羽山 開智 院長の独自取材記事
アーバン歯科 池袋駅前院
(豊島区/池袋駅)
最終更新日:2025/08/01

東京都心に位置する主要ターミナル駅の一つである池袋駅の東口から徒歩1分の立地にある「アーバン歯科 池袋駅前院」は、誰もが安心して受診できる歯科クリニックをめざして2025年7月にオープン。口腔内スキャナーなどの機器も使い、患者の口の中を丁寧に診た上で適切な診断・治療を心がける同院には、親知らずの抜歯を希望して受診する患者も多いそうだ。羽山開智院長は「受診しやすい立地と診療時間に加え、当日予約なしの患者さんにも対応する点などが、そうした患者さんが多い理由かもしれません」という。「私を含め歯科口腔外科に力を入れている歯科医師も在籍していますから、お気軽にご相談ください」と話す羽山院長に、同院の特徴などについて聞いた。
(取材日2025年6月26日)
立地や受診時間の工夫で受診しやすいクリニックに
こちらでは平日も土日も診療されるのですね。

ええ、平日は連日19時30分まで、土日も18時30分まで診療しています。ターミナル駅である池袋駅の東口からすぐ近くの立地なのでアクセスも便利ですし、お勤めの方も仕事の後や休日にご利用いただけると思います。受診は基本的に予約制で、ウェブから24時間手続きができますが、どうしても我慢できない歯の痛みもあるでしょう。このため当院では、当日予約なしでおみえになった患者さんにも対応しています。予約いただいた患者さんが優先のため来院後にしばらくお待ちいただきますが、なるべく早めに診るようにしています。立地や診療時間などで受診しやすくしているのは、歯科の治療に来ていただくハードルを少しでも下げたいから。身近で便利な歯科クリニックとしてご利用いただきたいですね。
どのような症状での受診が多いのでしょうか。
2025年7月に開院したばかりですが、現在は親知らずの抜歯を希望される方が非常に多いですね。前述のように受診しやすく、当日でも対応する点なども来院される理由かもしれません。私が以前勤務していたような大学病院は混んでいることも多く、診療時間も限られているため、お勤めの方は「治療の予約は取れたけど数ヵ月後」といった状況になりかねません。中には「とりあえず痛みが治まったからしばらく放っておこう」と思う方もいるのではないでしょうか。しかし、歯茎に埋まって見えない、横を向いているなど、生え方の悪い親知らずがあると歯周病・虫歯になりやすかったり、周囲の歯や歯茎を傷つけたりすることも考えられます。当院には私をはじめ歯科口腔外科に力を入れている歯科医師も在籍していますから、気軽にご相談いただければと思います。
こちらの診療方針をお聞かせください。

受診しやすく、初めての方でも安心して診療を受けていただくことです。そのために、どういった症状で来られたのか、ほかにお口のお悩みはないのか、歯磨きの状態はどうか、どんな食事や生活をされているのかなど、初診の患者さんには詳しく伺っていきます。さらに多くの場合で口の中をスキャンして3Dデータ化する口腔内スキャナーを使い、取得したデータをもとに、モニター上に患者さんの口の中を立体画像として構築していきます。この画像を精査することで、口の中を診るだけでは見逃すような小さな虫歯、トラブルになる要因などを見つけやすくなるのです。診断結果や治療法については、イラストや動画も使いながら、わかりやすい説明を心がけています。
検査・診断を重視し、症状によって当日抜歯も検討
親知らずにはどんなリスクがあるのでしょうか。

親知らずは、第二大臼歯と呼ばれる奥歯の奥に生える歯ですが、以前に比べて顎が小さくなったこともあって、現在は先天的に生えない人や傾斜して生える人も多くなっています。奥歯のさらに奥にある磨きづらさに加え、生え方が悪いと磨きにくさが増し、歯周病や虫歯の原因になりやすいとされ、歯茎に炎症を起こす場合もあります。しかも、顎が小さくて生えるスペースがないところに生えるため、噛み合わせや歯並びを悪化させる原因にもつながることも。このようなトラブルが起きている、または起きやすいと考えられる場合、一般的には親知らずの抜歯を検討することになります。
では診断・治療はどのように行われますか?
親知らずの部分も含め、患者さんの口の中全体をしっかりと診て、親知らずが神経に近い場合など必要に応じて歯科用CTで3次元的にも精査し、抜歯の必要性や治療の難易度を検討していきます。例えば、親知らずの大部分が骨の中に埋まっているケース、歯茎の中に伸びた歯根の形が複雑なケースなどで、歯茎の切開や歯・顎の骨を削るような治療も当院である程度対応可能です。症状によっては受診当日の抜歯が可能な場合もありますから、ご相談いただければと思います。一方で、抜歯をしたとき・しなかったときのメリットとリスクを比較して、抜歯が適さないと判断したり、しばらく経過観察にしたりするケースも考えられます。こうした見極めは親知らずの治療では重要ですから、検査と診断にも力を入れているのです。
抜歯するときの痛みへの配慮について教えてください。

確かに抜歯のときや抜歯後の痛みが不安な方も多いと思います。当院では、一般的な部分麻酔に加え、「静脈内鎮静法」を使った治療もお選びいただけます。これは意識がなくなる完全麻酔とは異なり、意識は残ったままでも痛みを感じにくくするためのもので、緊張せずに治療を受けていただけるでしょう。事前予約が必要な点、術後はしばらく回復の時間が必要な点、当日は車などの運転ができない点にはご注意ください。また、抜歯した後の傷の中に入れることで、術後の傷口の保護や止血、腫れや痛みを和らげることが期待できる保護材を使うこともできます。保護材は体の中で自然に吸収されていくので、後から取り出す手術が必要がないこともメリットです。
患者の安全を考慮して治療のやり方を選択
親知らずの治療ができない場合もあるのですか?

すぐに治療するのが難しいのは、痛みや腫れが非常に強く炎症を起こしている方です。炎症があると麻酔が作用しづらいため、抜歯は炎症が治まってから行うことが一般的です。また、難症例で抜歯に時間がかかると見込まれる方にも、改めて時間をとって受診していただくようお勧めしています。このように後日受診していただく場合とは異なり、特に難症例で当院での治療が困難な方には、安全性を考えて別の病院をご紹介することもあります。
親知らずの治療後の注意点は何でしょうか?
出血などを避けるため、抜歯後の数日間は激しい運動、飲酒、喫煙を控えて、食事では辛いものや刺激物を避けていただくようお願いしています。また、抜歯した部分を触る、爪楊枝などで食べかすを取り除くなども良くありません。歯磨きも数日間は抜歯した部分以外を磨いてください。口をゆすぐ、うがいをするときも静かに行うようお勧めしています。抜歯後の腫れ具合は患者さんによって違いますが、おおむね1週間くらいかけてゆっくり腫れが引いていくのでご安心ください。腫れるのが不安な方には腫れ止めの薬も処方できますのでご相談ください。
最後に地域の方にメッセージをお願いします。

当院は駅近くというロケーションのため、気軽に受診していただける雰囲気です。池袋というエリア性もあり、若い患者さんが多いですので、少しでも受診のハードルを下げるため、費用面も配慮しておりますので、気軽にご相談ください。親知らず、抜歯を中心にホワイトニング、セラミックなどにも対応しています。院内も新しく、リラックスして過ごせるでしょう。診療時には、診断と説明を特に重視し、わかりやすい説明を心がけています。患者さんにしっかり理解していただいてから治療するのが当院のモットー。また、受診できる時間が長く、当日予約なしで来られた方も必ず診療するようにしています。いつもの定期健診で通っていただくほか、急な痛みで困ったときにも頼れる歯科クリニックをめざしますので、多くの方にご利用いただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは抜歯/1万1000円、静脈内鎮静法/7万7000円(抜歯の手術1回につき) 吸収性抜歯創用保護材の使用/5500円(抜歯1本につき)、ホワイトニング/ホーム:2万2000円~、オフィス:3万3000円~、セラミック治療/1本5万5000円~