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佐々木 崇暢 院長の独自取材記事

ささき耳鼻科クリニック

(燕市/燕三条駅)

最終更新日:2025/12/23

佐々木崇暢院長 ささき耳鼻科クリニック main

2025年5月、燕市の井土巻に開院した「ささき耳鼻科クリニック」。佐々木崇暢(たかのぶ)院長は新潟出身で、新潟大学医学部卒業後は新潟大学医歯学総合病院を軸に、県内各地の中核病院にて研鑽を積んできた豊富な経験の持ち主。同院は耳鼻咽喉の不調はもちろん、感染症やアレルギー性鼻炎、睡眠時無呼吸症候群など、幅広く診療を行う。「病気で悩んでいる方の気持ちに寄り添える医師をめざし、地域の方の役に立ちたいという一心で開業しました」と明るい笑顔で話す佐々木院長に、クリニックの特徴や今後の展望を詳しく聞いた。

(取材日2025年10月29日)

患者一人ひとりに優しく向き合う医療をめざして

開院から約半年ですが、最近の状況はいかがでしょうか?

佐々木崇暢院長 ささき耳鼻科クリニック1

ありがたいことに、想像以上に多くの患者さんに来院いただき、毎日がとても充実しています。体調に不安があるときに「ここの医院へ」と思っていただけるようになってきた、と感じられる瞬間が増えてきました。新規の患者さんの中には、家族や知り合いに勧められて来院される方も多く、クチコミで自然に広がっていることが本当にうれしくて。まだ半年ではありますが、地域の皆さんに温かく受け入れていただけている実感が、今の私たちにとって大きな励みです。

新規開院にあたり、思い描いたクリニック像はどのようなものですか?

一言でいうなら「温かさのあるクリニック」です。受付から診察、検査、会計まで、どの場面でも安心して過ごしてもらえる場所でありたいと思っていました。開院前からスタッフと共有してきた「優しく、丁寧に、寄り添う姿勢を大切にする」ことは今も変わらない軸になっています。そのために、診療の質を高めることはもちろんですが、その先にある人が笑顔になれる場所をつくることに価値があると思っています。医療って不安のある状態で来られる方も多いです。だからこそ「ここなら大丈夫」と肩の力を抜ける場所でありたい。そんな想いでクリニックをつくりました。

診療コンセプトを教えてください。

佐々木崇暢院長 ささき耳鼻科クリニック2

「一人ひとりに最適な診療」「ていねいで分かりやすい診療」「スムーズな診療」を3本柱にしています。「最適な診療」では、耳鼻科の症状は見た目が似ていても、原因や治療方針はまったく違うことが多いんです。だから必要な検査をきちんと行い、その方に合った診断・治療につなげます。次に「分かりやすい診療」。診察中に大型モニターで耳・鼻・喉の状態を一緒に確認してもらいます。「こうなっているから痛い。これが原因か」と理解できると安心感が違います。診察後はオリジナルの疾患説明カードをお渡しし、帰宅後にも見返せるようにしています。そして「スムーズな診療」。実はこれが一番難しくて。丁寧に診たいし、でもストレスなく受診していただきたい。その両立をめざし、動線づくりや待ち時間対策など、スタッフと一緒に改善を続けています。

一人ひとりに向き合うことと、スムーズな診療の両立は難しい点もあるかと思います。

はい。永遠のテーマです。丁寧に診たいと思えば、どうしても時間がかかってしまう。でも患者さんに向き合う時間は削れません。そこで「診療以外の時間を極力短くする」ことに注力しています。診察室にはパソコンを2台置き、クラークを2人体制に。私が診療している横で、代行入力を交互に進めてもらうことで、カルテ作成の時間を大幅に減らしています。さらに院内は回遊動線にして診察室への入退室を別ルートにすることで、患者さん同士がすれ違わないので、ほんの数秒でも確実に短くなります。この積み重ねが大きな短縮につながるんです。予約は時間帯予約と当日の順番待ち予約の併用ですが、まだ改善の余地があります。どの世代の方でも楽に受診できる方法を常に考え、試行錯誤を続けています。

鼻・副鼻腔疾患の診療経験から検査機器を取りそろえる

どのような症状で来る患者さんが多いですか?

佐々木崇暢院長 ささき耳鼻科クリニック3

時期による違いはありますが、感染症の患者さんが多い印象です。鼻水・咳・喉の痛みなど、子どもから大人まで幅広いです。耳鼻咽喉科の強みは、鼻や喉の奥まで内視鏡で直接確認できること。見た目では判断しづらい部分まで観察して、「風邪として経過を見るべきか」「抗菌薬が必要なのか」を適切に判断することができます。この見極めを丁寧に行うことで、一人ひとりに合った治療を提案することが耳鼻咽喉科の魅力だと感じています。

佐々木院長が特に得意とする分野はありますか?

勤務医時代は鼻や副鼻腔の疾患を中心に診療し、手術も担当しました。特に副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎は本当に多く向き合ってきたので、今も強い思いがあります。その経験をクリニックでも生かしたくて、当日に約30分で結果が出るアレルギー検査機器を導入しました。スギやダニ、ハウスダストなど41項目を一度に調べられ、しかも指先の少量採血で済むので、小さなお子さんにも負担が少ないんです。また、副鼻腔炎の診断精度を上げるために、コーンビームCTも導入しました。「専門として向き合ってきたからこそ、クリニックでも妥協しない」。そんな気持ちで機器をそろえています。正確な診断ができると治療方針にも納得していただきやすくなるので、結果として患者さんのためになります。

開業を決めた理由を教えてください。

佐々木崇暢院長 ささき耳鼻科クリニック4

勤務医時代は、手術や研究、教育など、本当に多くの役割を経験してきました。特に新潟大学医歯学総合病院では、鼻の手術専門の医師が少なかった時期もあり、毎日緊張感のある日々でした。大変でしたが、その一つ一つが今の自分を支えていると感じています。そうした日々の中で、改めて気づいたのが、「患者さん一人ひとりと向き合う診療が好きだ」ということ。「もっと丁寧に診たい」「もっと身近な場所で支えたい」という思いが大きくなっていきました。「目の前の患者さんにもっと寄り添える環境を、自分でつくりたい」。その思いが自然と開業の選択につながりました。自らの手でつくった場だからこそ、責任を持って長く安心して通っていただける医療を提供していきたいと考えています。

幼少期から「患者に寄り添う医師」になりたかった

医師をめざしたきっかけを教えてください。

佐々木崇暢院長 ささき耳鼻科クリニック5

私自身、小さい頃から脱毛症で長く通院していました。遠方の病院まで毎回1時間半ほどかけて通っていたので、通院が生活の一部でした。ただ、小さな子どもにとって大きな病院は緊張する場所でもあって、途中から近くのクリニックを紹介していただき、そこで出会った先生がとても穏やかで優しい方でした。その先生に診てもらったとき、「病院って、安心できる場所なんだ」と感じたことを今でも覚えています。明るく落ち着いた雰囲気の中で「ここなら大丈夫」と思えた経験があり、患者さんに寄り添える医師になりたいという気持ちにつながったのだと思います。今、自分が患者さんを迎える立場になってみて、当時の自分が求めていた“安心できる場所”を、今度は私がつくる番なんだと感じています。

この仕事をしていて良かったなと思ったことはありますか?

患者さんからの感謝の言葉をいただくときです。「先生のおかげで良くなりました」と言っていただけると、何度聞いても胸が熱くなります。特に印象に残っているのが、あるお子さんのエピソードです。過去に嫌な思いをし、医療機関に対して怖いイメージを持っていたとお母さんから伺いました。それが当院に通うようになってから、「またパンダの耳鼻科に行きたい」と言ってくれたそうなんです。当院のロゴはパンダがモチーフなので、そういってくれたんです。その話を聞いたときは、本当に泣きそうになりました。怖い場所が、また行きたい場所に変わる。その瞬間に立ち会えたことが、この仕事をしていて良かったと心から感じる時間です。

今後の展望を教えてください。

佐々木崇暢院長 ささき耳鼻科クリニック6

開院当初から「お待たせしない、スムーズな診療」を目標に掲げてきましたが、予約システムなど工夫は重ねてはいるものの、まだ理想の姿には届いていないと感じています。だからこそ「丁寧な診療」と「スムーズな診療」の両立を実現したい。その思いで、開院時から診察室を広めに設計し、将来的に二診体制を見据えてきました。医師やスタッフを段階的に増やし、質の高い診療を保ったまま、よりスムーズに受診できる環境を整えたいと考えています。「困ったときは、ささき耳鼻科に行けば大丈夫」。地域の皆さんにそう思っていただける存在になるために、体制づくりと設備面の改善を続け、目の前の患者さんを大切にしながら未来に向けた準備も進めていきます。長く安心して通っていただけるクリニックであり続けたいと思っています。

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