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武谷 憲二 院長の独自取材記事

たけたにクリニック

(飯塚市/新飯塚駅)

最終更新日:2025/08/29

武谷憲二院長 たけたにクリニック main

飯塚市柏の森に開業し、乳腺外科を中心に診療を行う「たけたにクリニック」。院内には女性専用待合室を設置し、マンモグラフィ検査は女性の臨床検査技師が担当するなど、女性患者に寄り添った対応に努めている。武谷憲二院長は、これまで基幹病院を中心に研鑽した乳腺外科領域の専門家。地域のかかりつけ医として全身を診られるよう、内科や外科にとどまらず在宅医療も経験し、同院では風邪症状や生活習慣病などにも幅広く対応している。決して前に出ようとしない穏やかな人柄だが、言葉数少ない中にも「救える命を増やしたい」という乳がんの早期発見への強い意志が感じられる。「困ったときの窓口として地域に貢献したいです。どの診療科を受診すべきか迷う時はご来院ください」とほほ笑む武谷院長に、同院の診療内容を中心に話を聞いた。

(取材日2025年6月20日)

多くの手術に携わり、外科内科を問わず幅広く研鑽

まずは医師を志したきっかけを教えていただけますか?

武谷憲二院長 たけたにクリニック1

これといって大きなきっかけというのはなかったのですが、実は小さな頃から医師になりたいとぼんやりと思っていました。小学生の頃って親が勧める職業にわりと気持ちが向きがちですよね。私も例に漏れず、親に勧められたからという理由で進路を決めた一人です(笑)。そんな高校生でしたので、熱い熱い志を持って……とはいきませんでしたが、九州大学医学部へ進学。学生の頃に消化器の手術に入らせてもらったことがあったのですが、その時に見た先輩外科医師の技術に魅了されました。そこで完全に意識が切り替わりました。自分もこういう手術ができるようになりたいと思い、卒業後は九州中央病院にて臨床研修を終え、九州大学消化器・総合外科に入局しました。

主にどのような研鑽を積まれたのでしょうか?

外科でしたので、虫垂炎から胆嚢炎、ヘルニアの一般外科から胃がん・大腸がんなどの消化器外科、それから乳腺外科を中心に多種多様な手術に携わらせていただきました。そして、術前術後の管理や抗がん剤の勉強などもしていく中、乳腺の領域に関する診療が増えていきました。抗がん剤やホルモン剤での治療は、やればやるほど興味深いと感じるようになり、乳腺外科を専門に取り組むようになりました。乳がんは幅広い年代の女性がなり得る病気ですが、中でも特に40代から60代の若い女性が多く、その先の患者さんの人生を想うと、何とかしてあげたいという気持ちが強くあったことも、乳腺外科を選択した要因の一つでした。

キャリアの中で、内科と在宅医療にも取り組まれた背景についても教えてください。

武谷憲二院長 たけたにクリニック2

開業することを念頭に置いていましたので、全身を診ることができれば、より地域の方に貢献できるのではと考え、内科・在宅医療も勉強させてもらいました。乳腺外科中心のクリニックですが、患者さんを総合的に診ることができる基盤をしっかりと整えた上で、2025年5月の開業に至りました。この柏の森の辺りは車や人通りも多くアクセスしやすく、乳腺外科を主軸に行っているクリニックが少ない場所だったため、地域の方のお役に立てるのではないかと思ったのが、開業を決めた理由です。飯塚だけでなく、田川や直方エリアの方も通いやすい場所ですので、多くの方のお力になれたらうれしいですね。

乳腺外科を軸に風邪や生活習慣病、外傷などにも対応

三角屋根の外観が目印になりますね。

武谷憲二院長 たけたにクリニック3

ええ、すぐに目に入るような建物にしたくて、窓の縁やドアにも黄色のあしらいを入れてみました。ここで診療を行っていることをたくさんの方に知っていただかなくては、私のキャリアを存分に生かすことができませんのでね(笑)。これまでは、紹介状を持って来られる患者さんを診てきました。その中でがんが進行して受診される患者さんを多く経験しました。そうなる前に早く介入できていれば、と思うことがたくさんありました。だからこそ、当院では乳がんの早期発見・啓発に努め、多くの方に健康でいてほしいなと思います。そして、クリニックだからこそできることもたくさんあると思いますし、より患者さんに近い距離でサポートさせていただくのが今の目標です。乳がんに関しては、症状のない若い方も、とにかく検診を受けていただきたいです。若くても乳がんで苦しんでいる方をたくさん診てきました。ぜひ定期的な検診を習慣にしていただきたいなと思います。

女性の臨床検査技師によるマンモグラフィ検査と、女性専用待合室の設置も受診しやすさにつながりそうです。

検査も男性医師だと抵抗のある方もいらっしゃるでしょうし、検査を受けてもらわなくては病気の早期発見につなげることは難しいですからね。自己検診の大切さも強調したいです。というのが、検診以外でもご自身でしこりを見つけて受診される方は多く、入浴時など定期的に自己検診されている方は気づきが早いので、大事に至らずに済むケースが多いです。また、乳房や脇のしこり以外では、妊娠・授乳期以外の乳頭からの分泌物などの自覚症状のある方、あとは産後の乳腺炎でお困りの方も受診されます。人間ドックや会社の健康診断で受けた乳がん検査で要精密検査、要経過観察と診断された方などの来院も多いですね。

内科や外科の診療はどのような症状で来られる方が多いですか?

武谷憲二院長 たけたにクリニック4

内科は一般的な風邪症状や腹痛、高血圧・糖尿病・高脂血症といった生活習慣病の管理、あとワクチン接種など、幅広く対応していますので、ご家族でおみえになるケースも多いです。また外科に関しては、擦り傷や切り傷、打ち身、捻挫など、こちらも幅広いですが、乳腺外科や内科受診の際についでに診るということも可能です。もちろん何でも対処できるわけではありませんので、必要に応じて適した医療機関にご紹介もいたします。現在は診療科が細分化しているため、どの診療科を受診すべきか迷われることも多々あるでしょう。そんなときは気にせず当院にいらしてください。私は救急医療の経験もありますので、私で対応できることは診させていただきますし、より専門性を必要とする場合はすぐに他の医療機関におつなぎするというように、地域の皆さんの窓口的な役割も担えたらと思います。

一人でも多くの助かる命を増やすべく検診を呼びかける

消化器外科でのキャリアもお持ちなので、さまざまな角度から診療できるのは先生の強みですね。

武谷憲二院長 たけたにクリニック5

確かに、一つの分野だけだと気づけないようなことも、他の分野のキャリアも積んだことで、自然と多角的に、さまざまな方向から仮説を立てて診療しているかもしれないです。トータルで診ることができる医師になりたいと思ってやってきましたので、これまでの経験が少しでも地域貢献にもつながるとうれしいなと思います。また、子宮頸がんや肺炎球菌、帯状疱疹、インフルエンザなどのワクチン接種も行っておりますので、ご希望の方はお気軽にお声がけください。

お忙しい日々をお過ごしだと思いますが、リフレッシュはどのようにされていますか?

家で映画を観たり、お酒を飲んだり。そんな感じです(笑)。これといった趣味がないので、多趣味の方がうらやましいんですよね。趣味とは違うかもしれませんが、家族と過ごす時間も大切にしています。子どもも大きくなりましたので、一緒に遊びに行く機会は少なくなりましたが、どうにか時間をつくって旅行に行きたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

武谷憲二院長 たけたにクリニック6

病気や症状についてしっかり理解いただけるように、できる限りわかりやすい言葉で、かつ丁寧な説明を心がけています。もしも疑問に思われることやご不安なことがある場合は遠慮なくお尋ねください。これまで多くの患者さんを担当させていただいて、今の自分があると感謝しており、キャリアの中で得たものをしっかりと還元できるクリニックでありたいと考えています。乳がんも早期に介入できれば命を落とす確率を下げることが望める病気になりました。一人でも多くの助かる命を増やしたいと思いながら日々診療にあたっています。私に相談しづらいことがあれば、女性スタッフにお伝えいただいて構いません。症状のある方は早急に、症状のない方も定期的に検診を受けていただきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

視触診+マンモグラフィ(両側2方向撮影)+エコー/9900円
視触診+マンモグラフィ(両側2方向撮影)/6600円
視触診+エコー/5500円
※自由診療費用の詳細はホームページをご確認お願いいたします。

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