成冨 正和 院長、小山 宗嗣 副院長の独自取材記事
あお歯科 小児・矯正歯科クリニック
(福岡市西区/九大学研都市駅)
最終更新日:2025/06/10

海外の海を思わせる青と白を基調とした爽やかな外観が印象的な「あお歯科 小児・矯正歯科クリニック」は、九州学研都市駅から徒歩3分の場所にある。院長の成冨正和先生は、大学病院をはじめ、幅広い世代が利用する歯科クリニックで研鑽を積んできた口腔外科治療の専門家。大学時代に励んだラグビー部の後輩でもある小山宗嗣(こやま・そうし)副院長とともに、小児から高齢者まで各年代をカバーした診療を展開している。難症例の矯正も専門の歯科医師が対応。包括的な診療を強みにワンストップの歯科治療をめざしている。そこで今回、複雑な生え方をしている親知らずの抜歯からインプラント治療まで、外科処置を伴う口腔外科が専門の成冨院長と、補綴治療や子どもの対応も得意とする小山副院長に、診療内容を中心に詳しく話を聞いた。
(取材日2025年5月28日)
小児から高齢者まで幅広く対応する包括的な診療が強み
お二人はどのようなきっかけで出会われたのですか?

【成冨院長】小山副院長は大学時代に所属していたラグビー部の後輩にあたります。同じポジションだったのですが、彼は足も速くて性格も良く好青年というのが最初の印象でした。
【小山副院長】僕は出会った時から、こういう人についていきたいという想いを持っていましたので、院長が開院するにあたり一緒にやらないかと声をかけてくださった時は本当にうれしかったです。
【成冨院長】学生の頃から人柄の良さなど彼のことは知っていますので、強い信頼関係のもと一緒に仕事もやっていけると思い、迷わず声をかけました。
開院に至るまではそれぞれの分野で研鑽を積まれたそうですね。
【成冨院長】ええ。私は大学卒業後、大学病院の口腔外科へ入局したのですが、この分野を選択した理由は歯のことだけでなく、全身管理の知識を身につけたいと思ったからなんです。実際、臨床では複数の疾患のある方にも対応できるようになりましたし、患者さんの急な体調変化にも臨機応変に対処できるスキルを身につけられたと思います。このように、外科処置に限らず患者さんの全身管理ができるのは強みですね。
【小山副院長】僕の場合は一度慣れ親しんだ土地を離れて一からスキルを磨きたいと思い、大学卒業後は広島大学病院で臨床研修を受けた後、広島県内のクリニックでキャリアを重ねました。福岡に戻ってきてからは市内の小児歯科クリニックにお世話になるなど、小児から高齢者まで年代問わず一般歯科全般の知識や技術を習得。このように年代問わず、一般歯科全般のスキルを身につけたタイミングで院長に声をかけてもらい今に至ります。
開院に至った背景についてもお聞かせください。

【成冨院長】もともと開院を念頭に置いてキャリアを積んできましたので、場所もこの辺りのエリアを考えていましたし、タイミング的にも今かなと思い、今年5月に開院へ至りました。クリニック名は自分の子どもの名前を使いたいと考えていたことに加えて、海を連想させるようなものにしたいと思っていたことから「あお歯科 小児・矯正歯科クリニック」に。外観も海外の海をイメージし、青と白を基調にしました。徒歩ですぐの場所に九州学研都市駅があるので利便性も高く、ここ周辺は新たに開発されている土地でもあるので、もともと居住されている高齢者やそのご家族に、新たなファミリー層、近隣の学校に通う学生さんたちも加わり、かなり幅広い年代が行き交うエリアなんですね。そのため、当院の診療も各年代のニーズにお応えできる体制をしっかり構築しています。
キッズスペースの設置と託児サービスも
各年代ごとに診療の特徴などを教えていただけますか?

【成冨院長】小児に関してはブラッシング指導やフッ素塗布、必要に応じて虫歯予防を目的とするシーラントという処置などの予防に取り組んでいます。歯列矯正のご相談も受けつけていますし、矯正が必要なお子さんにはこちらから親御さんへご提案をさせていただくことも。また、虫歯治療においては、恐怖心を与えない診療を心がけています。そのため、まずはこの場所に慣れてもらうことを重視。無理やり治療を行うことはいたしません。院内も歯科医院っぽくない雰囲気づくりにこだわったので、そこもお子さんの通いやすさにつながるといいなと思っています。また、キッズスペースの設置に加え、託児サービスも実施していますのでお気軽にお声がけください。私も子どもがいますので、小さなお子さんの対応には慣れています。副院長も小児歯科での経験があるため、すごく子どもの対応が上手ですよ。
お子さんの場合、どのようなことを重視されているのでしょうか。
【小山副院長】治療が必要なケースでもいきなり治療することは避け、先ほど院長が言われていたように少しずつ慣れてもらうことを重視しています。その子のペースに合わせることと、できる限り痛みを感じさせない治療に努めています。最初は泣いていた子が笑顔で帰ることができるような診療を心がけています。とにかく子どもが大好きなので、その気持ちは伝わるんじゃないかなと。
【成冨院長】伝わっていると思いますね、副院長は子どもたちにとても好かれていますから。今後、暴れて治療できないなど、お子さんの特性などから治療が難しいケースも出てくると思いますが、その場合は無理に治療すると苦手意識を植えつけることになってしまいますので、まずは器具などに慣れてもらってから治療に入るようにしています。
一方、成人に関してはいかがでしょう。

【小山副院長】セラミックなど白い歯を希望される方も多いですね。僕は一般歯科の中でも特にかぶせ物や詰め物といった補綴治療が得意で、経験も豊富です。年々審美歯科のニーズも高まってきていますので、気になることなどがおありでしたら、ご相談だけでも構いません。気軽にいらしてください。
【成冨院長】また、学生の方は親知らずの抜歯やメンテナンスを希望して来られる方が多いですね。私は口腔外科が専門ですので、大学病院で行うような複雑な生え方をしている親知らずの抜歯にも対応しております。
平日通えない患者のために土日祝日も休まず診療
矯正に関しては専門の先生が月2回来られていると伺いました。

【成冨院長】はい。矯正に関しては小児と成人で手法が異なります。また、状態も軽度から重度までさまざまですので、私では対応が難しいと判断した難症例においても、月2回来ていただいている専門の歯科医師が担当いたしますのでご安心ください。小児は歯が正しく生えそろう土台づくりをする第1期治療、本格的な矯正を行う第2期治療というように、用いる装置もいくつか種類がありますが、成人に関しては透明のマウスピース型装置を用いた矯正を中心に、必要に応じてワイヤー矯正も行っております。マウスピース型装置とワイヤー式を組み合わせて行う矯正の場合も、専門の歯科医師が対応いたしますので、まずはご相談にいらしてください。
土日祝日も診療されているそうですね。
【成冨院長】平日通えないという方が想像以上に多く、土日祝日の来院数からもその多さを実感しています。実際、患者さんからも「助かります」といううれしいお声をいただいています。今はお子さんも塾や習い事、部活などで平日は受診できないといった方も多いですし、お休みの日にご家族皆さんで受診いただける環境を整えられたのは良かったなと思っています。受診から足が遠のいている方もお休みの日にぜひいらしてください。
最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

【小山副院長】これまで培ってきた技術や経験で地域の皆さんに貢献できたらと思っています。歯医者さんに対する恐怖心をお持ちのお子さんも笑顔になってもらえる自信がありますので、ぜひ一度来院ください。
【成冨院長】めざすのは地域の皆さんに安心して通っていただける歯科クリニック。大人の方も痛みに恐怖心のある方は少なくありませんので痛みに配慮した診療、そして虫歯に関しては削る範囲を最小限にというのを心がけています。再治療を繰り返すと、最終的に歯を失ってしまいますので、できる限り歯を温存できる治療をめざしています。ご高齢になると残念ながら歯の温存が難しいケースが増えてきますが、その場合もブリッジ、入れ歯、インプラント治療というように、さまざまなニーズにお応えすることが可能です。当院は年代問わず、一貫した診療を提供できるのが特徴です。ぜひご家族皆さんでいらしてください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/44万円~、セラミッククラウン/8万8000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/38万5000円~93万5000円、ワイヤー矯正/66万円~、小児矯正/1期治療:咬合誘導…5万5000円、床矯正…38万5000円、2期治療:38万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。