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檜垣 学 院長の独自取材記事

東久留米ひがき内科クリニック

(東久留米市/東久留米駅)

最終更新日:2025/07/09

檜垣学院長 東久留米ひがき内科クリニック main

西武池袋線の東久留米駅から徒歩2分という好立地にある「東久留米ひがき内科クリニック」。小さな子どもから高齢の患者まで体の悩みに幅広く対応する地域のかかりつけ医をめざし、2025年5月に開院した。院長の檜垣学先生は、日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本内科学会総合内科専門医の資格を保有。咳や喘息をはじめとする呼吸器疾患のスペシャリストでありながら、患者全体を診るゼネラリストとして、訪問診療での豊富な経験も生かし初期診療から各分野の専門知識を有する医師への橋渡しまで包括的に対応している。東久留米市医師会の副会長はじめ、医療・介護・福祉の地域活動にも積極的に携わり、住民の健康をサポートしたいという人一倍強い思いを持つ檜垣院長。今回は同院の特徴や診療への思いを聞いた。

(取材日2025年6月15日)

一人ひとりに寄り添う医療を提供したいという思い

どのようなクリニックをめざし開院されたのでしょうか。

檜垣学院長 東久留米ひがき内科クリニック1

なんでも相談できる地域のかかりつけ医になりたいという思いで、お子さんから若い方、中高年、高齢者まで、どんな年代、どんなお悩みを持つ方でも来院しやすいクリニックをめざして開院しました。私は以前、同じ東久留米市にある黒目川診療所で9年間院長を務め、地域医療に携わってまいりましたので、同市でさらに地域の皆さんの健康に貢献していければという思いでこの場所を選びました。現在は、0歳の赤ちゃんから99歳までの幅広い世代の患者さんがいらしており、特に多いのは咳や喘息にお悩みの20代から40代の方。私が呼吸器専門医であることをインターネットで調べて相談に来てくださっています。徐々に生活習慣病の治療でいらしている方が増えているような状況です。

院長が歩まれてきたご経歴をお聞きします。

2003年に医師となり、杏林大学医学部付属病院に勤務していた頃は大学院に4年間在籍して、研究をしながら学内で呼吸器内科での診療を担っていました。大学在籍時は研究、教育、臨床の3本柱で高度な医療に携わる一方で、患者さんとの距離はどんどん開いていき、突き詰めるほどに自分の専門領域しか診なくなってしまいがちです。私が本来やりたいと思っていた仕事は、もっと患者さんに近いところで診療することでしたので、非常勤の勤め先で訪問診療に携わりました。訪問診療において患者さんの全身を診る経験をしたことで、一人ひとりに寄り添う医療を提供したいという思いが一層強くなったので、医学博士号取得後にすべてを包括的に診療できる地域医療の道へ進もうと決意。その後は訪問診療に特化した黒目川診療所に入職し、かかりつけ医として専門科に捉われず総合的な診療を行うことをモットーに日々取り組んできました。

こちらでご提供されている診療内容を教えてください。

檜垣学院長 東久留米ひがき内科クリニック2

風邪や発熱はもちろん、糖尿病や高血圧症といった生活習慣病から咳や喘息といった呼吸機能、いびきの外来と睡眠時無呼吸症候群の治療まで、幅広く診療を行っています。前職で主に取り組んでいた訪問診療では、急な受診が必要になることも多く、退院後の訪問診療導入時などにおいて病院と数多くの連携を取ってきました。その経験や関係性を生かし、必要があれば地域の総合病院や専門性の高い知識を持つ先生へ迅速に紹介できる体制も築いています。

多角的な視点から診る総合診療

院長の診療における特色を伺います。

檜垣学院長 東久留米ひがき内科クリニック3

まずは、咳が長引いたり、息が苦しくて夜眠れない、胸の痛みといった症状がある場合は、早めにご相談ください。喘息やアレルギー、肺の病気などが関係している可能性があり、咳が続くと気道に負担がかかって症状が悪化することもあるため、呼吸器専門医として解決に導けるようしっかり診療させていただきます。また、生活習慣病のサポートも注力している内容です。生活習慣病は自覚症状があまりないので、どうしても後回しにされがちですが、放っておくことで心筋梗塞や脳梗塞といった重大な疾病をもたらすリスクが2倍、4倍とどんどん上がっていくといわれています。健康診断の結果をきっかけに、気づいた時から食事療法や運動療法での生活習慣の改善や薬物療法の検討が必要です。日常生活におけるアドバイスを受けたいなど、些細な相談だとためらわず、気軽にいらしていただければと思います。

院長は総合内科専門医でもいらっしゃいます。

はい。年齢や疾患を問わず、患者さんの全身に関わるさまざまな健康問題についてご相談いただけることが強みだと考えています。また、9年前から現在に至るまで黒目川診療所で訪問診療に携わってきた中で、内科的な疾患だけでなく、皮膚の病気、筋肉や関節の病気、高齢者の精神疾患など、さまざまな疾患・さまざまなタイプの患者さんを多面的に診療してきました。診察・内服調整・検査・医療処置・緩和ケア・認知症ケアなど多岐にわたる診療を行うと同時に生活環境を観察しサポートしながら、在宅で難しい検査や診療が必要な場合は地域の病院と連携して隙間のない医療をめざし、実践してきました。自宅での看取りもたくさん経験し、スキルアップにつながったと自負しています。私の経験を患者さんに還元し、皆さんが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう支えていきたいという思いです。

設備面でのこだわりはございますか?

檜垣学院長 東久留米ひがき内科クリニック4

AIを使用したエックス線検査装置を取り入れています。通常のエックス線検査では、熟練の呼吸器内科や放射線科の医師でもおおよそ2割ほど病気の見落としがあるといわれているのです。そのような前提の少しラフな検査ではあるものの、見落としによって後々つらい思いをする方を減らせるよう、呼吸器内科の医師の目線と、AI技術の画像解析をかけ合わせ、少しでも診断の精度を高めることが大切だと考えています。

地域の人々が元気で明るく過ごせるようなサポートを

診療を行う上で大切にされていることを教えてください。

檜垣学院長 東久留米ひがき内科クリニック5

診察して薬を出すだけではなく、例えば薬をきちんと飲めているか、生活を送る中で困ったことがないか、しっかり食事をしているかなど、生活背景やちょっとした変化を見逃さないように心がけています。患者さんの生活の様子を含めて総合的に診療することで、治療法や病気との関わり方が変わってきますので、大切にしている部分です。そうした内情を話していただくには、まず患者さんから信頼していただかなくてはなりません。私が相手からしてほしいことを実践することや、言葉の使い方をはじめ、変にかしこまることなく自然体で接することを大切に、地域の患者さんに頼っていただけるよう信頼関係を築いていきたいです。

ところで、院長はなぜ医師を志されたのですか?

医師を志したきっかけは、大学病院で整形外科医として働いていた父と、開業医として地域医療に尽力していた祖父の影響です。幼い頃から、患者さん一人ひとりを真剣に診察し、その喜びを語っていた父の姿を尊敬しており、小学生の頃にはすでに医師を志すようになっていました。また、地域の方々に信頼され、常に優しく温かい笑顔で接していた祖父の姿も、私の原点として深く心に残っています。私が医学部に入学したと同時に父の病気が見つかり、その後1年もたたずに他界してしまったため、医師としての深い話を直接することはかないませんでしたが、「人の役に立つ仕事がしたい」という思いは、父と祖父という2人の医師の存在から自然と芽生えたものであり、今でもその気持ちを大切に医療に向き合っています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

檜垣学院長 東久留米ひがき内科クリニック6

地域の皆さまが健康寿命を長く保ち、元気で明るく過ごせるよう、日々の診療だけでなく医師会をはじめとする地域活動を通じて、健康で活気のある街づくりをサポートしていきたいと考えています。体のお悩みがあり、なんでも相談できるかかりつけ医をお探しの際は、ぜひ相談にいらしてください。皆さんのお役に立てるよう全力を尽くしてまいりたいと思います。

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