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李 宗南 院長の独自取材記事

みなみ消化器内科・内視鏡クリニック

(神戸市東灘区/岡本駅)

最終更新日:2025/07/14

李宗南院長 みなみ消化器内科・内視鏡クリニック main

阪急神戸本線・岡本駅より徒歩1分。どことなく異国情緒が漂う街並みの一角にある「みなみ消化器内科・内視鏡クリニック」は、内視鏡診療を地域の人々に幅広く提供するべく李宗南(り・みなみ)先生が開業したクリニック。「内視鏡検査は、不安から受診をためらわれる方も多いもの。しかし、内視鏡技術の進歩や鎮静剤の使用によって苦痛を抑えた検査や治療を行えるようになっています」と、内視鏡の専門家として豊富な経験を積んできた李院長は優しい笑顔で話す。同院ではさらに日々の体調不良や生活習慣病の管理など幅広い症状や疾患に対応して、患者の暮らしをサポートできる体制が整っているとのこと。そこで今回は同クリニックの内視鏡検査や治療方針について李院長に話を聞いた。

(取材日2024年6月24日)

内視鏡検査を気軽に受けてもらうべく開業

まずは開業までの経緯を聞かせてください。

李宗南院長 みなみ消化器内科・内視鏡クリニック1

開業までは、京都大学消化器内科の関連病院や、灘区にある神戸海星病院で内視鏡診療・内科診療に従事していました。神戸海星病院は内視鏡検査の件数が非常に多く、私自身も多くの胃・大腸内視鏡検査や治療を担当し、胃がん・大腸がんの早期発見と内視鏡治療に数多く携わってきました。また、外来や入院患者さんの診療も行い、消化器疾患だけでなく、急性疾患、高血圧症・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病まで、内科全般についても幅広く診療してきました。しかし中でも私が一貫して注力したいと思ったのが内視鏡診療でした。内視鏡検査は消化器がんの早期発見・早期治療に非常に有用な検査なのですが、どうしてもハードルが高く、なかなか受けられずにいる方も多いのが現状です。そこで、もっと身近でより多くの方に気軽に安心して内視鏡検査を受けていただける環境をつくりたいと開業を決意しました。

神戸市は先生にとって縁のある場所なのですか?

内視鏡検査で鎮静剤を使用すると、その日は車を運転できません。そこで、駅から近い場所を中心に自分の足で探し、この場所に出会いました。私は京都出身ですが、神戸には親戚が住んでいたり、妻の出身地だったりと縁もあり、昔から神戸の街の雰囲気がとても好きでした。そんな私ですから石畳が印象的な岡本の街にもすぐ魅了され、大好きになりました。駅からのアクセスも希望どおりで、活気もあります。ここなら、初めての患者さんにも来ていただきやすいだろうと考え、この場所を選びました。

内視鏡に興味を持ったのはなぜですか?

李宗南院長 みなみ消化器内科・内視鏡クリニック2

もともと私は、「自分の手で病気を治したい」という思いを強く持っていました。最初は外科医になることも考えていたのですが、実際に医師として仕事を始めると、内視鏡をはじめとするさまざまな技術で、生命に関わる急性疾患や、早期がんの治療ができる消化器内科に強い魅力を感じるようになりました。内視鏡検査と聞くと、「つらそう」「こわい」といったイメージをお持ちの方も少なくないかもしれません。しかし、さまざまな工夫や鎮静剤の適切な使用により、苦痛を大幅に軽減した検査が可能となっています。さらに、大腸ポリープなどの前がん病変が見つかれば、その場で切除することもでき、早期発見・早期治療によって深刻ながんを未然に防ぐことがめざせます。患者さんの負担が少ない方法で、病気の予防や治療ができるという点に、私は内視鏡診療の大きな魅力を感じています。

日々の体調不良や生活習慣病にも幅広く対応

クリニックにはどのような患者さんが来られていますか?

李宗南院長 みなみ消化器内科・内視鏡クリニック3

当院には本当にさまざまな患者さんがいらっしゃいますが、クリニック名に消化器内科・内視鏡クリニックとありますから、胃の痛み、胸焼け、食欲不振、便通異常など消化器の不調による受診や内視鏡検査を希望される方は多いですね。内視鏡検査を希望されるのは、例えば、胃がんや大腸がんの家族歴がある方、あるいは人間ドックや健診で異常を指摘された方などです。最近では「症状はないけれど、念のため定期的に検査をしておきたい」と、予防的に検査を受ける方も増えていますよ。また、風邪やインフルエンザ、頭痛など日常的な体調不良や生活習慣病の管理を目的に受診される場合もあります。先ほどもお話ししましたが、病院に勤務していた頃は幅広い疾患を診ていました。必要があれば専門機関におつなぎしますので、どんなことでもまずは相談していただければうれしく思います。

内視鏡検査を受けてもらうために、何か工夫していることはありますか?

まず、検査前には丁寧な説明を心がけ、検査に対する不安を和らげるよう努めています。さらに、待合室や検査室、リカバリー室はプライバシーに配慮した快適な空間づくりを行い、検査の前後もリラックスしていただける環境を整えました。大腸内視鏡検査に必須の下剤も、院内で飲んでいただけますよ。また、胃内視鏡検査では、鼻から挿入する経鼻内視鏡にも、口から挿入する経口内視鏡にも対応できます。もちろん鎮静剤の使用もできますし、胃・大腸の同日検査にも対応しています。忙しい方にも検査を受けてもらえるよう土曜にも検査を実施しており、胃内視鏡の場合は早朝の検査や条件を満たせば初診当日の検査も可能です。

ほかにも胸部エックス線のAI診断支援システムや脂肪肝検査にも対応しているそうですね。

李宗南院長 みなみ消化器内科・内視鏡クリニック4

胸部エックス線検査は、肺炎や肺結核、肺がん、気胸などの胸部疾患の発見のために重要な検査です。しかし胸部エックス線検査は1方向からエックス線を照射するため死角ができてしまい、病変の位置や大きさによっては正確に診断するのが難しいことがあります。そこで開発されたのがAI診断支援システムです。人間の目では識別しにくい異常を検出してマーキングし、医師の診断をサポートしてくれます。従来の検査よりも見落としを減らし、疾患を早期発見していくことにつなげていきたいと考えています。また脂肪肝検査は、従来の腹部超音波検査に加えて、超音波の減衰を測定する「減衰法」を採用しています。脂肪肝の程度を数値化できますので、診断はもちろんですが治療の経過もわかりやすいため、治療の継続にも役立っています。

人々にとって身近なクリニックをめざす

診療を行う際に心がけていること、大切にしていることはありますか?

李宗南院長 みなみ消化器内科・内視鏡クリニック5

まず患者さんのお話をしっかりとお聞きすることです。どのようなことにお困りでご来院されたのかを正確に把握することは、正しい診断への第一歩だと考えています。また、普段なじみのない医学的なお話を、臨場感をもって丁寧にお伝えすることを心がけています。患者さんとしっかりと情報を共有することはより良い医療の提供に直結すると実感しています。さらに、前向きに治療へ取り組んでいただけるよう、検査結果や経過はできるだけ共有し、ご自身の体の状態や変化を実感していただけるよう努めています。病気を治療するだけでなく、「また元気になれる」「ここに来て良かった」と感じていただける医療を、これからも追求していきたいと思っています。

多忙な毎日かと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

休日には自然の中で過ごすことが多いです。特に山を歩くことが好きで、時間が取れるときには山登りに行っています。美しい自然の中に身を置くと、心の軸があるべきところに戻るような感覚があり、とてもリフレッシュできて元気になります。小さい頃、京都の下鴨神社の近くに住んでいて、境内でよく遊んでいたのですが、その影響もあって神社やお寺などにお参りするのも好きです。特に吉野・大峯・熊野の山々に点在する神社仏閣は自分の心のよりどころとなっています。

最後に、地域の方々へのメッセージをお願いします。

李宗南院長 みなみ消化器内科・内視鏡クリニック6

内視鏡検査はハードルの高い検査だというイメージが強く、これまでに受けたことがない人も多いと思います。だからこそ当院の目標は「内視鏡検査のハードルを下げること」。以前に比べれば、ずっと気軽にできる検査になったことを1人でも多くの人に知ってほしいと思います。当院では「苦痛の少ない高精度な内視鏡検査・治療」を基本とし、技術・機器・環境すべてにおいて患者さんが安心できる検査をめざしています。また、内視鏡検査に限らず、日々の体調不良の相談も大歓迎です。皆さんにとって身近なクリニックになれるよう頑張っていきますので、どうぞ気軽にご相談ください。

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