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高橋 遼平 院長の独自取材記事

巣鴨駅前たかはし泌尿器科

(豊島区/巣鴨駅)

最終更新日:2025/07/28

高橋遼平院長 巣鴨駅前たかはし泌尿器科 main

病院勤務時代に激務を経験する中で、地域医療への貢献を考えるようになったという高橋遼平院長。生まれ育った巣鴨に「育ててもらった恩返しがしたかった」と、2025年5月に「巣鴨駅前たかはし泌尿器科」を開業。一般泌尿器科はもちろん、小児泌尿器科や悪性腫瘍、腎疾患など幅広く診療してきた経験から、同院を「お子さんからおじいちゃん、おばあちゃんまで、年代問わず家族全員がかかれるクリニックにしたいです」と意気込む。多くの患者にとって泌尿器科は受診のハードルが高いことも理解し、女性専用の待合室を用意するといった配慮も欠かさない高橋院長に、開業への経緯や診療にかける情熱について話を聞いた。

(取材日2025年6月30日)

研鑽を積んだ泌尿器科診療で地元・巣鴨に恩返しを

巣鴨での開業に至った経緯を教えてください。

高橋遼平院長 巣鴨駅前たかはし泌尿器科1

大学病院や総合病院で長く働いていましたが、泌尿器科の医師は手術と外来を並行して行うため、忙しい日々を送っていました。どうにか患者さんとゆっくり向き合うことはできないかとずっと考えていたので、将来的には開業したいと思っていたので、もともと「開業するなら生まれ育った巣鴨エリアがいい」なと思っていました。高校まで文京区で過ごし、実家も近くにあるので、「地域の方々に育ててもらった」という想いが強く、いつか恩返しがたいと考えていました。巣鴨エリアに泌尿器科が多くなかったこともあって、こちらで開業を決めました。

医師を志したきっかけと、泌尿器科を専門に選んだ理由は何ですか?

父が産婦人科の医師で、その姿を見て育ったことが大きいですね。父は家にいる暇もないほど忙しくしていましたが、息子の私としては「父は患者さんに感謝されるいい仕事をしている」という印象で、医師という職業に憧れがありました。泌尿器科を専門に選んだのは、研修のローテーションで回った時、泌尿器科の「奥深さ」に魅力を感じたからです。感染症の診療や手術、化学療法、移植とさまざまな治療を経験させてもらい、子どもから大人まで1人の患者さんに一貫して関われるところも魅力的でした。幅広い技術を磨くことができ「自分のカードをたくさん持てる」と思ったのも、専門に選んだ理由の一つですね。勤務医時代に、小児の腎移植で関わった子から手紙をもらい、その子が笑顔で退院していく姿を見られたことは、医師冥利に尽きる出来事でしたね。

こちらのクリニックのコンセプトを教えてください。

高橋遼平院長 巣鴨駅前たかはし泌尿器科2

当院はお子さんから働き世代、おじいちゃん、おばあちゃんまで年代性別問わず、「家族全員が気軽にかかれるクリニック」をめざしています。ですので、診療内容としては一般泌尿器疾患から腎疾患などの診療、悪性腫瘍の術後フォロー、前立腺がん検査、性感染症の検査や治療、ブライダルチェックなど、幅広く対応しています。どなたでも受診しやすいように、院内はブラウンを基調としたシックで落ち着いたインテリアに統一しました。駅から徒歩1分の立地にあり、18時30分まで診療していますので、仕事終わりの方でも受診しやすいのではないでしょうか。ほかにも、クリニックのロゴマークには親子の鴨をあしらい、「家族でかかれるクリニック」という親しみやすさを表現しています。

年代性別問わず気軽に相談できる泌尿器科をめざして

受診のハードルを下げるためにどんな工夫をされていますか?

高橋遼平院長 巣鴨駅前たかはし泌尿器科3

泌尿器科は受診のハードルが高いと感じる方もいらっしゃいますが、どんなに小さなお悩みでも気軽に相談しに来られるようなクリニックでありたいと思います。そのために予約システムには特に力を入れました。インターネットで予約する際に問診まで済ませられますので、来院時にすることは診察券を見せるだけ。泌尿器科はデリケートな相談も多いので、院内であまり話さなくても済むようにしています。また、女性専用の待合室を作ったのも工夫の一つです。女性の患者さんは、待合室での他の患者さんの視線が気になるという方も少なくありません。ですので、気にせず受診できるように環境を整えました。最近はちょっとしたお悩みでもすぐに来てくださる方が増えたように感じ、安心して受診していただけているのかなと思うと、開業して良かったと、やりがいを感じます。

小児から高齢者まで幅広い年代の診療について教えてください。

そうですね。泌尿器の悩みは年齢問わずさまざまですから。男性では前立腺疾患、女性では尿漏れや過活動膀胱など、それぞれ特有の悩みもあります。小児では夜尿症、いわゆるおねしょの相談もありますね。そのほか、当院では包茎など生殖器に関わることも、全般診ています。「おしも」や「おまた」周りのトラブルは泌尿器科の診療範囲ですので、ぜひ気軽に相談してください。おねしょに関しては、修学旅行など「お泊まり前に何とかしたい」と来られる方もいらっしゃいます。ただ、直前だと治療期間が短くできることが限られるので、なるべく早めに相談していただきたいと思います。対策としては、薬の処方だけでなく、カウンセリングを通じて生活習慣の見直しなどを行うことで改善が見込めることもあります。

他に、相談が多い疾患はありますか?

高橋遼平院長 巣鴨駅前たかはし泌尿器科4

性感染症を含む感染症で悩まれている方も多く来院されていますね。当院では精液検査にも力を入れています。ブライダルチェックやプレコンセプションケアなど、妊活する前に自分の状態を知っておきたいという需要が高まっているように感じます。当日結果をお伝えできるので、遠方は埼玉県から受けに来られる方もいらっしゃるんですよ。ほかには、前立腺がんの検査にも対応しています。前立腺がんは日本人男性で一番罹患率が高いがんになりましたので、50歳を過ぎたら症状がなくてもPSA検査を受けていただきたいですね。血液検査で済みますから、自治体から検診のお知らせが来たら、スルーせずに検査だけでも受けていただければと思います。

患者の「もやもや」は院内で解消できるよう努める

診療で大切にしていることは何ですか?

高橋遼平院長 巣鴨駅前たかはし泌尿器科5

診察の最後に「何か質問はないですか?」と聞くことです。私が症状や治療についてご説明した後、患者さんが「聞きたくても言えなかった」ということがないように努めています。診察の時に全部聞いてもらって、疑問はなるべく解消して帰っていただきたいんです。患者さんの疑問が残りやすいケースとして、例えば男の子の患者さんがお母さんと来院されたとき、性別が違うので、お母さんがお子さんの病気や症状について想像しにくい場合があります。お子さんの年齢によっては本人にも説明しますが、保護者の方にも疑問が残らないように、わかりやすい説明に努めています。そういった細かいことも含めて、患者さんに寄り添う診療を心がけています。

一緒に働くスタッフさんについて教えていただけますか。

看護師が2人、事務スタッフが2人の計4人で、全員女性です。看護師のうち1人は泌尿器科の経験が豊富なので、私としても非常に心強く、力になってもらっています。風通しの良い職場にしたいので、終業後にはアプリで日報のようなやりとりをしたり、個人面談をしたりもしています。院内での連携を改善するために、「先生、ここ変えたいんですけど…」と積極的に言ってくれるところも助かっていますね。全員が、自主的に動いてくれるのでありがたいです。フラットな関係性を築き、「より良い医療を提供できるように皆でクリニックをつくっていこう」という意識を持てていることが、当院の強みと言えるかもしれませんね。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

高橋遼平院長 巣鴨駅前たかはし泌尿器科6

地域のかかりつけ医として、泌尿器に関わることであれば「巣鴨駅前たかはし泌尿器科に相談しよう」と思ってもらえるような存在になりたいですね。老若男女を問わず、小さいお子さんから高齢の方まで本当に幅広く診られますので、ちょっとした悩みでも受診していただけたらと思います。排尿に関する悩みはもちろん、生殖器のことやブライダルチェックなど、何でも相談してください。当院は、巣鴨駅前ビルの8階にありますので、診療科目としてのかかりにくさを少しでも改善できていたらいいなと思います。「家族全員で通えるクリニック」をコンセプトとしておりますので、ご家族皆で利用していただければ幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ブライダルチェック/5500円~

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