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小林 鷹 院長の独自取材記事

irodori DENTAL HOUSE

(新潟市中央区)

最終更新日:2025/09/11

小林鷹院長 irodori DENTAL HOUSE main

新潟市中央区、落ち着いた住宅街の一角にある「irodori DENTAL HOUSE」。おしゃれなカフェのような構えに、通る人がドアを開け尋ねてくることもあるという。地域に溶け込み、気軽に入れる雰囲気にこだわったのは、歯科医院にありがちな堅苦しさや入りにくさを患者に感じてほしくないためだ。2025年6月に開業し、神経治療を専門とする小林鷹院長をはじめ、歯周病、補綴、インプラント治療を専門とする4人の歯科医師が在籍する。全員大学院で学び、経験を積んでいる。「歯科医師同士切磋琢磨しながら、地域の皆さんに専門性の高い治療を提供していきたい」と語る小林院長。同院の特徴やめざしていることなどじっくり話を聞いた。

(取材日2025年7月30日)

受診のハードルを下げ、通いやすさを追求

開業に至るまでの道のりを教えてください。

小林鷹院長 irodori DENTAL HOUSE1

日本歯科大学新潟生命歯学部を卒業して、東京にある同大学大学院で学び大学病院や地域の歯科医院などで経験を積みました。東京でキャリアを重ねている頃、大学時代の先輩である坪川先生に声をかけていただきました。もともと開業自体はいずれどこかで経験したいと考えていましたし、坪川先生は信頼できる先輩歯科医師であり、地域に根差し患者さんと一緒に治していきたいという考えも一致していましたので、新潟に戻ることを決め、院長を務めることになりました。当院は、専門の異なる歯科医師が、4人在籍しています。皆大学の先輩後輩の間柄でコミュニケーションが取りやすく、また専門分野が異なるので互いに切磋琢磨しながらスキルアップできるいい環境にあると思います。それは患者さんに提供できる治療の質も上がることにつながると思っています。

入り口がおしゃれで、吹き抜けがありフリースペースもあって居心地のいい造りですね。

通る人が興味を持たれて中をのぞかれ、そのまま予約されたこともありましたね。歯科医院というと痛かった記憶や、小さい時の嫌な記憶があるなど、どうしても怖い場所というイメージがあります。なので図書館やカフェに立ち寄るような感覚でふらりと来ていただけたらと考え、外観や内装など最初に目に入ってくるものをやわらかい雰囲気にして抵抗感を減らしたいと思いました。暖色系の照明を使用しているので、入りやすい雰囲気になっているのではないでしょうか。中に入ると吹き抜けがあり、開放的な空間になっています。窓がない部屋だと、今何時で外はどうなっているのかわからないですよね。ここは一日の移り変わりがわかり、気持ちも落ち着くと思いますし、2階にはフリースペースがあって、お子さんが遊ぶことができます。将来的には治療後に患者さん同士が少しおしゃべりしていけるような地域の交流場所にもなればと思っています。

irodori DENTAL HOUSEという名前も個性的ですね。

小林鷹院長 irodori DENTAL HOUSE2

家族じゃないですけれども、私たちを身近に感じてほしいという思いから、家や帰る所とイメージして「HOUSE」としました。また、当院は異なる専門分野を持つ複数の歯科医師やスタッフがいますので、患者さんの治療の選択肢が増えることを強みとしています。例えば、入れ歯しか選択肢がないと思っていたところにインプラントを入れるという選択肢を提案したり、抜歯するしかないと思っていたところに歯を残すための治療を勧めたりなどです。患者さんの人生においての彩りも増やしたいという意味を、irodoriという言葉に込めています。

専門性の異なる歯科医師が複数在籍

クリニックの特徴を教えてください。

小林鷹院長 irodori DENTAL HOUSE3

4人いる歯科医師は、歯周病、補綴、インプラント、神経とそれぞれ専門とする分野が異なり、皆大学院で学び、大学病院で臨床の経験を積んでいますので、専門性には自信があります。あまり、多く目にすることがない特殊な技術もあるので、近くの方だけでなく遠方の方でもその治療を受けたいという方がいらっしゃれば、ぜひ体感していただきたいですね。治療の椅子は2台なんですが、台数を絞ることによって、患者さん一人ひとりと関わる時間を増やし、口腔内のことを一緒に考えたいと思っています。開業医のいいところは、大学病院と違って地域に深く関わり、患者さんと長期にわたって密に関わっていけるところだと思います。食べることができる歯を長く残すことを一緒に相談しながら長くサポートしていきたいですね。

先生のご専門は何ですか? 選んだ理由と歯科医師をめざした理由についても聞かせてください。

歯内療法といって歯の中の神経の治療を専門にしています。虫歯が深くなると神経まで到達しますが、そのときの痛みが多分、歯科にまつわる痛みの中では最も痛いと思います。その痛みを抱えた患者さんがいたら「大丈夫、治療で落ち着きますよ」と言える歯科医師になりたいと思いました。研修の中で、入れ歯やかぶせ物、歯周病など全般的に学びましたが、一番難しくて、複雑だなと思ったのが神経の治療だったんです。しっかり時間をかけて治療してもすぐに再発する場合もあり、つかみどころのなさに逆に興味を感じました。この職業をめざしたのは、歯科医師である両親が影響しています。小さい頃から歯科医師は身近な存在で、つらそうな表情で来院してくる患者さんをすっきりさせて帰していく様子を見て、かっこいいなと思っていました。歯科医院が怖い所だというイメージも変えたいというのも、当時から漠然と考えていた気がします。

学生時代のエピソードがあれば聞かせてください。

小林鷹院長 irodori DENTAL HOUSE4

大学に入った時、体格がいいことでアメリカンフットボール部から熱心に勧誘され、その時入る気がなかった私を助けてくれたのが温泉卓球同好会の部長でした。その縁で私もそこに入部しました。温泉に行って卓球するのかと思っていると、それだけではなくて、テーマパークに行ったりもするんです。もともと大学では仲間と交流するなど、楽しいことがしたいと思っていたので、この部の自由な雰囲気がいいと思いました。私が部長になってからは、毎週土曜日を、じゃんけんで勝った人が何をやるか好きに提案できる日にしました。するとバスケットボールやフットサルをしたり、ときには海に行ったりする日もあって、面白かったんですね。それが人気となり部員も増えました。その時に、どうやったら大勢をまとめられるか、楽しんでもらえるかなどいろいろ考えました。その経験は、どうすれば歯に興味を持ってもらえるのかを考える今にもつながっていると思いますね。

地域に溶け込み、親しみやすい場所となることをめざす

設備の特徴について教えてください。

小林鷹院長 irodori DENTAL HOUSE5

院内に歯科用CTを導入しているので、定期的に撮影することもでき、病変などを早くに感知し対応するのに役立っています。その他に、かぶせ物などの治療には口腔内スキャナーを使うので、型採りをする必要がなく短時間で対応でき、患者さんの負担が軽減されます。当院では来院された患者さんに、基本的にタブレットに入力していただく形で問診を行っています。基本的には携帯電話にアプリを入れてもらって診察券の代わりにしていますので、診察券をなくしたり忘れたりして困るということはありません。このアプリを通して、「こういう歯ブラシがいいですよ」という情報発信や、「口の中はこういう状態です」と治療画像をデータで送ることができますし、自宅に帰っても送られたデータをいつでも確認できる便利さがあります。もちろん、紙の診察券もありますので、希望されれば紙で対応いたします。

この仕事を選んで良かったと思うのは、どんなときですか?

以前に、痛みがある方や「歯を抜くしかないと言われた」とおっしゃる方の対応をしたことがあったのですが、その患者さんたちのお役に立てたときは、この仕事をやっていて良かったなと思いましたね。また、学んできたことを還元したいという思いがあったので、自分の生まれ育った町で、仕事をすることで恩返しできるのは喜ばしいと思っています。

めざしていることを教えてください。

小林鷹院長 irodori DENTAL HOUSE6

住宅地ということで、いろいろな家族がたくさん住まわれている地域の中で、私たちが身近な親しみやすい存在になれたらと思います。患者さんが長くおいしくごはんを食べることができるように、一生を通じて付き合っていけるパートナーのような存在でありたいですね。皆さんに、気になったことを気軽に相談しに来ていただきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~

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