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早期診療が鍵を握る
アレルギーの専門家とめざす快適な毎日

manaこどもの診療所

(姫路市/東姫路駅)

最終更新日:2025/09/12

manaこどもの診療所 早期診療が鍵を握る アレルギーの専門家とめざす快適な毎日 manaこどもの診療所 早期診療が鍵を握る アレルギーの専門家とめざす快適な毎日
  • 保険診療

本来は体を守るはずの免疫が過剰に反応し、かえって不調を引き起こしてしまうアレルギー疾患。乳児期の湿疹・アトピー性皮膚炎を始まりとし、成長に伴って喘息やアレルギー性鼻炎へとかたちを変えることも少なくない。そんなアレルギーに悩む子どもや大人を丁寧に診療し、支えるのが姫路市の「manaこどもの診療所」だ。藤原安曇(あずみ)院長がアレルギー専門クリニックで研鑽を積んだ経験を生かし、多様な症状に対応。スギやダニの舌下免疫療法も提供し、根本的な改善もめざす。さらに、子育て中の家庭もスムーズに通院できるよう予約や支払いができる受診アプリやオンライン診療も導入。忙しい日常に寄り添いながら、温かなアレルギー診療を心がける藤原院長に、アレルギー疾患の現状や早期受診の大切さについて話を聞いた。

(取材日2025年7月29日)

連鎖する可能性もあるアレルギー。多様なアレルギー疾患に対応する専門クリニックを受診し、早期対策を

Qアレルギー疾患について教えてください。
A
manaこどもの診療所 放置をするとアレルギーマーチへ進行してしまう場合もある

▲放置をするとアレルギーマーチへ進行してしまう場合もある

アレルギー疾患とは、本来は体に害のない物質に対して、免疫システムが過剰に反応してしまうことで起こる病気のことです。体が「異物」と誤って認識することで、くしゃみやかゆみ、湿疹、呼吸困難など、さまざまな症状が現れます。代表的な疾患にはアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎などがあります。子どもの頃に発症しても、成長とともに症状が軽くなることもありますが、放置すると複数のアレルギー反応が連鎖し、かたちを変えて次々と症状が現れる「アレルギーマーチ」へと進行することもあります。そのため、症状が現れたら、アレルギーに関して幅広く対応できるクリニックを早期に受診することが大切です。

Q先生はアレルギーの専門家でもあるのですね。
A
manaこどもの診療所 自身の経験をもとに、患者一人ひとりに寄り添う藤原院長

▲自身の経験をもとに、患者一人ひとりに寄り添う藤原院長

自分の子どもがアレルギーであったことをきっかけに、きちんと説明し治療できるようになりたいと専門クリニックで学んできました。今は日本アレルギー学会アレルギー専門医の資格を有し、幅広くアレルギー疾患の患者さんを診ています。アレルギー専門医を受診することで、血液検査だけではなく、皮膚でアレルギー反応を調べるプリックテストや、食物経口負荷試験など専門的な検査を受けることができます。特に食物アレルギーでは、単にその食品に対するアレルギーの強さを調べるだけでなく、加熱の有無や形態など、さまざまな違いを踏まえて詳しく診断、治療を行うため、一人ひとりの体質に応じたこまやかな治療が期待できます。

Qどのような症状があれば相談すべきなのでしょうか?
A
manaこどもの診療所 少しでも不安な症状があれば早めに医師へ相談を

▲少しでも不安な症状があれば早めに医師へ相談を

目のかゆみや鼻水が続く、季節の変わり目に咳が出る、風邪が長引きやすい、ゼーゼーするなどの症状があればアレルギーの可能性があります。繰り返す湿疹やかゆみも、アトピー性皮膚炎かもしれません。食べ物が原因の場合は、食後2時間以内に発疹や咳、嘔吐などの症状があれば注意が必要です。最近では、食後2、3時間後に激しく吐く「消化管アレルギー」も増えています。血液検査だけではわからないことも多く、その子その子で必要な検査や治療が異なります。心配な症状があれば、早めにかかりつけ医を見つけ、一緒に見守っていくことが大切です。

Q子育て時には、どんなことに気をつければ良いでしょうか?
A
manaこどもの診療所 子どもに関しては、赤ちゃんの頃から肌を清潔に保つことも大切

▲子どもに関しては、赤ちゃんの頃から肌を清潔に保つことも大切

最近では、アレルギーの原因物質が、炎症のある肌から体に入ってくることでアレルギーが成立するということがわかってきました。そのため、赤ちゃんの頃から肌をきれいに保つことがとても大切です。食事や汗をかいた後など、清潔にしてこまめに保湿をしましょう。食後に赤くなったり発疹が出た時、「アレルギーかも?」と心配になると思いますが、自己判断で食べるのをやめず、症状や量、時間などを記録して医師に相談してください。医師のもとで食物経口負荷試験を行うなどして、お子さまが食べられる量やかたちを少しずつ見つけることが大事です。またアレルギー性鼻炎では、舌下免疫療法など根本的な治療を検討してみるのもいいですね。

Q舌下免疫療法とはどのような治療法ですか?
A
manaこどもの診療所 子どもの性格や生活リズムに合わせた治療を提案している

▲子どもの性格や生活リズムに合わせた治療を提案している

舌下免疫療法は、スギ花粉やダニなどのアレルゲンを体に慣れさせ、症状を和らげることを目的とした治療法です。薬剤を1分間口に含む必要があるので、5歳くらいから治療を開始することができます。治療期間は3〜5年が目安で、長く続けるほど効果の持続が期待できるとされています。副作用としては、口の中のかゆみや違和感が出ることがありますが、多くは軽度で、続けるうちに落ち着く場合がほとんどです。根本的な体質改善につなげることで、アレルギー症状の軽減をめざしていけます。ただし、毎日継続することが大切です。お子さんも治療の必要性を理解し、生活リズムに合わせて、保護者が服薬を促すことで、継続しやすくなるでしょう。

ドクターからのメッセージ

藤原 安曇院長

アレルギーの症状は、「どこに相談したら良いの?」と迷ってしまう方も多いと思います。アレルギーは、肌のかゆみや湿疹、鼻水やくしゃみ、目のかゆみ、咳など、いろいろなかたちで現れ、時にはいくつもの症状が同時に出ることもあります。そんなときは、体全体を診てくれるクリニックに相談するのが良いでしょう。原因がはっきりわからなくても大丈夫です。「これってアレルギー?」と気になったら、早めに受診して、専門の先生に相談してみましょう。当院では、アレルギーに関しては大人の方の診療も実施しているほか、オンライン診療や予約・決済ができるアプリを導入して受診しやすい環境を整えています。気軽にご相談ください。

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