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小児の発熱や咳、喉の痛みは
早めに耳鼻咽喉科クリニックへ

さえき耳鼻咽喉科 分院

(明石市/明石駅)

最終更新日:2025/09/11

さえき耳鼻咽喉科 分院 小児の発熱や咳、喉の痛みは 早めに耳鼻咽喉科クリニックへ さえき耳鼻咽喉科 分院 小児の発熱や咳、喉の痛みは 早めに耳鼻咽喉科クリニックへ
  • 保険診療

小さな子どもは抵抗力が弱いため、発熱、咳、喉の痛みを起こすことがよくある。そんなとき、耳鼻咽喉科へ行くか、小児科へ行くか悩む保護者もいるだろう。しかし、両科の特徴を理解せずに受診すると、他科を勧められ二度手間になってしまうことがある。「さえき耳鼻咽喉科 分院」の佐伯優子院長は、耳鼻咽喉科医として小児の耳鼻咽喉科疾患やアレルギー疾患の治療経験が豊富であり、自身も2児の母として子どもの扱いにも慣れている。「地域の方々の耳・鼻・喉のかかりつけ医として、一緒に成長していきたいと考えています」と語る佐伯院長に、耳鼻咽喉科と小児科のかかり方の違いや、どういった症状のとき、耳鼻咽喉科を優先的に受診するかなどを聞いた。

(取材日2025年7月11日)

小さい子どもの風邪症状は、早めの処置が大切。薬を最小限に抑え、適切な処置で症状の改善を図る

Q耳鼻咽喉科で対応可能な子どもの症状について教えてください。
A
さえき耳鼻咽喉科 分院 風邪症状でも他の病気が隠れている場合があると話す院長

▲風邪症状でも他の病気が隠れている場合があると話す院長

最も多いのは風邪の症状です。長引く咳や鼻水は、アレルギー疾患や副鼻腔炎、喘息などの病気が隠れていることもあります。耳鼻咽喉科の医師であれば、粘膜や鼻水の色、炎症の有無などを見れば、すぐに何の疾患か見当がつきますので、放置せずにご相談ください。なお、当院は小児の場合、耳、鼻、喉を診るだけでなく、聴診で胸の音を聞き、全身に湿疹がないか、リンパ節が腫れてないかなどもチェックします。また、めまい、立ちくらみ、朝起きられないといった自律神経系の疾患にも対応しています。小児でも飲める薬や漢方薬があり、それで改善をめざすこともできますので、「朝が弱いね」で片づけてしまわず、医療機関の受診をお勧めします。

Q小児科と耳鼻咽喉科のどちらを受診すれば良いでしょうか?
A
さえき耳鼻咽喉科 分院 しっかり話を聞き、可能な限り患者の希望に合わせた治療を行う

▲しっかり話を聞き、可能な限り患者の希望に合わせた治療を行う

鼻水、咳、耳痛といったわかりやすい風邪症状がある場合、それらの処置が必要になるので耳鼻咽喉科を受診してください。小児科の薬だけでは鼻水が止まることがなく、鼻の処置をすることによって鼻の通りを良くします。小さいお子さまの場合は、自分で鼻をかめないので鼻水を少しでも止めるのが先決です。鼻水が止まれば鼻の通りを良くするための処置が行えます。一方、原因不明の熱や、機嫌が悪いといった場合は、小児科の受診をお勧めします。逆にいうと、原因がわからないのに耳鼻咽喉科を受診すると、「小児科へ行ってください」といわれてしまいます。このような基準を基本にすることで、複数のクリニックを受診せずに済むと思います。

Q子どもの診察をする時にどういったことに気をつけていますか?
A
さえき耳鼻咽喉科 分院 消毒済みのおもちゃを貸し出すなどの気遣いも行っている

▲消毒済みのおもちゃを貸し出すなどの気遣いも行っている

お子さまでも一人の人間として相対するようにしています。言葉が理解できない子に対しても、しっかり目を見て話をします。意味は伝わらなくても、気持ちは少し伝わっている気がします。「泣かせてすみません」と謝るお母さんには、泣いたほうが診やすくて良いですよと答えています。そして、できるだけ短い時間で最善の処置に努め、診察がスムーズに進むよう、スタッフもしっかり教育しています。お子さまが泣かずに治療を終えたら、全員で褒めるんです。きょうだいでの受診も多いので、上の子が頑張っている様子を見せながら診察したりもしますね。また、薬の飲み方、鼻のかみ方など、家でできる練習方法もお伝えしています。

Q症状によっては薬を出さない治療を行っていると聞きました。
A
さえき耳鼻咽喉科 分院 治療のモチベーションを維持し、診療がスムーズに行えるよう配慮

▲治療のモチベーションを維持し、診療がスムーズに行えるよう配慮

内服薬を最小限に抑えるには処置が大切です。処置として多いのは鼻水や中耳炎です。鼻水は吸引しますし、耳に空気が入りにくくなる滲出性中耳炎は、鼻から耳に空気を送る耳管通気を行います。飛行機に乗る前、気圧の変化で耳が痛くならないよう処置してほしいという方もいらっしゃいます。もちろん、状況や要望次第で薬をしっかり出す場合もあります。例えば、風邪をひくといつも中耳炎になってしまうとか、黄色い鼻水が出て長引くといった患者さまがいます。それぞれのデータがカルテに書いてあるので、その場合は薬で早めに治療をします。副鼻腔炎は長引く咳につながるケースや、喘息が併発しているケースがあり、小児科と協力して治療します。

Q子育て世代に向けた受診の配慮について教えてください。
A
さえき耳鼻咽喉科 分院 患者が短時間で受診できるように診療の体制を整えている

▲患者が短時間で受診できるように診療の体制を整えている

まずは診察時間です。昼1時間の休憩を挟み午前から夕方まで診察しており、幼稚園や小学校帰りの受診がしやすいと思います。衛生上の観点から、キッズルームのおもちゃを貸し出し制にしています。感染症対策として返却の都度、消毒しているのでご安心ください。待合室には、お母さんが膝の上にお子さまを乗せているイラストを掲示し、診察前に準備してもらうようにしています。スタッフもたくさんいて、それぞれの役割が決まっているのでスムーズに診察ができます。また、処方箋は近隣の薬局にコミュニケーションアプリで送信しています。薬の準備ができたことを伝えるメールが届くまで、院内のキッズスペースなどで過ごすことができます。

ドクターからのメッセージ

佐伯 優子院長

耳鼻咽喉科へ連れて行くと処置されて必ず泣いてしまうから憂鬱だとか、風邪は放っておけば治ると考えていらっしゃる方がいます。でも、受診を先延ばしにせず、取りあえず連れてきてほしいですね。来院されればおもちゃであやしたりして、スタッフみんなでサポートします。私自身も2児の母ですし、スタッフは全員お母さんなので、お子さまの扱いには慣れています。地域の方々の「耳・鼻・喉のかかりつけ医」として、一緒に成長していきたいと考えていますので、耳鼻咽喉科疾患やアレルギーなどのお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

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