょう症など、長く付き合っていく必要がある慢性疾患にも対応。睡眠時無呼吸症候群も診療しており、専用のマスクを装着して正常な呼吸を維持するCPAP療法を導入しています。
- Q皮膚科も標榜されていますね。
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A
▲アトピー性皮膚炎、乾癬など、専門的な皮膚疾患にも対応
皮膚トラブルは、年齢に関係なくどなたにも起こります。お子さんの肌に湿疹ができれば親御さんは心配になりますし、若い方であれば肌荒れやニキビなど整容的な問題も気になります。高齢者の場合は帯状疱疹など、全世代に関わってきますよね。当院では、このような日常的な症状からやけどやけが、乾癬、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーに至るまで幅広く診療を行っています。小児にも多いアトピー性皮膚炎に対しては、高機能保湿剤や低濃度ステロイド外用薬、抗ヒスタミン薬の処方に加え、アレルゲンの回避や生活環境の見直しなど多角的なアプローチが大切です。皮膚科の疾患は種類が非常に多いため、しっかり研鑽を積んできました。
- Q整形外科にも注力されているそうですね。
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A
▲丁寧な診察と検査で痛みの原因を見極める
整形外科では、問診、身体検査、画像検査、神経の評価を行い、原因を明確にした上で個々の患者さんに合った治療計画を立てることを基本としています。また、体の各部位の痛みや苦しみ、急なつらい症状の緩和を図る関節注射も実施しています。交通事故による痛みやしびれ、就労中や通勤中に起きた災害、負傷や病気に対する労災保険治療にも対応していますのでご相談ください。リハビリテーション科では、広いリバビリテーション施設を活用した運動プログラムを提案。運動療法のほかに、椎間板ヘルニアや頸椎症などの治療に用いるけん引療法、痛みの緩和に有用な干渉波治療、慢性期の痛みに適用するホットパックなどの物理療法も導入しています。
- QCTも導入されているのですね。
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A
▲骨折・肺炎・腫瘍・頭部疾患など、CTでより正確な診断をめざす
エックス線検査だけでは見逃してしまう症状や、原因がわからない病気は数多くあります。そのような時は、総合病院へ行ってCT検査を受けることになりますが、なかなか予約が取れない上に、待ち時間が長いなど、患者さんの負担が大きくなります。そのような患者さんの精神的な苦痛や病院に行く手間をなくすためにも、クリニックにCTが必要だと考え導入しました。CTは、エックス線検査ではわかりにくい骨折や肺炎、肺がんなどの腫瘍、頭の腫瘍や出血、おなかの疾患の発見に有用で、当院が実践する幅広く専門的な医療には欠かせない機器の一つです。将来的には診診連携で、他院からの検査要請も受け入れていく予定です。

