久津間 亮平 院長、久津間 さやか 副院長の独自取材記事
くつまデンタルクリニック
(伊勢崎市/伊勢崎駅)
最終更新日:2025/07/16

伊勢崎駅から車で10分ほどの場所にある「くつまデンタルクリニック」は、今年5月1日に開業したばかり。補綴やインプラント治療、審美歯科を得意とする久津間亮平院長と、口腔外科や小児歯科を手がける久津間さやか副院長が夫婦二人三脚で診療にあたっている。「人生に寄り添う」ことを診療理念に掲げている同院では、患者だけでなく、ともに働くスタッフや関係する業者の人々も含めて診療を受けやすい環境、働きやすい環境づくりをめざしている。治療面では、患者一人ひとりに合った「オーダーメイド治療」実現のために、精密な口腔内分析や患者との対話を重視している。現在も定期的に都内の勉強会に参加して常に最新の知識と技術を学び続けている亮平院長と、予防歯科やマタニティー歯科などにも注力しているさやか副院長に詳しい話を聞いた。
(取材日2025年5月29日)
知識や技術のアップデートを忘れず診療に取り組む
なぜ伊勢崎市で開業されたのですか?

【亮平院長】私も副院長も大学病院勤務でしたが、お互いに開業医だった親の背中を見て育ったことから、地域医療に貢献したいという気持ちがありました。その目標を達成するために、今年の5月1日に開業したんです。この地を選んだのは、副院長の実家がこの近辺だというのも一つの理由ですが、伊勢崎市はお子さんが多い場所で、これから元気になっていく地域だと思うんです。そういう場所でこそ、地域医療への貢献という2人の目標を実現できるのではと感じて、ここでの開業を決めました。
どんな患者さんがいらっしゃいますか?
【亮平院長】まだ開業したばかりなので新規の患者さんばかりですが、皆さんインターネットで予約をして来院してくださっています。年齢層は幅広く、予想どおりお子さんも多いですね。中には、建設途中の当院の外観に惹かれていらしてくださる患者さんも結構いらっしゃるんですよ。
【さやか副院長】当院は、群馬県内の歯科医院としては若い年齢層の患者さんが多いようです。予想外だったのは、定期検診で来院される方が比較的多ことです。予防歯科には今後も注力していきたいと思っていたので、うれしく思っています。
クリニックの特徴を教えてください。

【亮平院長】この周辺は車社会なので、通りから見て目を引く外観が重要だと思い、クリニックの建物そのものが看板になるようにこだわりました。またその外観に伴うような内部の設備、知識や技術などをアップデートしていくことを意識しています。
【さやか副院長】建物はやがて古くなりますが、その中にいる人間は古くならないように、ということは常に心がけて知識や技術の習得に取り組んでいるんです。また保険診療内でも時間に余裕を持って予約を入れることも当院の特徴です。歯科医師もスタッフも担当制で患者さんと向き合い、コミュニケーションを密に取りながら関係性を築いていくことを心がけています。
人生に寄り添ったオーダーメイド治療を提供
クリニックの理念を教えてください。

【亮平院長】開業にあたって2人で決めた理念は「人生に寄り添う」ということです。通院してくださる患者さんの人生の変化に寄り添って治療していくのはもちろんですが、同時に私たちやスタッフ、関わってくださる業者さんも年齢を重ねて変化していくので、その人生にも寄り添って働きやすい環境を整えていくことが大事だと考えています。もう一つの理念は「オーダーメイド治療」です。お口の悩みはそれぞれ異なるため、型にはめた治療ではなく、患者さん一人ひとりに柔軟に対応していくことを心がけています。
【さやか副院長】通院されている患者さんが、自分の家族にも通ってほしいと思っていただけるようなクリニックでありたいですね。またお子さんに関しては、最近よく耳にする「マイナス0歳児からの教育」の一環として、歯科の妊婦健診についても注力していきたいと思っています。
院長と副院長の専門分野や役割分担を教えてください。
【亮平院長】私は大学病院時代に補綴科にいたので、審美的な治療とインプラント治療全般、そして歯周病治療を得意としています。もともと審美的な治療に興味があったのですが、学んでいくうちに歯を失ってしまった方の治療にはインプラントが必要不可欠だと感じました。患者さんにとって最大限の利益を考えた時に、必要な治療を提供できるよう、現在でもさまざまな勉強会に参加して知識や技術の習得に励んでいます。
【さやか副院長】基本的に虫歯など一般歯科の治療は院長と私で補い合いながら行い、難症例の場合はそれぞれの得意分野を生かして任せる、という感じですね。私は口腔外科出身なので外科的処置が得意です。また全身疾患を持つ方やお子さんの治療を私が積極的に担当しています。また当院は矯正治療のご相談も受けつけています。
診療の際に重視していることはありますか?

【亮平院長】患者さんの歯の健康を長く保つための治療を常に心がけています。そのためには精密な口腔分析が必要なので、初診時にはお口の中の写真やエックス線写真を撮影させていただいています。診療台にはモニターを設置していて、検査画像を患者さんと一緒に見ながら説明していくことで、患者さんも自身の口腔内を客観的に把握できると同時に、記録も残すことができるので、その後の治療にとても役立つんです。
【さやか副院長】歯の健康を保つためには治療後のメンテナンスが重要と考え、予防歯科にも注力しています。クリニックで歯のお掃除をするのも大切ですが、もっと大事なのは毎日のケア。ですから歯ブラシなど自分に合ったケア用品のご提案やアドバイスも行っています。
「美しくなれる」意識で通院できるクリニックに
ご自身のお子さんの歯のケアも重視されているそうですね。

【亮平院長】はい。0歳と2歳の子どもがいるのですが、歯磨きの習慣をとても意識しています。基本的には、やわらかい物ばかりを食べない、1日1回はデンタルフロスを使用するなど、患者さんに指導していることを自分の子どもたちにも実践させています。これがなかなか大変なので、お子さんを持つ親御さんたちの苦労には共感できますね。
【さやか副院長】私は幼少時から祖母に「歯がきれいなのは美人の証」と言われて育ったこともあり、自分の子どもの歯のケアは特に重視していると思います。今は虫歯のないお子さんが増えているだけに、歯科医師の子どもに虫歯があってはならないという思いがあるので(笑)、たとえ泣かれても抱きかかえて歯を磨かせています。
休日はどのように過ごされているのでしょう?
【亮平院長】東京都内で開催されるスタディーグループに積極的に参加しています。歯科は日々のアップデートが目覚ましい分野だけに「この治療は都内でしかできない」となりがちですが、そうならないためには常に新しい知識や技術を身につける必要があるんです。最近はAIなどデジタル技術の進化やインプラント治療の確立などが目立っているので、提供できるよう勉強に励んでいます。
【さやか副院長】私はやはり子ども優先の休日になってしまいますね。かわいい盛りであると同時に大変な時期でもあるので、目が離せません。院長も、勉強の時間以外はほとんど子どもと過ごしています。家族で旅行することも多いんですよ。
今後の展望を聞かせてください。

【亮平院長】システム面で言えば、受付の自動精算化やスキャナーの導入、診察台の増設などを考えています。治療では、近い将来に矯正歯科の外来を開始する予定です。私は常に、歯科医師は患者さんのQOLを高めることに介入できる素晴らしい仕事だと感じています。地域の方々に、美容院やエステサロンのように美しくなれるという意識で通院していただけるような存在になりたいですね。
【さやか副院長】今後は訪問診療も始めたいと考えています。例えば、当院で作製した入れ歯が合わなくなった場合、患者さんのご自宅で調整できるような体制を整えたいと思っています。また地域住民の方に頼りにされるクリニックをめざすと同時に、予防歯科にも注力し、10年後を目標に伊勢崎市のデンタルIQを上げていきたいと思っています。患者さんの人生のどんなフェーズにも寄り添える、そんな歯科医院をお探しの方にはぜひ当院を頼っていただけたらうれしいです。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/33万円~、セラミック治療/6万6000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/33万円~