全国のドクター13,955人の想いを取材
クリニック・病院 156,692件の情報を掲載(2025年7月23日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 北海道
  3. 北広島市
  4. 北広島駅
  5. トナリエ北広島歯科
  6. 水野 晴樹 院長

水野 晴樹 院長の独自取材記事

トナリエ北広島歯科

(北広島市/北広島駅)

最終更新日:2025/07/22

水野晴樹院長 トナリエ北広島歯科 main

2025年3月、北広島駅前に開業した「トナリエ北広島歯科」。院長の水野晴樹先生は、大学病院や歯科医院で、口腔外科や口腔内科をはじめ、さまざまな研鑽を重ねてきたベテラン歯科医師だ。めざすのは「歯科医院らしくない歯科医院」。院内は、開放感のある内装や温かみのある色使いにこだわり、患者がリラックスして治療を受けられるよう環境を整えた。診療では、体の状態や生活背景も考慮した総合的なアプローチを重視し、なるべく「削らない」「抜かない」「痛みが少ない」、一人ひとりに寄り添った医療の提供を心がける。今後は、生活の質を高めるため、マウスピース型装置を用いた矯正やホワイトニングなどにも力を入れていく予定という水野院長に、同院のこだわりや診療時に大切にしている点などについて尋ねた。

(取材日2025年6月19日)

めざすのは「歯科医院らしくない歯科医院」

歯科医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

水野晴樹院長 トナリエ北広島歯科1

父と、父方・母方の両方のおじが歯科医師という環境で育ちました。将来のことを考えた時に、歯科医師が自然と選択肢の一つとして出たのがきっかけですね。父は室蘭で伯父と一緒に開業していました。自宅の一角が歯科医院というわけではなかったのですが、夕方や夜に「ちょっと治療するぞ」とか「チェックするぞ」と、連れて行かれることはよくありましたね。幸い私自身の歯は、金属の詰め物が1本あるくらいで、すべての歯に神経が残っています。今となっては親が定期的にメンテナンスをしてくれていたからだと感謝していますね。ですが、子ども心に父は「ちょっと怖い歯医者さん」でした。今、自分が歯科医師として働くようになり、父を反面教師にしている面も少しあるかなと思っています。患者さんが萎縮しないように優しく接して、明るく気分良く帰ってもらえるような歯科医院をめざしています。

ご経歴や、開業に至るまでの経緯について教えてください。

高校卒業と同時に室蘭を出て、北海道大学歯学部で学びました。大学卒業後は北海道大学病院の第一口腔外科、いわゆる口腔内科で臨床研修を受けました。口腔内科とは、口が渇く、舌がピリピリして痛い、などの症状を主に診る診療科です。口腔内科を選んだ理由は、他の病院では学べない専門性がある分野を専攻したいと思ったからです。その後は歯科医院で勤務をして、また戻ってきて4年ほどいました。この期間に、口内炎からMRIやCTが必要な検査までさまざまな症例に対応できたことは、自分にとって財産だと思っています。5年ほど前からこの場所で開業をすることを決めていたので、さまざまな歯科医院に勤めながら準備してきました。3ヵ所の歯科医院をかけ持ちしながら、多くの症例と治療を間近で見られたことは非常にありがたかったですね。

どのような歯科医院にしたいと考えていますか?

水野晴樹院長 トナリエ北広島歯科2

まだ開業したばかりですが、一番は「笑顔あふれる、歯医者さんらしくない歯医者さん」にしたいと思っています。歯科医院の内装もテンプレートのような真っ白ではなく、コンセプトカラーのグリーンを各所に取り入れ、患者さんだけでなく、毎日通うスタッフも私自身も心踊るような場所に、という想いがありました。歯科医院は閉鎖的な雰囲気になりがちなので、窓を2面設け、エックス線撮影室は圧迫感がないよう工夫しました。座り心地を重視した、ふかふかのソファータイプのユニットもこだわりです。歯科医院は「行きたくない」「怖い場所」というイメージがつきものですが、なんとか楽しく、来られた方が笑顔になれるような歯科医院にしたいと思っています。患者さんに「思いきって来て良かった」と言っていただけると、ほっとしますね。

「食べることは生きること」、極力歯を抜かない治療を

治療をするにあたって、大切にしていることを教えてください。

水野晴樹院長 トナリエ北広島歯科3

患者さんに安心して帰ってもらうことです。麻酔の打ち方など痛みに配慮した治療はもちろんですが、無理に歯を抜かないことも重視しています。グラグラしていてどうしても抜かなければならないというケースもありますが、歯は患者さんの物なので、患者さんの思いをできる限り大事にしたいですね。すぐに抜くのではなく、一旦掃除をしたり、薬を飲んでもらったり、高さを減らすための治療をしたりといった方法を試みます。また、目の前の1本の歯だけを見るのではなく、噛み合わせや口全体、生活習慣、全身の状態まで視野を広げた診療をするように心がけています。例えば、顎の痛みや歯ぎしりという症状はストレスから来ることが多いのですが、よく話を聞いてみると「最近子どもが帰ってきて同居している」などということもあります。症状の原因がわかれば患者さん自身が楽になることもあるため、お仕事や身の回りの変化にも耳を傾けるようにしています。

今後、力を入れたい治療について教えてください。

今後力を入れていきたいと考えているのは、マウスピース型装置を用いた矯正とホワイトニングです。近年、歯並びや見た目への関心が高まっており、矯正やホワイトニングに関する問い合わせも増えています。また、私の専門分野でもある歯科口腔外科、特に親知らずの抜歯にも注力していきたいと思っています。大学病院やクリニックでこれまでたくさんの症例を経験してきました。丁寧かつ適切な処置で、多くの患者さんに対応してきたと自負しています。診療では1本の歯だけを治療してかぶせ物をして終わり、ではなく、噛み合わせや将来のリスクまで見据えた「口全体」のことを考えた治療を大切にしています。見た目の美しさと機能性、そして健康のバランスを意識した総合的な歯科医療をめざしています。

歯科医師の役割はどうあるべきだと思いますか?

水野晴樹院長 トナリエ北広島歯科4

健康の大きな一翼を担うというよりも、もっと気軽に立ち寄れる存在であることが私の理想です。例えば髪を切りに行くような感覚で、構えずに通ってもらえる歯科医院にしたいと考えています。その一方で、口から食べるという行為は生きることそのものであり、歯の健康は生活や人生の質に深く関わっています。高齢でも元気な方は口から食べられていることが多いです。だからこそ、さりげなく、しかししっかりと健康を支える存在でありたいと思っています。あまり構えすぎると重くなってしまうので、もう少し軽い立ち位置の身近な存在でいられると良いなと思います。

心のよりどころとなれるフレンドリーな場所として

歯科医師になって良かったと思うのはどのようなときですか?

水野晴樹院長 トナリエ北広島歯科5

やはり、自分が関わった患者さんから「安心した」とか「うれしかった」「良かった」と言っていただいた時ですね。大学にいた頃、歯科医院が怖くて通えない歯科恐怖症の患者さんに「怖かったけど、先生のおかげで通えるようになった」と言っていただいたことを、今でも覚えています。歯科医師冥利に尽きる瞬間だなと感じます。皆さんの生活の質が上がったり、笑顔に自信が持てるようになったり、そんな報告をいただけるように引き続き頑張っていきたいです。

今後の目標を教えてください。

患者さんに安心して来院していただけるような歯科医院をめざしていますが、働いている私たちもうれしさや楽しさを見出せるような職場づくりをしていきたいです。関わる人皆が楽しいと感じられる歯科医院になると良いなと思います。実現するにはまだまだハードルがありますが、理想は高く、一歩一歩前進していけるよう努力あるのみですね。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

水野晴樹院長 トナリエ北広島歯科6

基本的な歯の治療はもちろんですが、クリーニングや歯並びの矯正、ホワイトニングは院内で行うものの他に、自宅でできるものなど、いろいろなメニューをそろえています。まずは歯が痛いという相談とかクリーニングなどを入り口に、気軽に来ていただければと思っています。歯の治療を通して、皆さんの生活が豊かになる、楽しくなるお手伝いができればと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/33万円~、ホワイトニング/2万7500円~

Access