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吉原 友篤 院長の独自取材記事

よしはら内科・内視鏡クリニック

(箕面市/石橋阪大前駅)

最終更新日:2025/07/09

吉原友篤院長 よしはら内科・内視鏡クリニック main

石橋阪大前駅から徒歩約8分の場所に、2025年5月に開業した「よしはら内科・内視鏡クリニック」。院内はクリニック独特の緊張感を感じさせない居心地のいい雰囲気が魅力だ。院長の吉原友篤先生は、大学病院では麻酔科の医師として緊急対応を含む幅広い麻酔技術を学び、その後、急性期病院で多くの消化器のがん治療を手がけてきた。同院では豊富な見識を生かし、内科、消化器内科の診療を主軸に、発熱症状やさまざまなおなかの症状に対応する。中でも注力するのは胃や大腸の内視鏡検査で、「苦しい」「怖い」といったイメージから敬遠しがちな内視鏡検査に対し、勤務医時代の経験を生かしてさまざまな方法を駆使しながら検査時の苦痛軽減に努めている。吉原院長に、これまでの経歴や、同院の強み、診療にかける想いなどさまざまな話を聞いた。

(取材日2025年6月18日)

麻酔と内視鏡を得意とする内科医

先生のご経歴を教えてください。

吉原友篤院長 よしはら内科・内視鏡クリニック1

2008年に福岡大学医学部を卒業後、多くの救急搬送の受け入れを行っている福岡徳洲会病院で初期研修を受けました。心肺停止状態にある患者さんの救命処置などを行う中で、麻酔科の医師が急変時の対応に長けていることを魅力に感じ、まずは麻酔科の医師として独り立ちできるまでやってみようと決心。その後、福岡大学の麻酔科に入局し、医局員として福岡大学筑紫病院、福西会病院でも勤務しました。麻酔科医としてのやりがいを感じる一方で、心臓疾患に興味を持つようになり内科に転科。2013年から大阪の岸和田徳洲会病院へ移り、約10年間一般内科診療を行いました。循環器内科では心不全の患者さんの治療を中心に、消化器内科では多くの内視鏡検査や治療を行い、特に早期がんの発見や治療を専門にしてきました。内視鏡検査は直接目で見て、診断ができ、早期のがんや胆管炎など、さまざまな病気の治療に役立てられることにやりがいを感じましたね。

先生は離島での診療経験もあるそうですね。

グループが離島僻地医療に注力しており、福岡の病院では3ヵ月宇和島で働いていました。その後大阪の病院で、奄美大島、与論島、宮古島、石垣島へ行き、全身麻酔や内視鏡応援で月1~2回、1週間ほど出張するような生活を続けていました。トータルで1年以上離島で生活していることになります。離島といっても過疎地ではなく、医療を求める人はたくさんいます。しかし大きい病院は島に2つほどしかなく、状態によってはほかの病院へ送ることもありますが、基本的にはそこで完結しないといけません。疾患に関しても本当にさまざまで、消化器や循環器の症状に内科的治療で対応することもあれば、外科の先生の指示のもと外科的処置を行うこともありました。とはいえ離島だからといって医療の質を下げてはいけません。島の人たちの期待に応えたいという思いで、とにかく最善を尽くすことを第一に取り組み、幅広い経験を積むことができたと感じています。

開業を決意した理由を教えてください。

吉原友篤院長 よしはら内科・内視鏡クリニック2

もともと自分の理想とする医療を実現したいという思いがあり、漠然とですが開業を視野に入れていました。病院に勤務していてもかなえられないことはありませんが、独立するほうがより自分の思うかたちがつくりやすく、迅速に進められるだろうという思いが強くなり当院を開業することを決意。地域に根差した医療を提供することをベースに、これまで自分がやってきた麻酔や内視鏡といった強みを生かして、地域に還元していきたいと考えています。

苦痛・負担の少ない内視鏡検査を実施

診療内容を教えてください。

吉原友篤院長 よしはら内科・内視鏡クリニック3

標榜科目は内科、胃腸内科、消化器内科、内視鏡内科、麻酔科で、診療では発熱症状に対応する外来にも対応しています。一般外来とは完全に動線を分離して、専用の出入り口、受付、待合室、診察室を完備。発熱や咳などの症状がある方も、安心してご来院いただけるよう配慮しました。インフルエンザや新型コロナウイルスなどの検査以外にも、院内で採血をして数十分で結果が出る一般生化学検査も行っています。またエックス線撮影装置やCTを備えているので、肺炎などの重篤になり得る病気を院内で診断し、速やかな治療へとつなげていくことができます。また一般内科や胃腸内科・消化器内科では、風邪、高血圧、糖尿病といった慢性疾患から、腹痛・下痢・便秘などのおなかの症状まで、総合的に診療いたします。

こちらのクリニックの内視鏡検査の特徴を教えてください。

当院の強みは麻酔科標榜医であり、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医が胃・大腸内視鏡検査を行うことです。内視鏡検査は苦痛を伴うイメージが強く、検査を受けたくないという人も多いため、当院では苦痛に配慮し、患者さんの負担の軽減に努めています。まずは検査中の苦痛や不快感を大きく和らげるため、安全性に最大限配慮しながら鎮静剤を使用します。「ぐっすり眠って検査を終えたい」「検査画面を見ながら受けたい」など、患者さんのご希望に合わせた麻酔の調整も可能です。そして内視鏡の挿入方法を工夫するなどして、検査時の痛みや違和感を最小限に抑えるよう努めています。検査中に何か体調の変化が起きた場合でも、すぐに対応できる体制も整えています。これまで非常に多くの内視鏡検査を行ってきた経験から、適切な判断ができることも強みだと自負しています。検査の精度と患者さんの快適さの両立をめざし、日々の診療に取り組んでいます。

土曜、日曜も検査が可能だそうですね。

吉原友篤院長 よしはら内科・内視鏡クリニック4

はい。働いている方も検査を受けやすいよう土・日曜も、胃・大腸内視鏡検査、CT検査、エコー検査など検査の対応が可能です。ちなみに胃内視鏡・大腸内視鏡の同日検査も可能です。また、少しでも病院の滞在時間を短くしたいと、24時間いつでも携帯電話、スマートフォン、パソコンから予約できるウェブ予約システムを導入しています。予約システムを利用できる方は、ウェブ問診を利用してもらって症状や既往歴について事前に記載が可能です。

安心して相談できる「かかりつけ医」に

先生が患者と接する際に心がけていることは何ですか?

吉原友篤院長 よしはら内科・内視鏡クリニック5

患者さんの話にしっかりと耳を傾けることです。皆さんが納得して、満足できる診療を得られることが一番大事だと考えています。そのために何に今困っているのかをしっかりとお聞きした上で治療を進めていきたいと思います。地域の皆さんにとって、身近で安心して相談できる存在でありたいという思いで、日々診療にあたっています。

ところで、先生はなぜ医師をめざしたのですか?

私は東京都杉並区で育ち、勉強をまったくせず、友達とずっと遊んで過ごしていた子ども時代でした(笑)。小学校高学年の時に家族で約1年半アメリカに行くことになり、それが勉強に目覚める大きな転機に。帰国した中学生の頃には、本やテレビの影響で外科の医師を志すようになりました。

今後の目標と読者へのメッセージをお願いします。

吉原友篤院長 よしはら内科・内視鏡クリニック6

通いやすいなどの利便性だけではなく、困った時に頼られるような地域患者さんにとっての「かかりつけ医」になりたいと思います。人間が生きていく中で、体のトラブルは必ず起こるものです。そのトラブルを未然に防ぐ、あるいは早期に発見することは大事なことだと思います。そして、それをするのが医師の役割ではないでしょうか。些細な症状があれば受診してもらって、それがきっかけで偶発的に何かが見つかることもあります。また最近では専門領域が細分化していて、さまざまなクリニックがありますので、周りのクリニックの先生方とうまく連携していきたいと思います。ちょっとした体調の変化でも、「これくらいで受診してもいいのかな?」と遠慮なさらず、どうぞお気軽にご相談ください。地域の皆さまの健康を支えるお手伝いができれば幸いです。

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