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折祖 研太 院長の独自取材記事

オリソデンタルクリニック新浦安

(浦安市/新浦安駅)

最終更新日:2025/09/12

折祖研太院長 オリソデンタルクリニック新浦安 main

新浦安駅から海へ向かうシンボルロード沿いに、2025年5月「オリソデンタルクリニック新浦安」が開業した。マンションが立ち並ぶ住宅街で、埋め立て地として開発されたこの地域には、かつて20〜30代で入居した住民が今では60〜70代となり、歯の再治療が必要となる世代が多く暮らす。院長の折祖研太(おりそ・けんた)先生は、大学病院で10年間インプラント治療の研鑽を積んできたスペシャリスト。「手術前の診断とシミュレーションで7割が決まる」と、準備の重要性を強調する。「僕はあまり明るいほうではないので」と謙虚に語るが、患者への丁寧な説明と確かな技術で精度の高い治療に務めている。大学病院レベルの治療を地域で提供したいという思いで開業した折祖院長に、インプラント治療への取り組みや地域医療にかける思いを聞いた。

(取材日2025年8月21日)

大学病院レベルの専門治療を地域で実現

こちらで開業された経緯を教えてください。

折祖研太院長 オリソデンタルクリニック新浦安1

10年間大学病院にいて、その後4年間勤務医としてインプラント治療を担当しました。開業は前から決めていたことです。本当はもっと早く開業したかったんですが、専門的な技術を習得し、かつ骨移植やサイナスリフトなど、どんな症例でも対応できるようになるまで10年かかりました。時間はかかりましたが、専門性は十分に身についたと思っています。場所選びは1年ぐらい探しました。この新浦安のテナントを見つけた時、駅から少し離れていますが、バス停の目の前という立地が良かった。何より落ち着いた環境が気に入りました。

インプラントを専門に選ばれた理由は?

臨床研修を終えた頃、ちょうど母校にインプラント専門の講座ができたんです。当時インプラントはまだ一般的な治療ではありませんでしたが、これから発展していく分野だと感じました。歯科治療で専門性を持ちたいと思っていましたし、細かい作業よりも外科的な治療の方ほうが自分に向いていると思ったので、インプラント講座に進むことにしました。指導はかなり厳しかったですね。厳しい指導の中でやり続けていた結果、専門的な技術を習得することができました。今でも、大学病院には非常勤講師として所属しており、歯学部生の実習など教育面にも携わったり、外来の先生方と情報交換を行うなど知識のアップデートも続けています。

新浦安という地域の特徴はいかがですか?

折祖研太院長 オリソデンタルクリニック新浦安2

ここは埋め立て地としてつくられたエリアです。20〜30代で入居した方々が今60〜70歳になっているんです。40〜60代の方も多く、インプラントや補綴治療のニーズが高い地域だとわかりました。若い時に治療した歯が40〜50歳で破折して、どうしようかと悩まれる方が多いんですね。実際、開業してみると予想どおりその年代の患者さんが多く来院されています。内装も、そういった年代の方が落ち着いて通えるよう、白と黒を基調としたシンプルでスタイリッシュな空間にしました。天井が高く明るいのも特徴で、大人が来やすい雰囲気を大切にしています。

手術の結果は、準備段階で7割決まる

インプラント治療で最も大切にしていることは何ですか?

折祖研太院長 オリソデンタルクリニック新浦安3

手術前にどれだけしっかり診断できるか、シミュレーションできるかが最も重要だと考えています。実際の手術の手技というより、手術に入る前の診断の時点で7割ぐらい決まっていると思っているんです。歯科用CTで撮ったデータをガイドソフトに入れて、どの症例でもシミュレーションを行います。そして、そのイメージをしっかり持って手術に臨みます。経験の浅い頃は予想していないことが起きたりもしましたが、今はしっかり診断することで、そういったことはほとんどなくなりました。厳しい症例でも、しっかり診断することで良い結果につなげられると思っています。この考え方は大学病院時代にたたき込まれたもので、今も変わらず実践しています。

治療のタイミングについてはどうお考えですか?

インプラントを検討されている方には、早めの決断をお勧めしています。例えば、状態の悪い歯を「まだ痛くないから」と2年ほど様子を見た結果、いざインプラント治療をしたいとなった時には周りの骨が吸収してしまっているケースがあるんです。大きな骨造成やブロック骨移植が必要になることがあります。骨移植となると、患者さんの負担も大きくなりますし、治療期間も長くなります。手術も移植する手術とインプラントを入れる手術の2回必要になることもあります。ですから、インプラントを検討しているのであれば、早い段階で治療したほうが、時間的にもコスト的にも抑えられるケースが多いんです。もちろん、インプラント以外の選択肢を考えている方は別ですが、将来的にインプラントを希望されるなら、タイミングは非常に重要です。

患者さんへの説明で心がけていることはありますか?

折祖研太院長 オリソデンタルクリニック新浦安4

治療内容をわかりやすく、丁寧に、細かく理解してもらうことを心がけています。これも大学病院時代に徹底的に指導されたことです。特にインプラント治療は自費診療で金額も大きいので、3回、4回と相談を重ねてから治療を決める方も多いですね。どういう治療で、どういうリスクがあるのか、すべて説明して納得していただくことが大切です。説明が不十分だと後でトラブルになることもありますから。カウンセリングルームでじっくり話すようにしています。インプラントについては、ある程度は知っている方もいますが、細かい内容まで理解されている方は少ないので、時間をかけて説明します。患者さんに「ここに来て良かった」と思っていただけるよう、安心して治療を受けてもらうことを大切にしています。

難症例にも対応する地域の拠点へ

どのような治療に対応されていますか?

折祖研太院長 オリソデンタルクリニック新浦安5

基本的な歯科治療はもちろん、インプラント関連の処置は特に幅広く対応しています。通常の埋入だけでなく、サイナスリフトやブロック骨移植、少ないインプラントで全顎の義歯を支える術式など、一部例外はありますが、ほぼすべてのインプラント関連手術は行えます。サイナスリフトを個人のクリニックで行っているところはそんなに多くないと思いますが、そういった治療も大学病院に行かなくてもここでできるのが当院の特徴です。他院で難しいと言われた症例でも当院であれば対応可能な場合がありますのでご相談ください。また、静脈内鎮静法にも対応していて、麻酔科の先生と連携して安全に手術を行える体制も整えています。実は今でも休日にほかの歯科医院でインプラント手術を行っていて、4院ぐらいで治療しているので、常に技術もアップデートしています。

スタッフとの連携はどのようにされていますか?

現在、もう1人の歯科医師と歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手の計5人体制で診療しています。メンテナンスに関しては歯科衛生士にある程度任せていますが、毎回チェックしてアドバイスしています。歯科技工士は補綴装置について私と同じぐらいの知識があり、私があまりメタルを入れることを勧めないので、メタルフリーな治療を進めてもらうようにしています。明るい性格のスタッフばかりなので、患者さんとのコミュニケーションを積極的に取ってもらっています。プライベートな話なども聞いてもらって、患者さんがリラックスできる環境をつくってもらっているんです。チーム医療として、それぞれの得意分野を生かしながら診療にあたっています。

今後の展望についてお聞かせください。

折祖研太院長 オリソデンタルクリニック新浦安6

現在ユニットは3台ですが、7台まで入れられるよう配管を通してあります。1年以内に各種設備を導入して、ジルコニアやインプラントの上部構造を自院で作れるシステムを構築する予定です。技工室のスペースも確保してあります。将来的には、もっと多くの地域の方に貢献できるよう、ユニットを増やして患者さんをたくさん診られるようにしていきたいです。大学病院で10年、その後もインプラント治療を専門にやってきた経験があるので、安心して治療を受けていただけると思います。ここで大学病院レベルの治療ができることがなによりの強みです。インプラントは手術前の診断とシミュレーションが大事ですし、タイミングも重要です。気になることがあれば、まずは相談にいらしてください。丁寧に説明させていただきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/49万5000円~、サイナスリフト/22万円~、骨移植/5万5000円~、静脈内鎮静法/7万7000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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