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川島 頌久 院長の独自取材記事

かわしま歯科・予防クリニック

(春日市/水城駅)

最終更新日:2025/10/08

川島頌久院長 かわしま歯科・予防クリニック main

福岡市街地までのアクセスも良く、子育て世代や高齢者など幅広い年齢層が居住する春日市に「かわしま歯科・予防クリニック」はある。院長を務める川島頌久(のぶひさ)先生が「一目で何のクリニックかわかるようにこだわりました」と笑顔で話す、外観を一見しただけで目に飛び込んでくるブルーの大きな歯のロゴが目印だ。クリニック名にもあるように、同院の診療において軸となるのは「予防」。虫歯になって歯を削る、歯周病が進行したから抜歯をするといった治療はあくまでも対症療法であり、「歯科治療の本質は予防にあると考えます」と川島院長は語る。そのため、症状の原因を追究し、治療後は再発させないための予防へとシフト。フッ素塗布をはじめとする小児予防歯科にも注力しているという。そんな同院の診療について詳しく聞いた。

(取材日2025年8月12日)

診療放射線技師の経験を積んだ後、歯科医師をめざす

ご出身は福井県だと伺いました。

川島頌久院長 かわしま歯科・予防クリニック1

ええ、福井県で生まれ育ちまして、大学は県外へ進学したのですが、最初は歯科ではなく放射線科を卒業。20代前半は、大学病院で放射線技師として勤務していました。大学病院で勤務していたものですから、歯科の先生ともお話しする機会が多く、歯科医師という仕事に興味を持ち、岡山大学の歯学部へ。2度目の大学でしたので、できる限り親に負担をかけないよう、アルバイトにも励んだ学生生活でしたが、歯学部のカリキュラムもハードだったので、アルバイトと勉強に時間を費やした日々でした。大学時代から予防を軸とした歯科診療を行いたいという想いがありましたので、卒業後は自分がめざす予防歯科医療に注力されている歯科医院で研鑽を積ませていただいた後、私が考える予防歯科医療を実践させてくださる先生のもとで腕を磨かせてもらいました。そして、自分の技術もブラッシュアップできたと感じたことから、今年7月の開院に至りました。

予防を重視した歯科医療をという明確な目標のもと研鑽を積まれ、開院に至られたのですね。

「予防を重視した歯科医療を」という想いは一切ぶれませんでしたね。ただ、予防にはさまざまなアプローチが必要ですから、歯科治療全般のスキルもしっかり身につけました。どんな症状の方が来院されても、対応できる環境は構築できています。高い専門性を必要とする症状に関しては、他の施設とも連携しながら診療を実施。すべて私が行うことが決して良いとは思っていなくて、その見極めをしっかり行えることも歯科医師として大事なことだと思います。このエリアを開院場所に選んだのは、もともと明るい町だなと感じていたことや、立地、地域性など、理想としていた要素に合うエリアだったことが理由です。この辺りは、小さなお子さんを持つファミリー層、学生、社会人、高齢者まで、幅広い年代の方が居住されているので、私のめざす歯科医療を多くの層に届けることができるのではと期待しています。

すでに、小さなお子さんと一緒に来られるファミリー層も多いとか。

川島頌久院長 かわしま歯科・予防クリニック2

ええ、幅広い層の中でも特に子育て世代は多いですね。私自身2人の子育て真っ最中なので、親御さんとお話しする時は実体験も交えながら、虫歯にならないための情報はしっかりと持ち帰っていただけるよう努めています。子育て中の方はお仕事と両立されている方が大半ですから、時間に余裕がありません。親御さんのご負担が増えないためにも、正しい情報をお伝えすることが重要。お子さんの健やかな成長にもつながりますので、限られた時間の中で、しっかりご理解いただけるように心がけています。

診療は「対症療法」ではなく「原因療法」に力を注ぐ

年代問わず、診療のベースにあるのは予防なのですね。

川島頌久院長 かわしま歯科・予防クリニック3

多くの方の歯科受診のイメージは、歯を削る虫歯治療や、抜歯を伴う歯周病治療などではないでしょうか。予防に対する意識の高い方が増えた一方で、歯科医院は歯が痛くなったら行くところといったイメージがまだ根強く残っています。当院では、歯科治療の本質は予防歯科にあると考えていますので、痛みなどの症状を抑えるための「対症療法」ではなく、根本からトラブルの原因を取り除くための「原因療法」に注力し、患者さんの健康を守りたいと考えています。

では、診療において最も大切にされていることは何でしょう。

根拠のある情報に基づき、本当に価値のある予防ケアを総合的にご提案することです。「クリーニングや歯石除去だけで虫歯を予防できる」と思われている方も多いと思いますが、歯やお口の健康を守るためには、それだけでは十分ではありません。プラークコントロールなど患者さんご自身によるセルフケアも必要です。そのため当院では、ガイドラインや教本に基づいた情報をわかりやすく誠意をもってお伝えすることを心がけ、お一人お一人に適した予防ケアをご提案しています。今、虫歯の予防法は20通りくらいあるのですが、そのすべてが必要かというとそうではありません。その方の虫歯リスクに対して、必要な予防法をわかりやすく簡潔にお伝えする。これが当院のモットーです。

また、現在実施されている訪問歯科診療についても詳しくお聞かせいただけますか?

川島頌久院長 かわしま歯科・予防クリニック4

障害者歯科での経験もありますので、訪問歯科診療に関しては主に障害者施設への訪問診療を行っています。訪問診療も予防が軸であるのは変わりません。歯磨き粉などを使用せず歯を磨いている場合は、フッ素も積極的に取り入れますし、なぜそうなったのか、その原因を改善しなくては何も変わりませんからね。早くフッ素を取り入れていたら、口内環境の悪化を防ぐことが期待できたかもしれないと悔しい思いをする症例も少なくありません。それをいかに減らしていけるかも、歯科医師である私の役目だと思っています。それは外来も訪問診療も同じ。先ほどお伝えした「対症療法」ではなく、「原因療法」に努めます。訪問歯科診療も外来同様に年齢問わず対応しておりますので、ご希望の方はまずご相談ください。

重視すべきはエビデンスに基づいた正しい情報の提供

スタッフ体制についても教えてください。

川島頌久院長 かわしま歯科・予防クリニック5

妻も歯科医師なので今後非常勤として診療にあたることもあると思いますが、基本的には歯科医師は私、歯科衛生士3人、受付1人の5人体制で行っております。スタッフ間はもちろん、患者さんともコミュニケーションを図りながら、風通しの良い環境づくりに取り組んでいます。些細なことでも構いません。少しでも気になることがあれば、スタッフへお気軽にお声がけください。駐車場も14台分の広さを備えていますので、通いやすい環境も整えています。

今後、より力を入れて取り組んでいきたいことはありますか?

歯の予防に対する正しい知識の向上ですね。一例でいうと、虫歯になった原因について「歯磨きをサボったから」「甘いものをいっぱい食べたから」と思っている方がまだまだたくさんいらっしゃると思います。しかし、フッ素の活用がエビデンスに基づいた虫歯予防として選択されるようになった今、正しくは「フッ素を活用しなかったから」と言うべきでしょう。また、以前の「早期発見・早期治療」から、今は「リスク評価・リスク管理」というように、虫歯になるリスクを評価し、それをもとに良い口腔環境の維持をめざして管理していく時代へと変わっています。治療も「疑わしきは治療」から経過観察へと。このように、当たり前だったことがそうではなくなっている今、一人でも多くの方にエビデンスに基づいた正しい情報をお伝えすることに注力し、予防歯科と言えば「かわしま歯科・予防クリニック」とすぐに思っていただけるように取り組んでいきたいと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

川島頌久院長 かわしま歯科・予防クリニック6

さまざまなな手段で簡単に情報を入手できる時代になりました。その一方で、正しくない情報が正しい情報かのごとく当たり前にあふれています。情報過多の今、たまたま目にした情報をうのみにするのは危険。私はそう考えます。「何が正しいのかわからない」と困惑されて来院される方がいらっしゃるほどの情報社会だからこそ、ちゃんとしたエビデンスに基づいた情報提供が大事だと考えます。当院にはセカンドオピニオンを希望して来院される方もいらっしゃいます。歯科医師が100人いたら100通りの意見がありますので、いろんな歯科医師の意見を聞くことはすごく良いことだと思います。予防や口腔トラブルだけでなく、どこを受診すれば良いかわからないという方や、セカンドオピニオンを希望される方もぜひご相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/40万円~、矯正(小児)/30万円~

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