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門田 哲弥 院長の独自取材記事

神田駅前もんでん耳鼻咽喉科

(千代田区/神田駅)

最終更新日:2025/07/15

門田哲弥院長 神田駅前もんでん耳鼻咽喉科 main

神田駅東口という便利な場所で、「鼻が専門。でも、何でも相談できる」をコンセプトに診療を行っている「神田駅前もんでん耳鼻咽喉科」。門田哲弥院長は、大学病院や市中病院で頭頸部腫瘍やがんに加えて、副鼻腔手術や鼻中隔矯正術、後鼻神経切断術など“鼻”の手術に数多く携わり、神尾記念病院では鼻副鼻腔診療医長として鼻の診療技術をさらに深めてきた。開業後は街のクリニックとして耳・鼻・喉の不調に広く向き合い、子どもの診療にも力を入れる。現在も神尾記念病院での手術を行っている門田院長。院内での処置だけでなく、専門病院への迅速な紹介、さらに病院での手術も門田院長に任せられるのが、同院の強みだ。カフェのように落ち着いた雰囲気の院内で、話を聞いた。

(取材日2025年7月4日)

診断、治療、手術後のフォローも担う耳鼻咽喉科

先生のご経歴をお聞かせください。

門田哲弥院長 神田駅前もんでん耳鼻咽喉科1

2005年に昭和大学医学部卒業後、母校の大学病院や総合病院で研鑽を積みました。鼻の中の曲がった骨に対する鼻中隔矯正術、アレルギー性鼻炎の症状緩和のための後鼻神経切断術、副鼻腔炎や副鼻腔腫瘍の手術など「鼻」に関する手術も数多く経験し、子どもの扁桃腺やアデノイドの切除、中耳炎の鼓膜チューブ挿入術など、耳鼻咽喉科領域のあらゆる症例を診てきたといえると思います。また関東労災病院では、抗がん剤の影響や高齢により嚥下機能が衰えた患者さんをサポートする「嚥下チーム」の一員として、立ち上げの段階から携わってきました。その後耳鼻咽喉科を中心としながら入院施設を持つ神尾記念病院に勤務。そのような病院は数少ないため全国から患者さんがおみえになり、私も鼻副鼻腔診療医長として鼻の診療技術をさらに深めてきました。

幅広い経験を積んでこられたのですね。今後はこちらでどのような診療をしていきたいとお考えですか?

日常生活の中で耳・鼻・喉の不調に悩む方は多いですから、まずは気軽に相談できる場所でありたいです。また院内での処置だけでなく、専門病院へ迅速につなぎ、病院でないと難しい手術を私が担当することも可能です。これは私が今も神尾記念病院でメスを握っており、設備の共有など神尾記念病院との病診連携を強化した「アテンディング・ドクター」だからこその特徴です。実はそれもあり、この場所での開業を決めたんです。クリニックで顔を合わせている私が病院での手術も担当することは、患者さんにも安心していただけるのではないでしょうか。もちろん手術後は引き続き当院で診ていきますし、他院で手術を受けた方のアフターフォローにも対応しています。

検査設備も充実していますね。

門田哲弥院長 神田駅前もんでん耳鼻咽喉科2

必要な医療につなげるためには、正しい診断が必要だと考えています。聴力検査、めまいの検査、ネブライザーなどの検査や治療設備は一通りそろっています。またCTは被ばく量の少ない先進のタイプを導入しており、副鼻腔炎などの診断を即日行える環境を整えました。鼻と喉の状態を確認できる内視鏡は、子どもでも受けやすいほどの細さです。耳の顕微鏡もとても画像が鮮明で、内視鏡も顕微鏡も検査中の映像をリアルタイムでご確認いただけるシステムになっています。

子どもから高齢者まで耳・鼻・喉の悩みは幅広い

子どもを診てくださる耳鼻咽喉科は少ないように思います。

門田哲弥院長 神田駅前もんでん耳鼻咽喉科3

そうかもしれません。近隣にお住まいの親御さんからも「子どもを診てもらえる耳鼻咽喉科がなくて困っていた」という話をよく聞きます。私も子育て中なのでよくわかるのですが、中耳炎、咳や鼻水、いびきなど、お子さんの耳・鼻・喉の症状は日常的に生じます。小さいお子さんの耳に水がたまった状態が続くと、言葉の遅れにもつながりかねないので注意が必要です。当院ではCTも内視鏡もお子さんの体に負担の少ない物を導入していますので、安心してご来院ください。スタッフも耳鼻咽喉科での経験が豊富なベテランぞろいで、優しい対応を心がけています。お子さんにリラックスしていただけるよう、親御さんには体を支えるなどのお手伝いをお願いします。またお子さんが恐怖心を感じるような検査や治療、過去に耳鼻咽喉科で嫌な思いをした経験があれば、ぜひお聞かせください。

高齢になると難聴の問題も出てきますね。

ご高齢になってからの難聴の場合、会話の中で聞き返しが多くなったり、テレビのボリュームが大きくなったりと、周りの方に指摘されて受診される方が多いです。目が悪くなったら眼鏡をかけるのと同じように、耳も聞こえの程度によっては補聴器の使用を検討する必要があります。その場合は、神尾記念病院内にある補聴器専門のセンターと連携してサポートします。また難聴は高齢者の問題に限らず、若い方の突発性難聴もあり、珍しいことではないんですよ。

突発性難聴について教えてください。

門田哲弥院長 神田駅前もんでん耳鼻咽喉科4

若い人からご高齢の方まで誰もが発症する病気ですが、働き世代に多く見られる傾向があります。突然耳の聞こえが悪くなり、それが長く続きますから、こちらはご自身で異変に気づきやすいです。ステロイドでの治療が中心となりますが、注意点は発症から2週間以上が経過すると治りにくくなってしまうのです。仕事で忙しく放置してしまう方もいるかもしれませんが、できれば1週間の間に治療を受けることが重要だということを知ってほしいと思います。

先生の専門分野である「鼻」ではどのような症状の方が多いですか?

やはり副鼻腔炎が多く、調べてみると難病に指定されている「好酸球性副鼻腔炎」であるケースも。当院では手術後の再発を防ぐため生物学的製剤の注射治療にも対応しています。副鼻腔炎と喘息には関連性があり、特に好酸球性副鼻腔炎ではその傾向が強まります。そのため副鼻腔炎に関しては、呼吸器内科の先生と連携して治療を進めることもありますね。その他、当院では睡眠時無呼吸症候群の検査や治療も行っていますが、これを耳鼻咽喉科で扱うのには大きな意味がありまして、それが鼻詰まりの解消です。CPAPでいくら空気を送っても、鼻中隔弯曲症やアレルギー疾患で鼻呼吸が妨げられていては効果も期待できません。睡眠時無呼吸症候群の患者さんの鼻に問題があるならば、まずは鼻呼吸がスムーズになるよう整えます。アレルギー疾患に対しては、飲み薬、舌下免疫療法、炭酸レーザー手術、後鼻神経切断術など多様な治療が可能です。

鼻が専門。でも、何でも相談できるクリニック

他科と連携して治療を進めることもあるのですね。

門田哲弥院長 神田駅前もんでん耳鼻咽喉科5

当院だけでは解決しきれないこともありますから、病院や他科との連携は大事だと考えています。逆に小児科の先生から耳の検査の依頼があったり、病院での治療を終えた方のフォローのご相談もありますね。先ほど挙げた副鼻腔炎と喘息は、耳鼻咽喉科と呼吸器内科の両面からのアプローチが必要で、このようなケースは今後さらに増えていくでしょう。また副鼻腔は上顎の奥歯のすぐ上にあるため、歯周病の菌が副鼻腔炎を引き起こすこともあるんですよ。今後、歯科との連携も実現できれば、さらに治療の精度を上げられるのではないかと思っています。その他、めまいの多くは耳石が原因である良性発作性頭位めまい症やメニエール病に関するものですが、まれに脳梗塞などが疑われることもあり、その際は近くの脳神経外科の先生にMRI検査診断をお願いしています。

診療の際はどのような心がけや工夫をされていますか?

患者さんの話に耳を傾けることと、伝わりやすい説明を心がけています。内視鏡や顕微鏡の撮影画像をお見せしているのもそのためです。専門用語を並べるよりも、わかりやすい言葉と画像ならば、患者さんにしっかりと伝わって理解していただけますからね。前回との比較画像を見れば経過も一目瞭然です。説明の最後には「ご質問はありませんか」と必ず言葉を添えて、患者さんが「聞きたかったのに聞けなかった」ということがないよう、納得してお帰りいただけるような診療に努めています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

門田哲弥院長 神田駅前もんでん耳鼻咽喉科6

耳・鼻・喉は身近な器官なだけに、ちょっと違和感があっても放置してしまう方も多いかと思います。ですが、お子さんの耳に水がたまった状態が続くと言葉の遅れにもつながりかねず、若い方にも多い突発性難聴には2週間というタイムリミットがあります。「喉がチクチクする」と放置していたら喉頭がんだったというケースもあるのです。気軽に相談できるのがクリニックの良さ。インターネットやメッセージアプリからご予約いただけますので、少しでも気になることがあればいらしてください。「鼻が専門。でも、何でも相談できる」そんな地域の頼れる耳鼻咽喉科をめざしています。

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