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石合 理崇 院長の独自取材記事

さどわら眼科

(宮崎市/佐土原駅)

最終更新日:2025/10/01

石合理崇院長 さどわら眼科 main

宮崎市中心部から北へ車で約30分の場所にある「さどわら眼科」は、2025年6月に開院したクリニックだ。佐土原I.Cから車で2分ほどの佐土原町の中心部に位置し、周辺にはクリニックやスーパーなどが立ち並ぶにぎやかな通り沿いにある。石合理崇(いしあい・みちたか) 院長は、宮崎大学病院や県病院、日南病院にて研鑽を積んできた経歴を持ち、手術経験も豊富。クリニックでは珍しい硝子体手術にも対応している。明るく、優しい語り口が印象的な石合院長は、「患者さんの利益が最優先」だと語る。患者を表面的に見るのではなく、その人の生活背景に思いを巡らせながら診療にあたる姿勢を大切にしているという。今回は、開業への思いや、診療に込めるこだわりについて話を聞いた。

(取材日2025年7月17日)

地域への想いと縁が導いた、佐土原での開業

この地に開業された理由を教えてください。

石合理崇院長 さどわら眼科1

候補地はいくつかあったのですが、佐土原は昔から「居心地がいい」と感じていた場所で、学生の時からこの地域を通る度にそう思っていました。開業にあたって物件を探している中、偶然このクリニック横にある建築会社の社長さんと知り合い、この土地を紹介してもらえたことで即決しました。また、この地域は近隣に眼科がなかったため、高齢の方はもちろん、これから眼科受診を必要とされる若い世代の方のために必要だと考えました。将来の医療ニーズを見据え、地域貢献できる場として最適であったこと、スタッフが通勤がしやすい立地であることなど、さまざまな点でメリットが多いなと感じ「ここだったら」という思いで開業を決めました。

院内の内装や雰囲気づくりで意識したことはありますか?

親の仕事の都合で与論島に住んでいたことがあり、沖縄に住んでみたいという思いがずっとありました。その気持ちを反映したくて、ロゴマークは海の波をモチーフにし、外観や院内は白を貴重としたリゾートホテルのような雰囲気をイメージしました。患者さんがリラックスして過ごせるよう意識しており、院内の動線もできるだけシンプルにし、患者さんやスタッフがスムーズに動けるように工夫しました。クリニックの空間すべて患者さんが安心して通える場所になるよう、細部にまでこだわっています。

検査機器・設備面でのこだわりや特徴について教えてください。

石合理崇院長 さどわら眼科2

検査機器は、病院レベルをめざして先進の機種をそろえており、必要な検査の多くは、ほぼカバーできます。院内は患者さんやスタッフの動線を考え、省スペースを意識しているのですが、距離の確保が必要な視力検査は、患者さんの状態に合わせて臨機応変に対応できるよう整えてあります。白内障の手術に使用する機器や硝子体手術に使用する機器も先進の物を導入しております。また、感染症対策にもかなり力を入れています。院内全体の温度を一定にする空調システムや、 電解次亜塩素酸水の噴霧による衛生管理などを採用し、患者さんに快適に過ごしていただけるような環境づくりを意識しました。

この地域の方の印象はいかがですか?

佐土原の皆さんはとても温かい方が多いですね。開業後は来院した方に「近くに眼科ができて安心した」という声もいただきました。これまで近隣に眼科がなく、遠方まで足を運ぶ必要があったため、通院の負担軽減や待ち時間の短縮という面でも貢献できているようでうれしく思います。患者さんの年齢層は、佐土原にお住まいの方を中心に、幅広い年齢層の方々が来院されています。ご高齢の方はもちろんですが、ベッドタウンということもあり、お子さまとその親御さん世代の来院もとても多いですね。

手術にも対応する、安心の「かかりつけ眼科」に

先生が医師になられたきっかけや経歴を教えてください。

石合理崇院長 さどわら眼科3

実は、最初から医師をめざしていたわけではなかったんです。幼少期からものづくりが好きで、プログラマーになりたいと思っており、大学は工学部に進もうと考えていました。そんな中、公務員だった父が病院の事務に配属され、医療現場の話をいろいろと聞かせてくれるようになりました。父の話にふれるうちに、次第に医師の仕事に魅力を感じ、医学部をめざすことに決めました。父は自分のことより人が喜ぶことをしたいという人で、そういう背中を見て自分もそういう姿になりたいと思うようになりました。眼科を専攻したのは、もともと手先が器用なこともあり、外科的な処置にも携われる点に魅力を感じたからです。その後、無事に宮崎大学医学部を卒業し、大学病院や県病院、日南病院などで研鑽を積みました。

診療で意識していることや、こだわりは何でしょうか?

「患者さんのお困り事を聞いて解決すること」これに尽きますね。どんな小さな訴えにも耳を傾け、できる限り最後まで対応させていただくこと。そして自分の知識を深めながら、患者さんの問題の解決をめざすという姿勢を大切にしています。また、当院で可能な治療であっても、他院での対応が望ましいと判断した場合は、迷わず信頼できる先生をご紹介しています。病気だけを診るのではなく、患者さんの生活や背景、人生まで想像しながら、患者さんが幸せになることを優先し診療に向き合うことが大切だと考えているからです。年齢や立場関係なく、すべての患者さんに敬意を持って接することも心がけています。

クリニックで行っている手術について教えてください。

石合理崇院長 さどわら眼科4

白内障手術に加え、網膜剥離などで緊急を要する硝子体手術にも対応しています。大学病院や県立病院に勤務していた頃、昼夜を問わず手術対応に追われる経験をしました。そんな経緯から、クリニックで対応可能な手術は行い、大学や県病院の先生方の負担を少しでも減らせたらという思いがあります。とはいえ、硝子体手術といっても適応となる病気の幅は広く、緑内障の手術の一部などは入院が望ましい場合もあります。まずは患者さんの利益を最優先し、当院での対応が適切かどうかを慎重に判断した上で、必要があれば紹介をさせていただきます。

予約システムや待ち時間に対する配慮について教えてください。

当院では、従来の「順番制」ではなく「時間枠」ごとの予約システムを導入しています。電話かウェブでご予約後、指定の時間帯にご来院いただくことで、少ない待ち時間で検査・診察を受けることができます。例えば、11時の枠に予約された場合は、11時にご来院いただければ大丈夫です。順番がいつ来るかわからない状態で長時間待つ必要がなく、診察時間まで近隣施設で時間を有効活用していただくこともできます。

人として、医師として。想像力を持ち患者に向き合う

プライベートではどのようにリフレッシュされていますか?

石合理崇院長 さどわら眼科5

家族と過ごす時間が一番のリフレッシュになっていますね。最近は新居の中庭で子どもたちと水遊びをするのが楽しみで、はしゃぐ姿に癒やされています。また、旅行も大好きで、沖縄など南の島にはよく訪れています。子どもが大きくなり、旅費もかさむようになってきたのが悩みどころですが、それもまた家族旅行の楽しさかなと思っています。これからも家族との時間を大切にしながら、診療に向き合い、地域の皆さまに貢献していけたらと思っています。

今後の取り組みや、地域の方々へのメッセージをお願いします。

石合理崇院長 さどわら眼科6

今後は地域の開業医の先生方と連携しながら、大学病院や県病院の負担を減らせる体制づくりをしていきたいです。緊急性のある手術を地域内で対応できるようになれば、患者さんにとっても医療従事者にとっても良い環境が整うと考えています。当院としてできることに取り組み、地域医療に貢献していきます。眼科の病気は、初期対応がその後の経過を左右することもあります。不調があったら我慢せずに、些細なことでも相談ください。お子さまから高齢の方まで、どなたでも安心して来ていただけるクリニックをめざして、人として医師として、今後も丁寧な診療を心がけてまいります。

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