新井 繁幸 院長、新井 祐子 副院長の独自取材記事
東新宿あらい内科クリニック
(新宿区/東新宿駅)
最終更新日:2025/10/07
健康状態で気になることがあるが通院の時間が取りづらい……。東新宿駅から徒歩1分の「東新宿あらい内科クリニック」は、そんな人のために2025年5月に開業した、頭痛と生活習慣病の治療に取り組むクリニックだ。診療を行うのは、新井繁幸院長と新井祐子副院長。ともに帝京大学医学部附属病院で診療経験を積み、繁幸院長は腎臓内科を、祐子副院長は脳神経内科を専門としている。駅からすぐの立地、その日に結果がわかる検査体制、リラックスできる院内、丁寧な診察でなんでも話しやすい雰囲気づくりと、隅々まで患者の通いやすさを重視した同院の診療について、繁幸院長と祐子副院長に話を聞いた。
(取材日2025年5月28日)
通いやすさを追求した頭痛と生活習慣病のクリニック
開業にあたって、重視した点はありますか?

【繁幸院長】受診しやすいことと通い続けやすいことでしょうか。当院は「頭痛と生活習慣病のクリニック」として、頭痛の予防・治療と慢性腎臓病(CKD)の原因となる生活習慣病の予防・治療に力を入れているのですが、頭痛や生活習慣病の予防・治療は長期的に診ていく必要があります。しかし、生活習慣病はほとんどの場合自覚症状もないため、仕事が忙しかったりすると通院も途切れてしまいがちになってしまいます。だからこそ、できる限り通いやすいクリニックにしたいと思い、環境や設備には気を配りました。頭痛で受診される方は若い女性が多いですし、生活習慣病や一般内科も若い患者さんは少なくないので、仕事や子育てに忙しい中でも受診しやすく、通いやすいクリニックであることを大事にしています。
通いやすくするための工夫を教えてください。
【繁幸院長】まず、脳神経内科の診療に欠かせない画像検査を、同じビル内で受けられるようになっています。もちろん院内で受けられるのが一番ですが、都心のビルの中にあるクリニックではCTやMRIを院内にそろえるのは難しいのが実情です。ただ当院は、同じ医療モールビル内にある画像専門のクリニックで検査を依頼し、検査を行う時間によっては当日中に診断結果の説明まで行えますし、採血や尿検査など生活習慣病や腎臓内科関連の検査についても、1日で結果が出るように検査体制を充実させています。もちろん時間のかかる検査もありますが、結果説明のみならばオンライン診療やアプリを利用することもできます。それから、東新宿駅から徒歩1分という立地にはこだわりました。内装も、色味や質感にこだわり、穏やかに、ストレスなく受診できる雰囲気をめざしました。
院長は、腎臓内科がご専門なのですね。

【繁幸院長】そうですね、勤務していた大学病院では内科全般も診てきましたが、専門は腎臓・透析になります。大学病院では、腹膜透析などを手がけ、透析を受けながら仕事を続ける人のサポートも行っていました。今も週1日ペースで大学病院での診療は続けています。腎臓内科というと透析治療のイメージが強いですが、腎臓の病気は、糖尿病や高血圧症などが悪化した結果なので、本来は透析にならないように予防するのも腎臓内科の役割になります。現在、成人の5人に1人の割合で慢性腎臓病にかかっていると推定されていますが、健診で数値に異常が出ても症状として出てこないので、通院されない人がほとんどです。そうしているうちに悪化してしまうことが多いので、通いやすい場所になればと、生活習慣病に特化した外来を設けました。健診で腎機能の低下を指摘された、腎臓が悪くて心配、高血圧や糖尿病が気になるといった方たちを広く診療しています。
頭痛の予防・治療に力を入れる
頭痛を専門に診る外来はなぜ設けられたのですか?

【祐子副院長】頭痛でお悩みの方は多いですが、病院に行くという行動を起こされる方は比較的少なく、医療機関にかかっていない方が7割ぐらいというデータもあるぐらいなんです。数年前から、片頭痛の予防はかなり期待できるようになっているんですが、医療機関にかかる機会がないと、そういう情報も届きません。そこで、頭痛に特化した外来を設けることで、症状の改善や予防がめざせるということを伝えたいと思ったのです。頭痛に悩んでいる方は、20代から40代の女性が多いといわれています。頭痛で来られる患者さんも、8割ぐらいはこの年代の患者さんですね。
どのような症状の場合、受診すべきでしょうか。
【祐子副院長】一般的には、日常生活に支障が出る頭痛が続く場合ですね。また、1ヵ月に4回を超えると予防するという考え方もあります。週に1~2回の頭痛がある、鎮痛剤を服用しているけれど服用回数が増えてきたといった場合も受診の目安になるかと思います。頭痛の治療としては、まず画像検査や血液検査、問診を通して、片頭痛に代表される痛みそのものが病気の「一次頭痛」なのか、脳腫瘍など別の原因があって頭痛が起きている「二次頭痛」なのかを注意深く判別。一次頭痛なら薬などを使って、頭痛がなるべく来なくなるように治療していきます。患者さんには、初めて頭痛で来院したという方も多いですが、別の原因からくる頭痛ではないとわかれば、不安解消につながるでしょう。
患者さんと接する上で大事にしていることは何ですか?

【繁幸院長】私に限らず、医師ならそうあるべきことだと考えるのですが、患者さんが自らお話をしてくれる雰囲気をつくることが何より大切かなと思っています。お話ししてくれた普段の何げないことが治療や生活習慣改善のヒントになることは珍しくないですし、生活習慣病の治療の鍵となる行動変容を考えるには、その方が普段どんな生活をしているかはとても重要なんです。リラックスしていろんなことを話してもらえるように、できるだけ「クリニック」という雰囲気をつくらないように気を配っています。
【祐子副院長】院長の話と重なるところもありますが、患者さんが何を望んでいるのかを必ず聞くようにしていますね。患者さんの仕事や状況によって通院頻度も一人ひとり違いますし、できる治療も違ってくるので、やはりその方のバックグラウンドについてしっかりお話を聞いた上で、どう治療を進めていくのがベストなのかを考えています。
医療機関嫌いの人にこそ一度足を運んでほしい
お互いの印象を教えてください。

【祐子副院長】大学病院時代は同じ病院で勤務していたものの、診療科が違うので、病院内で顔を合わせることはほとんどなく、相手の診療風景を見るのは今が初めてなんです。私から見るとやっぱり優しい先生だなと思いますね。言葉遣いがやわらかく、患者さんが自らお話ししてくれる雰囲気づくりをしっかり実践しているなあと思います。
【繁幸院長】副院長は診療がすごく丁寧なんです。腎臓内科は、もちろん問診も大切なのですが、尿検査や血液検査のデータ分析・解析を重視するところもあるので、診療科が違えば、医師としてのスタンスや見ているものも少し違うんだなということも感じています。
今後の展望について伺います。
【繁幸院長】今はまだ開業から日が浅いので時間的にも余裕を持って診療できていますが、今後患者さんの数が増えてきたときにも、一人ひとりに十分な時間をかけて丁寧な診療を続けていきたいですね。よく話を聞いて、患者さんが望む医療を提供するというスタイルを守っていきたいですね。先ほど副院長も少しふれていましたが、医師がベストだと考える治療法が、その方にとってはそうではないこともあります。例えば、透析が必要な状況でも、患者さんが透析をしたくないと思うのは当然です。その上で患者さんの望みや思いをしっかり聞いた上で、その人に合った医療を一緒に考え提供していくことを大事にしたいと思います。
読者へのメッセージをお願いします。

【祐子副院長】頭痛はつい我慢しがちですが、れっきとした病気です。頭痛に悩んでいる方がいらっしゃるなら、たとえほんの些細なことでもご相談に乗りたいと思いますので、頭痛でお悩みなら一度いらっしゃってみてくださいね。
【繁幸院長】アクセス面でも当日検査ができる面でも通いやすいクリニックなので、健康診断で異常を指摘されたり、普段生活する中でたとえ些細なことでも体について何か心配事があったりするなら、気軽に来てみてください。病気も虫歯と同じで、悪くなってから治療するのはとても大変ですが、早い段階ならスムーズに治療が進みます。健診で異常が出たけれど医療機関嫌いでなかなか足が向かない方、症状があっても我慢してしまう方が通いやすい場所を作ることをめざしてつくったクリニックなので、そんな人にこそぜひ来ていただきたいと思います。

