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浅野 貴光 院長の独自取材記事

元八事ファミリー内科クリニック

(名古屋市天白区/八事駅)

最終更新日:2025/10/07

浅野貴光院長 元八事ファミリー内科クリニック main

2025年10月1日開業の「元八事ファミリー内科クリニック」は、家族みんなのかかりつけ医となって地域の健康を支えるクリニック。場所は、八事駅から島田橋へと向かうバス通り沿いにある。子どもから高齢者まで幅広い世帯が暮らすこの地域に必要な医療を届けたいと同院の開業を決意したのは、地域住民である浅野貴光院長。大学病院や基幹病院の呼吸器内科で長く専門医療に携わってきた経験と在宅医療専門のクリニックでの院長経験をもとに、幅広い内科診療をしていきたいと豊富を語る。専門的な診療を提供するのはもちろんのこと、「患者さんが遠慮なく話せる雰囲気も重視したい」と話す浅野院長に、開業に至るまでの経緯やこれからどんな医療をめざしていくのかをじっくりと語ってもらった。

(取材日2025年9月16日)

自分の住む町の、身近な地域医療に貢献していきたい

新しくクリニックを開業するにあたって、院内の造りでこだわった点はありますか?

浅野貴光院長 元八事ファミリー内科クリニック1

内装については、明るいパステル調の色を各部屋の壁に使って、患者さんの気持ちが明るくなるよう配慮しました。色も、各部屋によって少しずつ変えているんですよ。また、個室待合室もあり、発熱患者さんの待機から診察、検査などをこの部屋で行います。入り口正面にあり、一般の患者さんと分かれた場所で個別に診察しますので、ご安心ください。看板や受付にもあるロゴマークは、オレンジ、水色、ライトグリーンの3色を使い、丸や三角などの形を組み合わせています。さまざまな地域や年代、個性を持つ方々、そして「どの科に行けば良いのかわからない」と迷われるような症状の方にも、まずは気軽にご相談いただきたい、そんな思いを込めました。また、「地域の皆さまがいつまでも笑顔で健やかに過ごせますように」という願いを込め、周囲をカラフルなドット模様で彩り、治療を通じて明るく元気を取り戻していく姿もイメージしたデザインになっています。

クリニックを開業するに至った経緯についてお聞きします。

医師になった頃から、地域の皆さんに寄り添う「かかりつけ医」として地域を支えていきたいという思いを抱いていました。風邪をひいたり体調を崩したりしたときに、すぐに診てくれる「町のお医者さん」に昔から憧れていたのだと思います。高校生の頃、人の健康に関わる仕事に携わっていきたいと考え、医師を志しました。大学卒業後は天白区の名古屋記念病院で初期研修を行い、その後、名古屋市立大学医学部附属東部医療センター、名古屋市立大学病院、総合内科クリニックなどで幅広い診療経験を積みました。この地を開業場所に選んだのは、研鑽を重ねた名古屋記念病院と同じ区内というご縁に加え、自宅から通いやすい場所にあるため、自分にとって、より身近な地域において地域貢献がしやすい場所であると考えたからです。

この辺りはどのような地域でしょうか?

浅野貴光院長 元八事ファミリー内科クリニック2

地下鉄が2路線使える八事駅周辺には、商業施設や大学があり、多くの人が駅を利用する暮らしやすい地域だと思います。当院が立つ池見・元八事地区は、八事駅から南へ坂を下った住宅地ですが、昔からある戸建てやマンションなどが点在していて、道路を挟んで保育園と小学校があります。年齢層も、若いファミリー層から、長く住まれている方までさまざま。小さなお子さんから若い世代、中高年、そしてご高齢の方まで幅広い世代の方、そしてご家族ぐるみでご利用していただきたいと考えています。そんな思いから、クリニック名も、池見・元八事地区にある、家族みんなで通いやすい「町のお医者さん」という意味を込めて名づけました。

喘息やCOPDなどの専門的な治療も可能

先生のご専門は呼吸器内科だそうですね。

浅野貴光院長 元八事ファミリー内科クリニック3

はい。喘息や慢性咳嗽(まんせいがいそう)などの長引く咳の診療には、大学病院や大学院での経験を生かして取り組んでいます。慢性咳嗽は、アレルギーを要因とする咳喘息が隠れている場合も多く、特に日本人に多い病気です。3週間以上、咳が長引くようであれば、受診することをお勧めします。喘息は子どもだけでなく、成人にも多く見られます。また、喫煙歴があり「痰がからむ」、「坂道や長距離を歩くと息切れがする」といった方は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の可能性もありますので、早めに受診していただきたいですね。当院では、エックス線撮影、呼吸機能検査、呼気NO検査、当日に結果がわかる血液検査、さらに睡眠時無呼吸症候群の検査も行うことが可能です。

呼吸器の検査が充実しているのですね。

エックス線検査では、肺炎やCOPD、間質性肺炎、肺がんなどの器質的な肺疾患の有無を確認します。吐く息に含まれる一酸化窒素を測定する呼気NO検査では、気管支にアレルギー性の炎症があるかを評価することができます。感染後に咳が長引く原因として、アレルギー性の炎症が関与している場合もあります。呼気NO検査は、長引く咳の鑑別診断において、アレルギーが関与する咳喘息の診断に重要な役割を果たします。また、花粉やハウスダスト、気温変化などで咳症状が再燃したり、繰り返したりすることがあります。そのため、アレルギーの原因を調べることも大切です。当院ではアレルギー検査を積極的に行っており、特に指先からの簡易検査キットも用意していますので、侵襲性少なく検査を受けていただくこともできます。さらに呼吸機能検査では肺活量や息を吐く勢いを測定できます。これらの検査を組み合わせ、より正確な診断につなげていきたいです。

呼吸器以外の内科診療ではどんな検査が受けられますか?

浅野貴光院長 元八事ファミリー内科クリニック4

内科では、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病の患者さんや腹痛や下痢などの消化器の不調の方にも対応しますから、エコー検査や肝機能、腎機能、血糖値の血液検査体制も整えています。血液検査は、症状が安定している方で次回でも構わないという方の場合は外部検査に出しますが、早急に診断が必要な場合は、院内で20分くらい待っていただければ検査結果が出せるようになっています。患者さんからも、その日のうちに安心して帰りたいという思いにもしっかりと答えていきたいと思っています。エコーは、心臓、腹部、頸動脈の検査が可能で、名古屋市の健診でも使用します。生活習慣病の患者さんは適切な管理が大切ですから、頸動脈エコーを使って動脈硬化の度合いを検査し、しっかりと管理する必要があります。その他、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査機器もありますから、ご自宅で睡眠中に検査が可能です。

患者が安心して相談できるような診察を心がける

診療で心がけていること、大切にしていることは何ですか?

浅野貴光院長 元八事ファミリー内科クリニック5

医師として、患者さんにどれだけ親身になれるかが一番大切だと思っています。お話を丁寧に聞き、安心して相談できる雰囲気をつくっていくことを一番に心がけたいです。病院勤務時代には、医師に直接伝えられず、窓口で言い残したことをこっそりとお話しする患者さんを目にすることもありました。そのようなことのないよう、親しみやすい、安心して気軽に話せる場をつくっていきたいですね。幸い、こうした理念に共感してくれるスタッフが集まってくれました。皆で力を合わせ、地域の方が安心して通えるクリニックをつくっていきたいと思っています。

訪問診療にも力を入れていくお考えだそうですね。

地域のかかりつけ医であれば、クリニックに通えなくなった方も見落とすわけにはいきせん。これまで、訪問診療が専門のクリニックの院長として在宅医療の経験も積んできましたので、総合的な知識と経験を生かして取り組んでいます。できるだけ地域に寄り添い、かかりつけ医としての役割を果たしていきたいと思っています。

地域の方に、これからの意気込みをお伝えください。

浅野貴光院長 元八事ファミリー内科クリニック6

地域の方が、何か体調が悪くなった時に、「元八事ファミリー内科クリニックに行こう」と思っていただけるようなクリニックをめざしています。専門の呼吸器疾患はもちろん、日本内科学会総合内科専門医としても、患者さんの気になる症状から隠れた疾患を見つけ出せるような、きめ細かな診療を心がけていきます。風邪やアレルギー疾患、生活習慣病、おなかの不調など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

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