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佐藤 功 院長、清水 梨沙 副院長の独自取材記事

ひかりのき歯科クリニックつくば

(つくば市/つくば駅)

最終更新日:2025/07/15

佐藤功院長、清水梨沙副院長 ひかりのき歯科クリニックつくば main

つくば駅から車で5分、大型スーパーがあるフォルテつくばの敷地内にある「ひかりのき歯科クリニックつくば」は、院長の佐藤功先生と副院長の清水梨沙先生が2人で診療にあたる歯科クリニックだ。「大学病院のような治療を、地域の方に届けたい」と語る清水副院長の言葉のとおり、親知らずの抜歯や粘膜疾患、顎関節症など専門性の高い診療にも対応しながら、「治療しなくて済む歯科」をめざして口腔内のメンテナンスにも力を入れる。「木陰のような、ほっとする場所でありたい」と話す佐藤院長の想いは、木の香りが漂う院内やキリンをモチーフにしたロゴ、子ども連れでも安心の空間づくりにも表れている。

(取材日2025年6月19日)

緊張をほどく空間づくりと開業に込めた想い

歯科医師をめざしたきっかけについてお聞かせください。

佐藤功院長、清水梨沙副院長 ひかりのき歯科クリニックつくば1

【佐藤院長】高校生の時、大学のオープンキャンパスに参加したんです。その際に聞いた、「口内の不調は全身に影響する」というエピソードがとても印象に残っていて。「歯ってそんなに全身に関わるものなのか」と衝撃を受けました。それがきっかけで、歯科の道を志すようになりました。
【清水副院長】母が歯科衛生士だったこともあり、幼い頃から「口の健康は全身の健康につながる」と聞いて育ちました。噛むことが認知症予防やQOL向上に関わると知り、歯科医療の意義に惹かれました。大学では口腔外科を選び、腫瘍や顎変形症、術後の全身の管理、麻酔科研修など幅広く経験を積みました。夜間の手術後すぐに出勤するような日々もありましたが、その経験が全身疾患を持つ患者さんへの対応にも生きていると感じます。「大学病院のような治療を、地域の方に届けたい」という想いで診療にあたっています。

開業を決意した理由とつくばを選ばれた経緯は?

【佐藤院長】自分が理想とする診療を実現するには、やはり開業が必要だと感じていました。30歳という節目に、ちょうどこの場所とご縁があって。自然もありながら、都内からのアクセスも良く、ファミリー層が多いつくばは、長く地域に根差していける土地だと感じました。
【清水副院長】私はもともと東京と茨城を行き来する生活をしていて、茨城の暮らしやすさ、子育てのしやすさを実感していました。そんな時に院長から声をかけられ、口腔外科で学んだ知識を地域に還元したいと参画を決意しました。「1人を2人で診る」体制を敷いて、親知らずや粘膜疾患、全身疾患を抱える方にもワンストップで対応できるクリニックをめざしています。

クリニック名・ロゴ・内装に込めた想いは?

佐藤功院長、清水梨沙副院長 ひかりのき歯科クリニックつくば2

【佐藤院長】「光」は前向きな明るさ、「木」はぬくもりや成長を象徴しています。光が差す木陰のように、自然と力が抜けるような空間をつくりたかったんです。キリンのロゴは優雅さとかわいらしさを兼ね備えていて、体の模様は実は歯の形になっています。患者さんが「本当だ!」と笑ってくださるのがうれしいですね。
【清水副院長】内装は木の質感や落ち着いた照明にこだわり、なるべく「歯医者っぽくない」空間をめざしました。天井を高くし、大きな窓から自然光が入る設計で、圧迫感を軽減しています。待合はベビーカーごと入れる広さがあり、キッズスペースやカプセルトイも設置。「今日は何が出るかな?」と、お子さんが楽しみに来てくれるとうれしいですね。

「歯医者らしくない歯医者」が目標

患者さんと接する際に、大切にされていることや心がけていることを教えてください。

佐藤功院長、清水梨沙副院長 ひかりのき歯科クリニックつくば3

【清水副院長】歯医者に対して苦手意識を持つ方も多いと思うので、まずは「嫌な思いをしないで帰っていただくこと」を大切にしています。その上で、患者さんご自身の「どうしたいか」という気持ちをしっかり聞き取り、押しつけではなく一緒に考えていくスタイルを心がけています。当院ではすべてのユニットに口腔内カメラを設置し、治療前後の様子を画像で共有しています。また、お子さんには染め出し液を使った際の画像を用い、ご家庭での磨き残しチェックに活用してもらうなど、日々のケアへの意識づけもサポートしています。こうした「見える診療」が、安心感や通院の継続にもつながっていると感じます。

安心して治療を受けてもらうために、設備面で特にこだわっている点はありますか?

【佐藤院長】はい、まずは感染対策ですね。全ユニットに口腔外バキュームを設置していて、治療中に発生する粉じんや唾液を素早く吸引してくれるんです。大学病院ではスタンダードですが、町のクリニックで全ユニットで導入している所は少ないと思います。また、歯科用滅菌機は性能にこだわって選びました。患者さんごとに滅菌パックをその場で開封し、使う直前まで清潔な状態を保っています。さらに、診療台や器具の洗浄も自動洗浄機を使用し、スタッフが直接手洗いしなくて済むようにすることで安全性を高めています。こうした衛生管理を徹底することで、小さなお子さんから高齢の方まで安心して通える環境づくりに努めています。

スタッフの教育やチーム体制について、どのような工夫をされていますか?

佐藤功院長、清水梨沙副院長 ひかりのき歯科クリニックつくば4

【清水副院長】開院前からスタッフと一緒に診療のシミュレーションを繰り返してきました。初診の患者さんへの声かけや説明の仕方、時間配分まで、実際に院長が患者役になって徹底的にトレーニングしました。おかげでオープン初日からスムーズに診療が始められ、業者さんからも「こんなに整っているクリニックは珍しい」と言っていただけたほどです。また、当院では歯科衛生士が希望すれば、クリニックが費用を負担して外部の勉強会や資格取得にもチャレンジできる体制を整えています。麻酔に詳しいスタッフもおり、患者さんのためにできることがどんどん広がっています。上下関係に関わらず「ありがとう」と言い合える職場の雰囲気も、大切にしているところです。

未来のために「今」通う歯科をめざして

症状がないときにこそ通いたい、「治療しないで済む歯科」とは?

佐藤功院長、清水梨沙副院長 ひかりのき歯科クリニックつくば5

【佐藤院長】「血が出る」「しみる」といった小さなサインを見逃さないことが、すごく大事になります。当院では「治療しなくて済む歯科」をめざしていて、症状が出る前からケアしていくスタイルを大切にしています。月に1度のメンテナンスを推奨しているのもそのためで、実際につくば地域の方は予防意識が高く、積極的に通ってくださる方が多いです。さらに、口腔内カメラで撮影した写真を使って「見える診療」を行っており、ご自身の変化を一緒に確認しながら進めることで、モチベーション維持にもつながっています。「悪くなったから来る」のではなく、「悪くならないように通う」という考え方を、少しずつ広げていけたらうれしいですね。

治らない口内炎や顎の痛みといった、歯以外の悩みにも対応されているそうですね。

【清水副院長】はい。私は大学病院で口腔外科と粘膜疾患を専門に診てきた経験がありまして、「口内炎がなかなか治らない」「舌が白っぽい」「水ぶくれができた」といったお悩みにも、専門的に対応できます。粘膜の病気は、がん検診が必要なこともあるので、どこに相談したらいいかわからない症状こそ、ぜひ一度ご相談いただきたいです。また、「顎が痛い」「口を開けると音が鳴る」といった顎関節症の診察も行っています。持病や服薬のある方も、全身の状態をきちんと把握した上で治療できる体制がありますので、歯だけでなく、お口全体の健康管理をお任せいただければと思います。

お二人だからこそ届けられる医療があると思います。そんな連携の強みと、これからの目標を教えてください。

佐藤功院長、清水梨沙副院長 ひかりのき歯科クリニックつくば6

【佐藤院長】私は、どの年代の患者さんにも優しく寄り添い、その人に合った通院ペースや治療方針を一緒に考え、清水副院長は口腔外科の出身で、親知らずの抜歯や粘膜疾患、顎関節症など、外科的な処置を主に担当しています。専門や得意分野が異なる分、互いに補い合いながら、1人の患者さんを多角的に診られるのが私たちの強みです。難しい判断が必要なときも、2人で相談しながら決められる安心感があります。今後も、大学病院のような治療を地域で受けられるクリニックをめざし、技術や体制の充実を図っていきたいと考えています。清水先生が外科領域をしっかり見てくれているからこそ、私は安心して患者さんとの対話に時間をかけられます。これからも「2人で1人を診る」スタイルで、皆さんの健康を支えていきます。

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