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尾崎 慎治 院長の独自取材記事

ゆめみなみ乳腺クリニック

(広島市南区/皆実町六丁目駅)

最終更新日:2025/12/17

尾崎慎治院長 ゆめみなみ乳腺クリニック main

皆実町六丁目駅から徒歩約3分の場所にある「ゆめみなみ乳腺クリニック」。広島大学病院や総合病院などで乳腺外科医として研鑽を積み、乳がん手術を数多く行ってきた尾崎慎治院長が2025年7月に開業したクリニックだ。乳がん検診のほか、乳房のしこり・痛み・かゆみといった症状、授乳期の乳腺炎などに対応。必要に応じてマンモグラフィ検査や超音波検査、細胞診、組織生検を実施。薬物療法にも精通し、局所麻酔でできる良性腫瘍の摘出手術や皮膚炎の処置も手がける。また、乳がんの手術が必要な患者はがん診療連携拠点病院に紹介し、手術後の患者のサポートもする。そんな同院の尾崎院長に、クリニックのことや診療で心がけていること、乳がん検診について詳しく聞いた。

(取材日2025年11月13日)

検査から治療完結まで一貫して患者に尽くす

どうして乳腺外科を選んだのですか?

尾崎慎治院長 ゆめみなみ乳腺クリニック1

私は大学を卒業後、勤務医として外科診療の経験を積み、日本外科学会外科専門医の資格を取得しました。しかし、画像診断や手術、薬物治療、緩和治療などを一手に引き受ける乳腺外科に魅力を感じ、最終的に乳腺外科を選びました。患者さんの検査や診断から手術後のケアまで治療を一貫して担当するのは、やりがいがあります。欧米の場合ですと、手術は入院先の外科の医師が、薬物治療は腫瘍内科の医師が行うというように完全分業制なのです。日本の場合、分業できるほどのマンパワーがないというのもあるのでしょうが、医師としてはすべての過程に携わり、さまざまなことを勉強できることに魅力を感じます。

これまでのご経験の中で、学びの多かった所属先はありますか?

千葉県内の病院に3年間勤務していたことがあります。その病院ではまず手術による傷痕をできるだけ小さくすることや、CVポートの造設について学びました。CVポートというのは、心臓近くにある大静脈にあたる中心静脈にアクセスするためのカテーテルと、薬を注入する部分である「ポート」からなる装置で、抗がん剤治療が必要な患者さんと高カロリーの点滴が必要な患者さんに適用されます。腕に直接針を刺して点滴や抗がん剤を投与すると、液が漏れて血管に炎症が起きて硬くなりつぶれてしまう場合があるんです。そういったことを防ぐために、CVポートを胸か腕の皮下に埋め込み、カテーテルを通じて点滴や抗がん剤を中心静脈に直接投与することで患者さんの血管を守ります。

開業されてからもCVポートの造設はされているのですね。

尾崎慎治院長 ゆめみなみ乳腺クリニック2

そうですね。CVポートの造設には注力していて、がん診療連携拠点病院から依頼をいただいており、当院は日帰りでCVポートの埋め込み手術をしています。また、埋め込む箇所を胸あるいは、腕の2ヵ所から選択できるのも当院の特徴です。

検査結果をスピーディーにそろえ、早期治療につなげる

この地に開業された理由をお聞かせください。

尾崎慎治院長 ゆめみなみ乳腺クリニック3

南区皆実町エリアに乳腺専門のクリニックが少なかったというのが大きな理由です。地域の方が遠くまで足を延ばさなくても、近くで診療を受けられたらという思いがありました。また、私が以前勤めていた県立広島病院や広島大学病院とも近く、手術や抗がん剤治療が必要な患者さんを紹介するなど、連携してやっていけるというのも理由の一つです。これまで乳がん手術をはじめとする臨床経験を十分に積んできましたので、乳腺にお悩みを持つ方への対応はしっかりさせていただきますし、乳がん手術を受けられた方の術後のサポートもいたします。

院内の内装や設備にこだわられた点を教えてください。

内装については事務長である妻が女性目線で、建設会社の方とともに考えてくれました。患者さんがほっと落ち着ける空間になっていると思います。1階はマンモグラフィなやエコー検査などの検査が受けられる検査室と、局所麻酔で行う手術が可能な手術室を備えています。手術室には手術用の無影灯と簡易的なベッドがあり、良性の腫瘍の摘出や、先ほどお話ししたCVポートの埋め込み、さらにできものの除去やちょっとした傷の手術も可能です。2階が受付と診察室になっていて、白を基調にレース柄のピンク色のソファーや観葉植物を取り入れて、優しい雰囲気を演出しています。くつろいでお過ごしいただけるのではないかと思います。

どういった患者さんが来院されますか?

尾崎慎治院長 ゆめみなみ乳腺クリニック4

主に乳がん検診が目的の方や、乳房にしこりのある方、授乳中に乳腺炎を起こした方、さらに乳房に痛みとかゆみがある方が来院されます。痛みやかゆみのある方は30代と40代に多いですね。痛みの場合、肉芽腫性乳腺炎という乳腺炎を発症されている場合があるので注意が必要です。明らかに乳がんに罹患しているという方の場合は、まず組織生検を行い病理検査に出します。その結果が10日から2週間後に出るので、それまでに詳しい画像検査を受けていただき、検査結果をそろえて、できるだけ早く治療につなげるように努めています。

定期的な乳がん検診と日常生活での自己触診を推奨

診療の際、患者さんと接する上で心がけていることはありますか?

尾崎慎治院長 ゆめみなみ乳腺クリニック5

検査の結果を患者さんにわかりやすく説明するよう心がけています。良性の腫瘍とわかった場合は、当院のホームページに掲載している写真や、インターネットで検索して探した写真を見てもらいながら説明しています。乳がんが判明した患者さんには当院で作成した資料をご覧いただき、ステージと乳がんの性質、どういう治療が必要で、それを今後どのように進めていくかといったことを説明します。その際、私だけからではなく、乳腺外科の外来に勤務経験のあるベテランの女性看護師からも説明をしてもらっているんです。不安な気持ちになっている患者さんも女性のほうが相談しやすいでしょうし、心の支えになるかと思います。

乳がん患者さんに対する心のケアにも注力されているのですね。

乳がん患者さんのためのヨガの会や食事指導を考える会など、個人で活動されている方や団体のポスター、チラシなどを院内に掲示しています。特にお勧めしているわけではないですが、自主的に参加して前向きな気持ちになっていただけたらうれしいですね。また、私は勤務医時代、大学病院を中心に医療従事者が立ち上げたピンクリボンプロジェクトを行うNPO法人の「まちなかリボンサロン」に参加していました。乳がん患者さんたちがお互いに情報を交換したり、乳がんについて勉強したりするコミュニティーです。開業後、少しずつ落ち着いてきたので、また参加しようと考えていて、来月は「乳がん術後の生活習慣について」という講演を行う予定です。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

尾崎慎治院長 ゆめみなみ乳腺クリニック6

現在、日本人のおよそ9人に1人が乳がんに罹患するといわれています。早期発見、早期治療でリスクを減らすためにも、定期的に乳がん検診を受けて、日常生活では自己触診をしてください。乳房を意識する生活習慣のことを意味する「ブレスト・アウェアネス」という言葉があるのですが、それを身につけていただきたいですね。万が一、再発した場合でも早くから治療に取り組めば、安定した状態を保つことも望めます。また、当院では自己触診のやり方を紹介するパンフレットを用意し、しこりのモデルで触診を体験していただいています。自己触診について知識を深めたい方はぜひお越しください。乳がんに限らず、授乳期の乳腺炎をはじめ乳腺周りのお悩みのある方はどんなことでも気軽にご相談いただければと思います。

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