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内藤 恭史 院長の独自取材記事

ないとうファミリー歯科クリニック

(福岡市西区/九大学研都市駅)

最終更新日:2025/06/09

内藤恭史院長 ないとうファミリー歯科クリニック main

福岡市西区の九大学研都市エリア。「ないとうファミリー歯科クリニック」が2025年4月15日に新規開院した。ドラッグストアの2階に位置し、共用駐車場を65台完備しているため、アクセスしやすいことが特徴だ。建物にはエレベーターもあり、ベビーカーや車いすのまま院内に入ることも可能。院長の内藤恭史先生は、患者が生涯自身の歯で食べていけるよう、長期的な視点でのサポートをめざしている。むし歯治療や歯周病治療をはじめ、小児歯科、インプラント治療、入れ歯治療、精密根管治療など診療内容は多岐にわたる。特に唾液検査を通じた予防プログラムに関しては、患者のデンタルIQを高めるためのツールとして力を入れているという。今回は内藤院長に、クリニックのコンセプトや患者との向き合い方、予防の重要性などを詳しく聞いてみた。

(取材日2025年5月16日)

勤務医時代の経験により行き着いた「予防の大切さ」

開院されたきっかけと、この地域を選ばれた理由を教えてください。

内藤恭史院長 ないとうファミリー歯科クリニック1

開院のきっかけは、勤務医時代の経験からです。治療の中で、単に削るだけでなく、予防を通じて患者さんが生涯ご自身の歯で食事できるようサポートしたいという想いが強まり、将来を見据えたやり直しの少ない治療や、予防中心の診療スタイルを実現したいと考えました。福岡市西区の九大学研都市エリアを選んだのは、お子さんから高齢者まで多くの方が暮らしているため、私のめざす「ファミリーで通える予防中心の歯科クリニック」のコンセプトと非常にマッチしている、と感じました。また、私自身が早良区に住んでいることもあり、福岡という土地に親しみがあったことも理由の一つです。

クリニックのコンセプトや、診療で大切にしていることは何ですか?

当院の最も大切なコンセプトは「歯を失わないために、予防に重きを置き、そして一生自分の歯で食事を楽しんでもらうこと」です。むし歯や歯周病を未然に防ぐために努め、治療が必要になった場合でも、将来的に再発を繰り返さないよう、やり直しが少ないよう、診療を行っています。つまり「いかに歯を長持ちさせるか」という長期的な視点を重視しています。また、「ないとうファミリー歯科クリニック」の名前のとおり、お子さんから親御さん、おじいちゃん・おばあちゃんまで、ご家族皆さんが安心して通える「かかりつけの歯科医院」となることをめざしています。そのために、患者さん一人ひとりの年齢やリスクに合わせたオーダーメイドの予防・治療計画を立て、丁寧な説明と対話を心がけています。

先生のご経歴や、これまでのご経験についてお聞かせください。

内藤恭史院長 ないとうファミリー歯科クリニック2

福岡歯科大学卒業後、長崎大学病院で1年間勤務しました。その後、佐賀県鳥栖市にある予防歯科を重視している歯科医院で約4年間勤務し、幼少期から成人までの予防プログラムや、唾液検査を用いたリスクに応じた予防治療について深く学びました。また、その経験の中で現在掲げている「一生自分の歯で食べる」というコンセプトの重要性を改めて実感しました。その後は、入れ歯治療やインプラント治療、矯正、歯科口腔外科などのさまざまな専門分野や、地域に根差した歯科医院で経験を積みました。幅広い症例への対応力と、包括的な視点から患者さんを診てきた経験を、今後このクリニックで生かしていきたいですね。

口腔内の健康状態を把握することに注力

予防に重きを置いているとのことですが、具体的な取り組みについて教えてください。

内藤恭史院長 ないとうファミリー歯科クリニック3

当院では、患者さんのリスクを把握し、予防に役立てるために唾液検査を導入しています。唾液検査では、むし歯菌や歯周病菌の数などを数値で示し、患者さんご自身の口腔内の状態が、客観的にわかります。その結果から、一人ひとりの生活習慣やリスクに合わせた歯磨剤・歯ブラシ・補助清掃用具などのセルフケア用品の提案、ブラッシング指導やフッ素塗布などオーダーメイドの予防プログラムをご提案します。定期的な検査で数値の変化を確認することで、予防への意識向上とモチベーション維持につなげています。痛いときだけ来院して治療を繰り返すと、どんどん歯を失うことになってしまうことになりかねないので、日頃からお口のことを自分自身が意識していただくのが重要だと感じています。

唾液検査について、もう少し詳しく知りたいです。

唾液検査では「歯の健康」「歯茎の健康」「口腔清潔度」など6項目の数値がその日にわかります。検査結果はその年代の平均値と比較して示されるため、自分のお口の中の環境がその年代と比べて良いか悪いかを知ることができます。また、単に「歯磨きしましょうね」と言うだけでなく、「あなたはこういう結果だから、これを導入したほうがいいでしょう」というように、数値に基づいたアドバイスを患者さんに伝えられ、説得力が増すと思います。患者さん自身も、お口の中の状態を把握でき、予防への意識を高めるきっかけになるのではないでしょうか。また、むし歯が見つかってもすぐには削りません。唾液検査を行い、なぜむし歯になったのかという原因をはっきりさせることで、根本的な原因の排除につながるようなご提案をします。すべての方が自分のリスクを知っておくことが大事なので、唾液検査は全世代の方にお勧めしています。

世代ごとに必要なケアはあるのでしょうか?

内藤恭史院長 ないとうファミリー歯科クリニック4

お子さんの場合は、歯の生えかわりや、むし歯ができやすい場所がだいたい決まっているので、注意が必要です。成人の場合、歯と歯の間のむし歯が多いですね。高齢者の場合は、歯周病が進むと歯茎が下がってくることがあります。歯茎が下がると、根っこのむし歯に注意が必要です。このように、世代によって起こりやすい症状が変わってきますので、患者さんに合わせた歯磨きの仕方をお伝えしています。また当院では、妊娠中の方や高血圧や糖尿病を全身疾患をお持ちの方など特定の方に関連する診療にも、臨機応変に対応しています。

全世代が安心して通えるクリニックへ

患者さんが安心して通えるよう、どのような工夫をされていますか?

内藤恭史院長 ないとうファミリー歯科クリニック5

お子さん連れのご家族でも通いやすいよう、クリニック全体をバリアフリー設計にし、ベビーカーや車いすのまま、診療室まで入れるようにしています。お手洗いにはおむつ替え台とベビー用の椅子を完備し、キッズスペースも設けました。また、治療の面では、初めて歯科医院を経験するお子さんや苦手意識があるお子さんは、すぐには治療を始めません。まずはキッズスペースで遊んだり会話をしたりして、雰囲気に慣れてもらうことから始めます。診療台に座る練習や、お口の中を見る練習など、時間をかけてステップを踏み、少しずつ慣れてもらうように心がけています。また、保護者の方には口腔内カメラなどで撮影した写真を見せながら、お子さんのお口の状態や予防の重要性をわかりやすく説明し、一緒にケアに取り組めるようサポートしています。

診療方針を決定する際、患者さんにどのように関わっていますか?

何よりも患者さんとのコミュニケーションを一番大切にしていて、丁寧なカウンセリングの時間を設けています。歯科医師が良いと思う治療でも、患者さんが良いと思うかはわかりません。そのため、一方的な押しつけではなく、患者さんのお口の状態や治療の選択肢、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすくご説明します。患者さんご自身の価値観やライフスタイルに合った治療方法を一緒に考え、決定していくことを心がけています。特に、なぜその治療が必要なのか・将来どうなっていくのかといった先の見通しについても丁寧にお伝えし、患者さんが納得して治療に臨めるようサポートします。唾液検査を活用することで、より患者さんにお口の状況を理解していただきやすいと思っています。

今後めざすクリニック像と、読者へのメッセージをお願いします。

内藤恭史院長 ないとうファミリー歯科クリニック6

クリニック名に込めた想いのとおり、地域住民の方々がご家族みなさんで来院でき、生涯にわたって安心して通えるかかりつけ歯科医院にしていきたいですね。むし歯や歯周病の予防を軸に、お子さんの歯並びや矯正、精密な根管治療など、幅広いニーズに対応できる体制を整えています。お母さんが治療を受けている間は、スタッフがお子さんと一緒に遊んだり子守りをしたりしますので、ご安心いただければと思います。歯のこと、お口のことで何か気になることがあれば、些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。一緒に、お口の未来を考え、「一生自分の歯で食べる」を実現しましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

唾液検査/2310~2750円

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