飯塚 広樹 院長の独自取材記事
アスク歯科・矯正歯科 千歳船橋
(世田谷区/千歳船橋駅)
最終更新日:2025/07/07

千歳船橋駅より徒歩1分、スーパーマーケットの2階に2025年6月に開業した「アスク歯科・矯正歯科 千歳船橋」。そのクリニック名と、吹き出し型のロゴマークに込められているのは「どんなことでも相談してほしい」という思い。穏やかな口調と爽やかな笑顔が魅力的な飯塚広樹院長は、アットホームでリラックスできる環境づくりに努めている。痛みへの配慮を重視し患者ファーストの診療にこだわる飯塚院長に、クリニックの特色や開業までの経緯、診療で大切にしていることなど幅広く話を聞いた。
(取材日2025年6月20日)
リラックスできる環境でなんでも相談できる場所に
クリニックについて教えてください。

当院は、歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科を標榜し、マウスピース型装置を用いた矯正やインプラント治療、セラミックの修復治療、ホワイトニングにも力を入れています。いつでも誰でも、どんなご相談でもしてもらえるアットホームな歯科医院をめざして2025年6月に開業しました。例えば「痛い」という主訴で歯科を受診しても、実は痛みだけでなくほかにも相談したいことがあっても、いざ診療に入ると緊張で言い出せないことも少なくないはずです。そこで地域の方々が内に秘める悩み事などもなるべく話しやすいよう、温かさを感じリラックスして診療に臨める環境づくりを徹底しています。初診であればトラブルがある歯だけを診るだけでなく、お口の中全体をしっかりと把握した上で、悪いところすべてをピックアップ。問題箇所、来院回数、治療方法や完了までの期間、費用などを全部お伝えしてから治療に取りかかるのが当院の方針です。
クリニックを開業するにあたってこだわったところはどこですか?
最も大切にしたのは「過ごしやすさ」です。待ち時間も緊張せずリラックスして過ごしてもらえるように、待合室の照明は暖色系に、窓を多めに配置して院内が明るくなるようにしました。また一風変わった吹き出し型のロゴマークには、「どんなことでも相談してほしい」という願いを込めているんですよ。院内設備は高機能歯科用CTとエックス線撮影装置など、診査・診断の上で欠かせない機器が一通りそろうほか、世界基準であるクラスBの滅菌機を導入したり、可能な限りディスポーザブル品(使い捨て)を用いたりと、衛生管理にも力を入れています。
先生のこれまでのご経歴、開業の経緯をお聞かせください。

卒業後は大学病院に勤務しましたが、実際に患者さんと接する時間がほとんどなく、技術を磨きたいという希望が叶いにくいと感じたことから、総合的な歯科診療ができる歯科クリニックへ入職しました。そこではさまざまな症例を担当し、特にインプラント治療に多く携わり、現在も私の得意分野の一つとなっています。前勤務先では院長も拝命し、診療はもちろん経営やスタッフマネジメントなども学んできました。開業にあたってこの地を選んだのは、私が世田谷区在住で思い入れがあったこと、また、ここが千歳船橋駅前の食品スーパーの2階にあり多くの方にお越しいただきやすい立地であったことが理由です。
患者ファーストを徹底。通いたくなる歯科医院へ
診療で最も大切にしていることは何ですか?

痛みに対する配慮です。表面麻酔や一定スピードで薬を注入することで痛みを抑える電動麻酔器を用い、極細の針を採用しているのが当院の特徴の一つです。そして事前説明も含め治療前・中・後の口腔内写真を比較しながら解説し、患者さんが「何をされているか、何をされたのかがわからない」という状況にならないようにしています。加えて治療中にお口の開けっ放しで疲れないように、口を休める時間を設けるなど“患者さんファースト”を徹底しています。そこには痛みや恐怖心を取り除きたいという思いはもちろん、できるなら楽しくリラックスして治療を受けてほしいという考えがあります。というのも、たった1回の治療でも嫌な思いをしてしまったら「もう歯科医院には行きたくない」「また痛いことをされるのではないか」と感じてしまう方は多いと思うんです。患者さんの不安や疑念をなくして気持ちよく通院していただけるようにと日々心がけています。
患者さんとコミュニケーションを取る上で重視していることはありますか?
最終的にご自身のお口をどうしたいか、決めるのは患者さんです。そのため私は複数ある選択肢のメリット・デメリットをしっかりと伝え、私が考えるベストな治療法をアドバイスしながら、納得いく治療を選んでいただけるよう努めています。めざしているのは「地域で一番に選ばれる歯科医院」。歯の痛み、歯茎の腫れ、詰め物の補修、予防……どのような内容であっても、何かあったときに地域の方々に選ばれる歯科医院になりたいですね。そのために必要なのは、実は立地や院内の造りなどではなく、心理的に通いやすいクリニック全体の雰囲気だと考えています。歯科医師がピリピリして、スタッフに笑顔がなければ、きっと誰もがそんなクリニックに行きたくないと思うんです。質の高い診療を提供した上で、患者さんが温かな気持ちになれる場所でありたいと考えています。
お子さんの患者さんも多いそうですね。

そうですね。お子さんは急に近づくと恐怖心が勝ってしまうので、まずは距離を取りながら徐々に場に慣れてもらうことを大切にしています。また、使用器具は危険がないよう注意しながら実際に触れてもらい、風を吹きかけて遊んだり、口腔内バキュームを「お口の掃除機でお水を吸うよ」とわかりやすい言葉に置き換えて説明したりしています。スタンプカードも用意して、全部たまったらおもちゃのご褒美も用意していますよ。そして子どもたちのお口の健康を守るのに最も大切なのは、保護者の方の力です。知識があれば、お子さんのためにやらなければいけないことはおのずと見えてくるはず。お子さんの通院時には、保護者の方に歯科の知識を身につけていただけるよう、お話しさせていただいています。
スタッフとともにより質の高い歯科医療の提供をめざす
予防歯科にも力を入れてらっしゃいますね。

治療を終えて何もトラブルが起きなければ、歯科医院に行くのは3ヵ月に1回程度です。お口の健康維持は毎日のセルフケア頼りになるため、ご自宅ではわからない磨き残しを可視化し、歯ブラシの重要性を伝え、正しい歯磨きの仕方を習得してもらえるよう取り組んでいます。定期通院時は歯科衛生士が丁寧にクリーニングして歯科医師が診察を行うほか、必要があれば年に1回程度エックス線写真を撮り、早期発見・治療を心がけています。治療となれば毎週通わなければならないこともありますが、きちんとケアできていれば3ヵ月~半年に1回の通院で済み、患者さんご自身の時間にも余裕ができるため、そういった意味でも予防はとても大切だと考えています。
スタッフさんはどのような方がいらっしゃいますか?
当院のスタッフを一言で表すと「真面目」でしょうか。すべての業務に真摯に取り組む中で、自分の考えもしっかりと発言してくれますし、一人ひとりがこのクリニックをより良くするために活発に意見を出し合って行動してくれることは、非常に頼もしく感じています。そんな主体性がある一方で、周囲の状況や他者の意見を理解する広い視野があり、私の指示には的確に対応してくれる優秀なスタッフばかりなんですよ。開業前の実習では一つ一つ診療手順を確認し合いながらコミュニケーションを図り、マナー講師を招いて接遇セミナーなども行いました。今後も院内の問題点の洗い出しや改善、さらに歯科医療のさらなる知識・技術向上をめざして、ミーティングや勉強会などを重ねていきたいと考えています。
最後に、地域の方々に向けてメッセージをお願いします。

「治療はしたけれど噛み合わせに違和感がある」「治ったはずなのに噛めない」など、これまでの治療で満足していない方、また「何をされているかわからないから歯科医院は不安」という方を中心に、どんなことでも気軽に相談していただける環境を整えてお待ちしています。歯科に関連しないようなお悩み相談でも、まずはお話を伺いますので気軽にご来院ください。急な痛みに対しては先延ばしには決してせず、当日中に痛みをなるべく抑えられるよう治療を進めますので、痛いとか何か急なことがあったらご連絡いただければと思います。さらに高いレベルの診療が提供できるクリニックへと成長すべく努めてまいります。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/40万円~106万円、インプラント治療/48万9800円~、セラミックの詰め物/7万1500円~、セラミックのかぶせ物/13万2000円~、ホワイトニング/オフィスホワイトニング:4万500円程度、ホームホワイトニング:3万3000円程度
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。