MRIやCTなどの画像診断のもと
幅広い整形外科手術を実践
三枝整形外科 真砂クリニック
(千葉市美浜区/稲毛海岸駅)
最終更新日:2025/07/15


- 保険診療
何かの拍子で手足を骨折して、遠くの大規模病院で手術や入院をする必要が出てきた場合、身体的につらく、家族の負担も大きくなる。しかし、自宅近くのクリニックで手術や入院、さらにリハビリテーションまでを受けられれば、安心して治療に向き合えるだろう。美浜区真砂にある「三枝整形外科 真砂クリニック」は、外来診療からMRIやCTなどの検査、手術、入院、リハビリテーションまで一貫した整形外科医療を提供しているクリニックだ。手術は、首から下の各部位の整形疾患に対応していて、地域にとって頼りな存在。長年、さまざまな整形外科手術に携わってきた伊藤崇院長に、検査や手術など、同院の取り組みについて聞いた。
(取材日2025年7月2日)
目次
外来診療から手術、入院 、リハビリまで一貫して患者をサポート
- Qどんな時に整形外科を受診すべきでしょうか。
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A
▲外来から入院・リハビリまでサポートしてくれる
まず整形外科について、美容整形や形成外科と混同されている方もいらっしゃいます。整形外科は首から下の部分、関節や靱帯、骨などに生じた痛みやしびれを扱う科です。症状の原因として複数考えられるため、診察、検査によって一つずつ原因を否定していくことで本当の原因を探り治療につなげます。痛みやしびれの本当の原因が何かご本人は判断つきませんから、何らかの症状が出たらまずは受診していただければと思います。門戸は広く開けていますので、軽い症状でもいらしてください。
- QこちらにはMRIとCTがありますが特徴を教えてください。
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A
▲閉所が苦手な人でも安心して受けられる開放型MRIを導入
整形外科疾患を適切に診断するためにMRIとCTは必要不可欠です。MRIはエックス線検査ではわからない骨折を発見できます。エックス線検査で異常がないと言われたけれど痛みが治まらず、MRI検査で骨折が判明したという例がとても多いです。当院では閉所が苦手な方でも安心して受けられる圧迫感の少ない開放型MRIを導入しています。また、CTは骨全体の形を立体的に見られます。例えば骨盤全体の形をCTで確認することは股関節の手術の際に重要です。さらに当院では骨粗しょう症の細密な診断のためにDEXA法の骨密度検査機器も導入しています。
- Q検査結果はどのように生かされるのでしょうか。
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A
▲丁寧・精密な検査で適した治療法を提案
検査画像を確認し、症状の重症度や将来の予測なども含めて、どのような治療法が適切か判断します。治療方法には薬物療法、リハビリテーション、手術があります。重症度や患者さんの生活の質などを考慮して、手術が必要と判断したら、患者さんに手術したほうが良いですよ、と手術内容やその利点などについてお話ししています。手術に年齢的な制限は設けていなく、全身状態が良ければ90代の方でも受けられます。ただ、手術を受けなさい、というように強制はしません。患者さんの中には手術は受けたくないと思っている方もいますので、その場合は、手術以外の方法で最善の策を模索していきましょう。
- Q手術はどのような体制で行われるのですか。
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A
▲無菌室の手術室で安全面に配慮されている
当院では1階の手術室で、整形外科の医師2人、麻酔科の医師1人、複数の看護師という体制で行っています。手術室は無菌室となっていて、麻酔についても麻酔科の医師が全身管理を行い安全面に配慮しています。手術は、腕や足の骨折、脊椎圧迫骨折や腰椎圧迫骨折などの圧迫骨折、変形性膝関節症や変形性股関節症に対する人工関節置換術、脊柱管狭窄症など脊柱疾患に対する手術など、整形外科手術全般に対応しています。稲毛にある本院の「三枝整形外科医院」とは連携を取っていて、本院の患者さんで手術が必要な場合は、当院で手術を行っています。
- Q手術後から退院、その後のフォローについても教えてください。
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A
▲病床15床の入院施設と広いリハビリテーション室を設置
当院では病床15床の入院施設と広いリハビリテーション室を設置しています。病室はブラウンを基調とした落ち着きのある造りで、個室は2室用意しています。3人・4人部屋には各ベッド横に厚めのパーティションを設置して、個室感が出るよう工夫しています。また、広いリハビリテーション室では、手術の翌日からリハビリを行っています。理学療法士が一人ひとりの症状に即したメニューを提供し、早期の機能回復、社会復帰をめざしています。退院後は外来で経過観察や通院リハビリといったフォローアップもしっかり行っています。このように当院では外来から手術、退院後まで一貫して患者さんをサポートしています。