マイクロスコープを使う精密根管治療で
可能な限り自分の歯を残す
大宮マルイPremiumデンタルクリニック
(さいたま市大宮区/大宮駅)
最終更新日:2025/07/15


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抜歯が必要と言われても、受け入れられずにいる人も多いだろう。そんなときは根管治療を専門としている歯科医師に相談してみると解決策を得られるかもしれない。「大宮マルイPremiumデンタルクリニック」で診療にあたる鈴木篤太郎先生も、そんな歯科医師の一人だ。マイクロスコープを用いた精密根管治療を専門とし、天然歯を残すことに並々ならぬこだわりを持つ。国内より厳しい欧米の歯内療法学会のガイドラインとコンセプトを基準にした精密根管治療を行っているという鈴木先生。マイクロスコープを活用するメリットは「見えるからできる」に尽きると語る。根管治療だけでは足りないケースに備えさまざまな先進技術を持つ鈴木先生に詳しく話を聞いた。
(取材日2025年7月1日)
目次
抜歯を回避したいなら根管治療を専門とする歯科医師に早めの相談を
- Q根管治療とはどのような治療なのでしょうか?
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A
▲大宮や仙台にて根管治療を専門に診療している鈴木先生
根管治療とは、虫歯の進行が神経にまで到達してしまった場合に適用となる根っこの治療のことです。歯の内部には根管という神経や血管が通る管がありますが、根管内の感染部分に対して切除・洗浄・消毒・薬剤充填などを行います。何度もできる治療ではなく、歯の寿命を延ばすためにも再根管治療は避けたいところです。ここをおろそかにしてはいずれ歯を失うことにもなりかねない基礎工事ともいえるでしょう。しかし、根管は細かく枝分かれしている上に、人によって本数も形状も異なるのが厄介なところです。歯科治療の中でも術者の技術に大きく依存する傾向があるので、専門とする歯科医師への相談をお勧めします。
- Q専門とする歯科医師ならではのアプローチ法を教えてください。
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A
▲根管治療をする上で欠かせない歯科用マイクロスコープ
根管治療は歯を削って作った小さな穴から内部をのぞきこんで進める非常に細かい作業が必要です。根管は裸眼では細かい部分までは見えません。そこで、根管治療を専門とする歯科医師が活用しているのがマイクロスコープという歯科用顕微鏡です。約20倍に拡大して撮影した写真や動画を大画面モニターで確認できるので、患部の見落としや取り残しを防ぐために有用な機器です。また、歯を緻密に削る道具の中にはマイクロスコープを併用しなければ使えない物もあります。歯の健康を守るためにも削る部分は極力最小限に抑えたいところですが、そのためにもマイクロスコープは役立つといえるでしょう。
- Q根管治療が必要な場合には、どんな自覚症状がありますか?
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A
▲歯を残す可能性を追究
例えば、まだ神経が生きているなら「ズキズキと激しい痛みがある」「冷たい物や熱い物がしみる」といった症状が見られます。遅くとも、できればこの段階で歯科医院に相談するようにしてください。そのまま放置していると痛みなどがなくなることもありますが、治ったのではなく神経が死んでしまったと考えられます。やがて膿が出るなどしますが、この段階でも歯を残せる可能性はゼロではありません。ここで治療を怠り、ある日突然、歯の根っこにヒビが入る歯根破折、歯が割れるといった状況に陥るケースもあります。そうなると残念ながら現在の歯科治療では歯を残すのは難しいと言わざるを得ません。
- Qこちらでは歯根端切除術にも対応していると伺いました。
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A
▲豊富な経験を生かし治療を行う
根管治療だけでは感染部分を100%取りきれないケースもあります。それでも免疫力が勝れば完治することもありますが、どうしても虫歯菌の増殖を抑えるのが難しい場合もあります。そんなときに役立つのが歯根端切除術です。言葉どおり歯根の端を切除して、根っこの先にできた膿の袋を摘出する術式になります。さらに、先端から根管治療である逆根管治療を行うという専門的な治療です。大きな膿の袋ができていると抜歯を勧められることもありますが、当院なら歯根端切除術で温存をめざせるので、ご相談ください。
- Qその他、こちらならではの歯を残すための治療はありますか?
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A
▲患者に寄り添った治療方法を幅広く提案
奥歯など物理的に器具が届かず歯根端切除術ができない歯に対しては、意図的再植を行うこともあります。悪くなっている歯を抜いて口腔外で歯根端切除術と逆根管治療を施し、またお口の中に戻すという治療です。他院で根管治療をしてかぶせ物を入れたのに、また歯がズキズキするようになった……とお悩みの方が来ることもあります。何回も根管治療に通っているのに終わらないというときも、セカンドオピニオンでも構いませんので、お役に立てればと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは精密根管治療/11万円~
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。