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相良 誠二 院長の独自取材記事

さがら内視鏡・内科クリニック

(宮崎市/日向住吉駅)

最終更新日:2025/11/20

相良誠二院長 さがら内視鏡・内科クリニック main

宮崎市中心部から北へ車で約10分の島之内の国道219号沿いに2025年1月に開院した「さがら内視鏡・内科クリニック」。風邪などの一般内科から生活習慣病の管理、胃や大腸の内視鏡検査など幅広く扱い、地域の健康を支えている。院長の相良誠二先生は、鹿児島で医師としてのキャリアをスタートさせた後、宮崎の地域医療に貢献。さらなる高みをめざして東京の大学病院で研鑽を積み、再び宮崎の地に戻ってきた。専門である内視鏡を用いたがんの早期発見に力を入れているという相良院長に、医師を志したきっかけや、患者への負担を徹底的に軽減するためのクリニックのこだわりなどについて語ってもらった。

(取材日2025年8月21日)

祖母への無念から始まった医師人生の軌跡

医師になろうと思ったきっかけと、これまでの経歴について教えてください。

相良誠二院長 さがら内視鏡・内科クリニック1

実は、子どもの頃は医師になるつもりはまったくありませんでした。父が開業医で、いつも忙しくしている姿を見て育ったので、自分は違う道に進もうと思っていたんです。その考えが変わったのは高校2年生の時。とてもかわいがってくれた祖母が病を患い、日に日に変わっていく姿を目の当たりにしたことがきっかけです。父の病院に入院していたのですが、自分には何もできず、とても無力に感じて、その時の「何とかしたい」という強い気持ちが、私を医療の道へと導いてくれました。琉球大学を卒業後、鹿児島大学病院で研修医としてさまざまな科を回る中で、内視鏡の面白さに魅了され、消化器内科を専門に選びました。離島でのへき地医療も経験し、地域に根差した医療の原点を学ばせていただいたと感じています。

影響を受けた方などはいらっしゃいますか?

私の医師人生で最も影響を受けたのは、慶應義塾大学病院でお世話になった矢作直久先生です。先生は消化器内視鏡の分野で広く活躍されている方なのですが、その技術以上に、常に穏やかで誰にでも丁寧に接するお人柄を心から尊敬しています。私は麻酔科に在籍していたこともあるのですが、この経歴に興味を持ってくださり、内視鏡検査で使う鎮静剤の研究など、本当に多くのことを直接指導していただきました。1年の半分は海外へ指導に行かれるような多忙な先生でしたが、若輩者の私に親身に接してくださったことは今でも感謝しかありません。その卓越した技術には到底及びませんが、医師として、そして人として先生のような存在でありたいと、目標にしています。

印象に残っている患者さんとのエピソードがあれば教えてください。

相良誠二院長 さがら内視鏡・内科クリニック2

今でも忘れられないのは、以前、奄美大島の病院に勤務していた時に出会った30代の男性患者さんです。まだ小さなお子さんがいる方で、「体が黄色い」と訴えて受診されました。詳しく調べると、治療が非常に難しい場所の胆管がんで、進行も早く、残念ながら助けることができませんでした。後から、その方は生まれつき胆管に異常があり、がんになりやすい素因があったことが判明しました。もっと早く発見できていれば、違う治療ができたかもしれない。その時の無力感と悔しい思いは、今も私の心に深く刻まれています。この経験が、検査の重要性を痛感させ、私の医師としての原点になっています。

患者が安心して受診できる環境づくりを

開業に至るまでの経緯についても教えてください。

相良誠二院長 さがら内視鏡・内科クリニック3

鹿児島大学の関連病院として宮崎県の串間市民病院に勤務したことが、私にとって大きな転機となりました。宮崎の穏やかな気候や県民性が自分の性格に合っていると感じましたし、長男が生まれたのもこの地です。ここで働くうちに、特に県北エリアでは消化器内科の医師が不足しているという現状を知り、いつかこの地域に貢献したいという思いが芽生えました。その後、さらなるスキルアップをめざして上京し、慶應義塾大学病院で2年間学びました。もっと学びたい気持ちもありましたが、東京で新たに双子を授かり、より子育てがしやすい環境にいたいという思いから宮崎へ戻ることを決意しました。宮崎市内のクリニックで副院長としても勤め、日々多くの患者さんを診る中で、内視鏡検査を必要とする方が非常に多いことを改めて痛感し、同時に地域における消化器内科の少なさも目の当たりにしたので、この地での開業を決心しました。

こちらのクリニックの患者層や主訴について教えてください。

開業してまだ数ヵ月ですが、本当に幅広い年代の方にお越しいただいています。近隣に学校が多いためか10代の方から、上は90代の方まで、まさに老若男女といった感じですね。若い方は発熱や咳といった、いわゆる風邪の症状で来られることが多いです。特に多いのは30代から60代くらいの働き盛りの世代の方でしょうか。主訴としては、おなかが痛い、便秘や下痢が続くといった消化器症状が中心です。また、宮崎市の検診が始まる時期になると、検診で引っかかったからという理由で来院する方が増えてきますね。男女比は日によってさまざまで、女性が9割の日もあれば、男性ばかりの日もあるなど、特に偏りはないように感じています。

インテリアや設備などこだわりを教えてください。

相良誠二院長 さがら内視鏡・内科クリニック4

設計の段階から一番こだわったのは、「リラックスできる空間」にすることです。待合室の椅子はやわらかい色調のものを選びましたし、照明などもこだわり、患者さんが少しでも心穏やかに過ごせるような空間づくりをめざしました。また設備面では、内視鏡検査だけでなく、レントゲン検査、CT検査、エコー検査の機器を揃えて診断に役立てています。特に大腸内視鏡検査を受けられる方のための前処置室は、プライバシーに配慮して全室個室にし、テレビを見ながら落ち着いて準備していただけるように工夫しています。そのうちの1室は、車いすやオストメイトの方でも不自由なくお使いいただける多機能トイレにしました。これは、以前の勤務先で人工肛門などの方々が大変な思いをされているのを目の当たりにし、誰もが安心して検査を受けられる環境をつくりたかったからです。

生活習慣病・がん・炎症性腸疾患と、幅広く診察

特に注意して診ている疾患はありますか?

相良誠二院長 さがら内視鏡・内科クリニック5

がんの早期発見に注力しているので経鼻内視鏡検査、経口内視鏡検査、どちらにも対応していますし、鎮静剤や麻酔を用いた苦痛の少ない検査をめざしています。また、がんは当然のことながら、特に見落としがないように注意しているのが「炎症性腸疾患」です。これは国の指定難病で、潰瘍性大腸炎やクローン病といった病気が含まれます。若い方にも多く、クローン病は10代、潰瘍性大腸炎は20代から40代が発症のピークです。腹痛や下痢、血便といった症状が長く続く場合は、この病気の可能性も考えられます。治療が難しい病気ですが、炎症をコントロールするためにお薬を服用しつつ日常生活を送ることは十分にめざせます。症状が続いているのであれば、「そのうち治るだろう」と自己判断せず、ぜひ一度ご相談いただきたいですね。

診察の際に心がけていることはありますか?

どんなに忙しい時でも、患者さんに丁寧に対応する。これを一番大切にしています。患者さんは不安な気持ちを抱えながら来てくださっているわけですから、流れ作業のような診察は絶対にしたくありません。「はい、お薬出しておきますね」で終わらせるのではなく、「今の調子はどうですか」「ちょっとおなかを触らせてくださいね」と、一人ひとりにしっかり向き合い、丁寧にお話を聞くことを常に心がけています。実は私、少し滑舌が悪くて(笑)、妻からもよく指摘されるのですが、できるだけゆっくり、はっきりとお話しして、患者さんにきちんと説明が伝わるように気をつけています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

相良誠二院長 さがら内視鏡・内科クリニック6

当院では、専門である内視鏡検査はもちろんですが、30代から50代の働き盛りの世代に多い、高血圧や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病の診療にも力を入れていきます。健診で異常を指摘されても、症状がないからと放置してしまう方が少なくありません。当院では、例えば血糖値が高くてもすぐに薬物治療を始めるのではなく、まずは食事や運動習慣の改善からご提案します。そして経過を診ながら、患者さん一人ひとりに合った治療計画を一緒に立てていきますので、薬に抵抗がある方も、まずは気軽に相談にいらしていただければと思います。

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