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松永 崇宏 院長の独自取材記事

自由が丘まつなが内科クリニック

(世田谷区/自由が丘駅)

最終更新日:2025/08/01

松永崇宏院長 自由が丘まつなが内科クリニック main

東急東横線と東急大井町線が乗り入れる自由が丘駅をはじめ、奥沢駅や九品仏からも徒歩5~6分圏内。「自由が丘まつなが内科クリニック」は、2025年、住宅街の中に立つクリニックモール内にオープンした。院長を務める松永崇宏先生は、消化器や消化器内視鏡、肝臓の専門の医師として、消化器領域を中心に内科全般の診療を行っている。同院では内科、消化器内科、内視鏡内科、肝臓内科を標榜。「地域の医療機関とも連携しながら、かかりつけ医として患者さんの健康に寄与してきたいです」と意気込む松永院長に、開業の経緯や今後めざす医療などについて聞いた。

(取材日2025年6月20日)

総合病院での勤務を経て、内科・消化器内科として開業

先生のご経歴と、消化器を専門とされた理由についてお聞かせください。

松永崇宏院長 自由が丘まつなが内科クリニック1

2013年に慶應義塾大学医学部を卒業後、北海道で2年間の臨床研修を行いました。1年目は北海道の中でも特に忙しいと言われていた市立函館病院、2年目は北海道大学病院で経験を積みました。3年目の2015年からは母校の慶應義塾大学の内科学教室(消化器)に入局し、以降、横浜みなとみらいのけいゆう病院、栃木県の佐野厚生総合病院と大学の関連病院で幅広く内科医としての経験を積みました。その後、2017年から慶應義塾大学病院 消化器内科、2022年より国立病院機構東京医療センター 消化器内科での勤務を経て、2025年5月に当院を開業しました。消化器内科を専門に決めたのは、内科の中でも診る臓器数が圧倒的に多く、やりがいがある領域だと思ったことが理由です。当院では、内科全般を幅広く診つつ消化器系専門の医師として、消化器領域のがんの早期発見・早期治療に貢献していきたいと思っております。

医師を志したきっかけは何でしたか?

消化器内科の医師である父の影響が大きいですね。私が小さい頃は、急患で夜中に呼び出されることがよくありました。激務ではありますがその分求められているのだろうと、子どもながらに誇らしく感じていました。そんな父の姿を見て、自分自身も自然と医学の道を志すようになっていました。父からは「とにかく患者さんのことを第一に考えて、誠実に対応しなさい」と昔から言われており、「誠実」な対応を自身のモットーとしております。

開業の経緯について教えてください。

松永崇宏院長 自由が丘まつなが内科クリニック2

消化器内科を専門としていますが、勤務医時代から内科全般を幅広く診たいと考えていました。大学病院や総合病院では集中してスキルを磨ける半面、専門科目が細かく分かれていて、患者さんをトータルで診療するということがなかなかできません。地域のかかりつけ医として全身を診られる内科医になりたいという思いから、開業の道を選びました。自由が丘を選んだのは、自分が住んでいる地域のかかりつけ医になりたいという思いがあったからです。また、もともと勤務していた国立病院機構東京医療センターにも近く、連携が取りやすいというのも理由の一つです。物件を探している時、たまたまこちらのクリニックモールの情報を見つけ、タイミング良く入居することができました。

近隣の医療機関と連携し、充実した検査体制を整備

院内設計でこだわったところを教えてください。

松永崇宏院長 自由が丘まつなが内科クリニック3

患者さんのスペースが窮屈にならないよう、ゆとりのある設計を意識しました。院内は車いすやベビーカーも想定し、段差のないフラットな設計とし、待合スペースやトイレは広めにつくっております。また、患者さんとスタッフの動線を分け、スタッフの業務も効率良く行えるようにもしております。院内は全体的に白を基調として、落ち着きと開放感がある空間を意識し、照明も、診察室はクリアに見える昼光色、待合室は温かみを感じられる電球色と使い分けています。

院内ではどのような検査を行っているのでしょうか?

専門領域の内視鏡による胃カメラと大腸カメラをはじめとして、血液検査、尿検査、エックス線検査、エコー検査(頸部・腹部)、心電図検査、動脈硬化測定、骨密度検査と内科クリニックとして必要な検査はひと通りそろえております。大腸カメラについては日帰りでのポリープ切除も行っております。また、CTやMRIといった検査も近隣の医療機関と連携し積極的に実施しています。当院での検査の結果、入院を含めた精査・加療が必要な病態が判明した場合は、適切な高次医療機関への紹介を行うようにしております。

どのような患者さんが多く来院されていますか?

松永崇宏院長 自由が丘まつなが内科クリニック4

年齢は10代~90代と幅広く、近隣にお住まいの方がほとんどです。症状としては発熱や風邪といった一般的なものに加え、標榜科目でもある消化器系の症状の方が多いですね。また、健診で高血圧や脂質異常症、糖尿病、脂肪肝といった生活習慣病を指摘され受診される方や、大腸がん検診で便潜血陽性を指摘され、精密検査としての大腸カメラを目的に受診される方も多いです。健診や検診で異常を指摘されても、症状がないことから受診をされない方も多くいらっしゃいますが、健康で長生きをするためには早期の段階での適切な介入が大事ですので、ぜひ些細なことでも当院へ足を運んで頂き、一緒にご自身の身体や病気のことについて考えていきたいなと思っております。

信頼される地域のかかりつけ医になりたい

診療で大切にしていることは何ですか?

松永崇宏院長 自由が丘まつなが内科クリニック5

まずは患者さんが何を求めて受診されたのかを把握することを大切にしております。そのためにも、患者さんが自身の訴えをしっかりと伝えられるようにすることを意識しています。皆さん、何かしら不安や困り事があって来院されているはずなので、それを明確にした上で診療にあたりたいと思っております。時には医学的には正しくない解釈をされている方もいらっしゃいますが、その際には、病態をきちんと説明し、その上で正しい理解をしてもらえるよう心がけています。そして、診療の終わりには、説明を聞いて理解できなかったことがないか、また、何か追加で質問したいことがないかを確認するようにしております。

今後、地域にとってどのようなクリニックになりたいとお考えですか?

消化器疾患や内視鏡診療といった専門領域でのこれまでの経験を生かしつつ、内科全般の診療を行い、地域に根づいたかかりつけ医をめざしたいと考えております。健康に関して、どんなお悩みでも気軽に相談できる存在として地域の方々の健康維持に貢献したいと思っております。

お忙しいかと思いますが、休日はどのように過ごすことが多いですか?

松永崇宏院長 自由が丘まつなが内科クリニック6

妻と息子と3人で出かけることが多いです。田植えといった季節ならではの行事を家族で体験したり、スポーツ観戦などに行ったりしています。最近ではプロ野球の観戦や私が大学時代にやっていたアイスホッケーを見に行ったりしました。子どもの成長はあっという間なので、いろいろな経験をさせてあげたいと思っています。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

クリニックに足を運ぶのは、何かとハードルが高く感じるかもしれません。ですが、多くの疾患において、早期の適切な介入が最も重要です。長く健康に暮らすためにも、症状があれば受診することはもちろんのこと、症状がなくても定期的な健診や検診をしっかりと受けるようにしていただきたいと思っております。小さなことでも構いませんので、困っていることや不安なことがありましたらお気軽にお越しいただき、一緒に健康について考えていければと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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