宮内 友香 院長、宮内 康行 先生の独自取材記事
みやうち循環器内科・泌尿器科クリニック
(箕面市/箕面駅)
最終更新日:2025/08/26

箕面駅から南へ徒歩5分、買い物客でにぎわうエリアのビル1階に「みやうち循環器内科・泌尿器科クリニック」はある。香川大学の同期である夫婦が営むクリニックで、宮内友香(ゆか)院長は循環器内科、夫の宮内康行先生は泌尿器科が専門。今年4月にオープンしたばかりの院内は、奥行きがあり、待合のみならず中待合もゆったり。病院レベルの設備をめざして、処置室・エコー室・エックス線室・検査室・リハビリテーション室を備えている。気さくな笑顔を見せる友香院長と、明るくエネルギッシュな康行先生。そろって「患者ファースト」を口にする2人に、開業の経緯や医療に対する想いを聞いた。
(取材日2025年7月24日)
二人三脚、専門をかけ合わせた診療を行うクリニック
最初に、お二人のご経歴や、クリニック開業に至るまでの経緯をお聞かせください。

【友香院長】香川大学医学部を卒業後、2年間の臨床研修を経て、循環器腎臓脳卒中内科に入局しました。7年ほど診療した後、出産して親元に近い吹田市に移り、開業までの10年間は吹田徳洲会病院に勤務しました。育児しながらキャリアを積む方向を考えた際に、超音波などでの診断の分野に興味を持ち、心不全に関わる治療に専念するようになりました。
【康行先生】卒業後、2年間の臨床研修を終え、香川県内の施設に勤務しました。その後、国立がんセンターや大学病院で勤務しましたが、2021年から大阪の赤十字病院へ。赤十字を退職するタイミングで妻が開業をすることになり、一緒にクリニックを運営することにしました。
それぞれの専門分野を選ばれた理由を教えていただけますか?
【友香院長】幼少期に親類を心臓病で亡くした経験があって、自分に知識があれば助けになれたのではないかと思ったのが、循環器内科を選んだ理由です。医師になったからには、人の生死に関わる現場で、命を救う手助けがしたい。そんな思いを胸に、これまで患者さんと向き合ってきました。
【康行先生】日本の三大疾病の中で、最も興味があったのが、がんでした。その中でも数が少なく、専門性が高いのが泌尿器科かなと思い、その分野を選び、勤務医時代はすべてを手術に捧げてきて、やりがいや、仕事に対する誇りを感じていました。これまでは、目の前の患者さんを助けることに力を注いできましたが、これからはより幅広く、地域医療にも貢献していきたいと考えています。
開業にあたってのポリシーや、展開したい医療はどのようなものですか?

【友香院長】心臓病については、かなり症状が悪化してから急性期病院に来られる方が多いんです。早い段階で管理すれば、患者さんへの負担が少なくなるので、循環器専門のかかりつけ医として関わらせてもらえたらと思っています。大規模病院に近いクオリティーと、クリニックのきめ細かさをともに備えた医療の提供をめざし検査結果も即日確認できる体制にしています。
【康行先生】大切にしたいのは「患者さんファースト」の姿勢です。できるだけ迅速に対応し、患者さんの待ち時間を少なくする。その上で、私たち夫婦それぞれの専門性を生かし、幅広い医療サービスを提供したいと考えています。泌尿器科を受診される患者さんの中には、泌尿器の異常だけでなく、心臓の不調や睡眠時無呼吸症候群など、内科的な問題を抱えていることも多くあります。そうした場合には妻が内科的な治療を行い、逆に内科の患者さんで泌尿器のケアが必要な場合は、私が担当します。
一般的な疾患からがんまで診療。箕面の健康を支える
箕面という場所を選ばれた理由を教えてください。

【友香院長】箕面は、幼い頃から親に連れられてよく来ていて、昔からなじみのある場所でした。また、2つの診療科に加え、心臓リハビリも併設するとなると、満足のいく医療を提供するには、かなり広いスペースが必要になります。患者さんが通いやすく、十分な広さを備えた物件を探していたところ、バリアフリーに対応できる1階の広いテナントに出合い、ここなら患者さんに寄り添った医療を提供できると感じ、ここでの開業を決めました。
どのような方が、どんな症状で来院されていますか?
【康行先生】循環器内科と泌尿器科、患者層が重なるのは高齢の方が多い傾向にあるのですが、若い方も多いです。学生や30代・40代の働き盛り、90歳を超える方も来られたりと、男女問わず幅広い層が来院しています。
【友香院長】高齢の患者さんは、心疾患に既往のある方が、日本循環器学会の循環器専門医だからということで来院されたりします。お子さんに連れられて来ることもありますし、お一人で元気に来られることも。以前、国立循環器病センターが近くにあったので、地域柄として、心臓病への理解が高いというのがあるかもしれませんね。
対応できる症状について教えていただけますか?

【友香院長】胸痛・むくみ・動悸、それから生活習慣病関係で、糖尿病・高血圧症・脂質異常症などです。他にも、睡眠中の無呼吸などからくる、日中の眠気やいびきなども診ています。発熱の外来もありますので、一般的な不調にも対応しています。
【康行先生】泌尿器科は、排尿障害や尿路結石などをよく診ています。あとは僕ががんを専門にしていることもあって、がん治療も行っています。処置も検査も、基本的には病院と同じくらいのことができると自負しているので、手術の必要性などの診断も、術後のフォローも可能です。泌尿器科は女性の来院も多くて、膀胱炎や排尿回数が多いことについての相談がよくありますね。抵抗感を持たずに、気持ちのハードルを下げて来院してもらえたらと思います。
設備の充実と心臓リハビリの導入
設備が充実していますね。こだわりなどをお話しいただけますか?

【友香院長】健康診断のような検査項目については、約30分で結果をお伝えし、その場で薬の量を調整するなど、診療に役立てています。また、エコー室やエックス線室、検査室など、診療の質を高めるために必要と判断した機器をすべて導入しました。一般的なクリニックでは対応が難しい検査も行えるよう、設備を充実させています。
【康行先生】人の健康に関わる仕事ですので、やはりスピードを大切にしたいと考えています。また、クリニックの設計にも配慮を重ねました。待合スペースはゆったりと確保し、患者さん同士の動線が交わらないよう工夫しています。さらに、泌尿器科は患者さんのプライバシーを守るため、建物の奥のほうに配置しています。
特に注力されているのが心臓リハビリとお聞きしています。
【友香院長】心臓リハビリは最近広まってきていますね。心臓の疾患は、運動リハビリ以外にも、生活習慣など人によって気をつけるべきことが違うんです。症状や体力も異なるので、一律に同じ指導はできなくて。私たちはその違いを配慮したり、毎日ご飯が作れないなど、生活の悩みも理解しながら、指導をしています。そのため、心臓リハビリ専門の理学療法士・看護師・医師など、他職種で連携しています。リハビリは、まず最初にしっかりと検査をしてから、患者さんごとにプログラムを立てていきます。通院は1週間に1〜3回、1回60分程度。当日の体の状態をきちんと把握してから実施します。心臓病を患っていても、長く健康に、入院することなく過ごせるように導くというのが、心臓リハビリの大きなメリットかなと思います。
他職種の連携とおっしゃいましたが、クリニックのスタッフはどんな様子ですか?

【康行先生】医療事務・看護師・理学療法士など、皆「患者さんファースト」の姿勢に共感して働いています。それぞれの分野で専門性の高いスペシャリストでもあるので、彼らから積極的に提案をしてくれる等、本当に助けられています。開業して3ヵ月ですが、チームワークがとても良いので、いざという時も全員があうんの呼吸で、モニターをつけたり、採血したり、検査を回したりと迅速に対応ができていると思います。
最後に、これからの展望について教えてください。
【康行先生】誠実に、先進のいいものは患者さんにどんどん届けていきたいです。私自身は泌尿器科の分野で、手術などできることを広げていけたらなと思っています。
【友香院長】来院のハードルを低くしていきたいですね。心臓リハビリの適用がある人はたくさんいると思うのですが、まずはもっと世間に知ってもらい、実際にやってもらって、日常生活を苦痛なく過ごすことをめざす医療を、この地域の方々に提供していきたいです。
自由診療費用の目安
自由診療とは人間ドック/1万円~