倉阪 雅巳 先生、倉阪 祐衣 先生の独自取材記事
生駒Mkyデンタルクリニック
(生駒市/生駒駅)
最終更新日:2025/12/26
2025年5月に開院した「生駒Mkyデンタルクリニック」は、生駒駅南口から徒歩約3分とアクセス良好。香芝市の「くらさか歯科医院」院長として、長らく地域医療を支えている倉阪雅巳先生が、ライフワークとして力を注いできた「ホワイトニング」に特化した分院として開業した。雅巳先生は全身の健康と口腔ケアを結びつけた診療をモットーとして、患者が安心できるように診療することを大切にしてきた。そして次女の倉阪祐衣先生は、やわらかな物腰と穏やかな話し方で、患者一人ひとりに丁寧に向き合っている。雅巳先生と祐衣先生に、親子で生駒の歯科医療に携わっていく意気込みや診療スタンスを聞いた。
(取材日2025年09月25日)
ホワイトニングを中心に、診療やメンテナンスに尽力
お二人の、これまでのご経歴をお聞かせください。

【雅巳先生】大学卒業後、大阪府茨木市の友紘会総合病院で歯科・口腔外科に勤務していました。救急搬送で来られる患者さんを、外科や他科の先生方と連携して診る経験を通じて、多くを学びました。その後、奈良県へ転勤したことをきっかけに、香芝市で1994年に「くらさか歯科医院」を開院しました。おかげさまで、今ではすっかり地域に根づくことができていると思います。
【祐衣先生】働く父の姿を見て育ち、自然と将来の進路として歯科医師を意識するようになりました。兄も歯科医師をめざしていたので、家族の影響が大きかったと思います。朝日大学歯学部を卒業して、歯科医院での臨床研修を終えた後にこちらへ戻り、父のもとで学びながら診療を続けてきました。
開業に至った理由と、生駒の地を選んだ理由を教えてください。
【雅巳先生】長年「くらさか歯科医院」で香芝の皆さまを診てきた中で、息子と娘が歯科医師の道を選んでくれたことによって、自分が元気なうちにもう一歩、発展させたいと思うようになりました。これまで力を入れてきたホワイトニングを中心に、より多くの方に健康的な口元の大切さを伝えたいという思いで開院しました。
【祐衣先生】生駒は兄と私が幼稚園から高校時代まで通った通学路で、家と学校の間にあるとても身近な場所でした。以前からこの近鉄奈良線の近くにはホワイトニングを行う歯科医院が少なかったこともあって、アクセスが良く気軽に通ってもらえる場所で開院できればと思っていました。
香芝市の本院とこちらで、患者層に違いはありますか?

【祐衣先生】生駒院は駅から近いこともあって、沿線の学生さんやそのお母さま世代、そして60~70代の方まで幅広く来院されていますね。ホワイトニングを希望して来られる方が多く、そこから派生して、その後のメンテナンスや治療にもつながっています。
審美目的のみにとどまらず、全身の健康まで見据える
ホワイトニングについてお聞かせください。また、診療で特に大切にされていることはありますか?

【雅巳先生】ホワイトニングは、加齢や遺伝などで生じる歯の黄ばみを、歯を削らずに白くするための施術です。ホワイトニング材と専用照射機を併用して歯の内部の黄ばみの分解を図るので、表面だけでなく歯全体の自然な白さをめざせます。また、ホワイトニングをして歯への意識が高まることで、口の中を清潔にして施術後の状態を維持しようという気持ちが生まれやすくなり、ひいては虫歯や歯周病の予防にもつながるとされています。当院では、まず口腔内スキャンで歯や歯並びの状態を撮影します。スキャンから出力した健康レポートによって虫歯や矯正が必要な箇所も把握し、患者さんご自身が口腔全体の状態を理解した上で処置を始められるようにしています。必要に応じてクリーニングや矯正などホワイトニング以外の施術も組み合わせながら、長期的にお口の健康を守ることを心がけています。
患者さんと向き合うにあたって、どのようなことを重視されていますか。
【祐衣先生】ホワイトニングは1度で終わると思われている方もいらっしゃいます。実際は、色戻りを防ぐためにも、人によりますが目安として3ヵ月ほどの期間が必要なんです。ですので、例えば結婚式など期限のあるイベントに向けて来院される方には、無理のない計画を立ててご提案しています。最初にホワイトニングの仕組みや通院の頻度について丁寧に説明して、メンテナンスの大切さも理解していただくようにしています。患者さん一人ひとりに合わせて通院頻度や施術内容を調整し、健康的に白い歯を維持するために力を注いでいます。
ホワイトニングを始めるのに適した年齢はあるのでしょうか。

【雅巳先生】これからは予防歯科の時代で、子どもの虫歯も減ってきています。矯正を受けるお子さんも増えているので、そうした子どもたちにこそホワイトニングを勧めたいと思っています。中学生から取り組むこともできますし、早く始めたほうが短期間で白くなることが見込めるのが特徴です。
【祐衣先生】若ければ若いほど歯が白くなることが期待でき、年齢とともに内部の黄ばみは強くなるといわれています。かといって、ご高齢の方には遅すぎるということではありません。70代の方から「私じゃ手遅れかな」という声を頂いたことがあります。ご高齢の方も、ホームホワイトニングを取り入れた施術を受けることと、患者さんご自身のケアに注力いただくことで、白い歯をめざせます。お幾つの方も、気になったタイミングで来ていただければ、当院は全力でサポートいたします。
印象的だった患者さんはいますか?
【祐衣先生】個人の方のお話ではありませんが、研修を終えて実家に戻り、父の患者さんを担当するようになった時、古くから通ってくださっている方々に「娘さんですか?」や「娘さんに来てもらえてうれしい」などと声をかけていただけたのが、とても印象に残っています。1人や2人ではなく、たくさんの患者さんにそう言っていただけて、自分が受け入れられたように感じられて本当にうれしかったです。そんなふうに温かく接していただけたのは、父がずっと皆さまとの関係を築きあげてきたからこそと、ありがたく思いました。
一人でも多くの患者の、心と健康に寄り添って
お休みの日は、いつもどのようにお過ごしですか?

【雅巳先生】休日は犬と過ごすことが中心です。室内犬を3匹飼っていて、犬が入れる場所を探して出かけることが多いですね。
【祐衣先生】母が旅行好きなので、予定が合う日は一緒に旅行に出かけることがあります。母は現職で歯科衛生士として働いていますが、休みの日には手伝ってくれることもあり、家族で過ごす時間がとても貴重です。
今後の展望をお聞かせください。
【雅巳先生】忙しい方にも配慮し土日も診療を行っていますが、より通いやすい環境を提供したいと考えています。歯や口腔内の健康が全身の健康につながるという理念を大事にしながら、患者さんも、そしてともに患者さんを支えるスタッフも、喜んで来てくれる歯科医院にしていきたいと思っています。スタッフはただ働いている従業員ではなく、ともに患者さんに適切な医療を提供する仲間ですので、関わるすべての方の人生を輝かせられる歯科医院をめざしていきたいですね。
【祐衣先生】まだ知名度が低いので、まずは生駒の皆さんに当院を知っていただき、ホワイトニングやクリーニングを通じて歯の健康の維持のために通っていただければうれしいです。将来的には兄も歯科医師として加わり、父と私たちきょうだい、そしてスタッフで力を合わせて、地域の方から頼られ、親しまれる歯科医院を作っていきたいです。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

【雅巳先生】健康な口腔をめざすことで、体も元気で丈夫になることがめざせると思いますし、見た目がきれいになることも期待できます。歯並びの矯正や治療は、決して難しいことではありませんので、お気軽にご相談いただければと思います。怖がらず、困ったことがあればまずはご相談ください。
【祐衣先生】初めは審美目的でホワイトニングを希望される方も多いですが、最終的には大切なお口の健康まで考えていただけるようにサポートしていきたいです。カウンセリングは無料ですので、ホワイトニングでも矯正でも気になることがありましたら、どうぞ遠慮なくお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とはオフィスホワイトニング/1万9900円~、マウスピース型装置を用いた矯正/19万8000円~、クリーニング/9900円~

