佐藤 暢亮 院長の独自取材記事
国分寺NOKAデンタルクリニック 歯科口腔外科・矯正歯科
(国分寺市/国分寺駅)
最終更新日:2026/01/15
国分寺駅から徒歩1分のビル5階に、2025年4月に開業した「国分寺NOKAデンタルクリニック 歯科口腔外科・矯正歯科」がある。院長の佐藤暢亮先生は日本大学卒業後、大学院で歯周病治療を研究し、大学病院の歯周病科とインプラント科で研鑽を積んだ日本歯周病学会歯周病専門医。専門性を持ちながらも、「歯周病の治療は歯科医師だけで成り立ちません」と語り、チーム全体のレベルアップに力を注ぐ。大学病院に引けを取らない先進設備を導入し、検査・治療の「見える化」にこだわることで患者の意識向上を図っている。歯周病と全身疾患の関連性を重視し、骨造成などの高度な外科処置も行うなど、幅広い治療に対応。「どんな治療にも対応できる歯科医院をつくっていきたい」と力強く語る佐藤院長に、診療方針や地域医療にかける思いを聞いた。
(取材日2025年12月5日)
歯周病のエキスパートとして地域医療への貢献をめざす
ご開業までの経緯をお聞かせください。

歯周病の罹患者がますます増えている昨今、歯周病専門医の重要性を強く感じています。しかし、歯周病専門医の資格を持つ歯科医師は全国的にも少なく、国分寺周辺でも不足していました。なので、私が貢献できる部分は大きいと考え、開院を決意しました。また、大学病院で私が担当していた患者さんが、ここなら通いやすいだろうと思ったことも理由の一つです。当院は駅から徒歩1分、夜まで診療を行っていますので、仕事で忙しい方にも通院しやすいのではないでしょうか。実際に、20~80代まで幅広い年齢層の方にご来院いただいています。特に30代後半以降では、歯周病が進行した方や、根尖病変のような外科処置が必要なケースが目立ちます。そうした方々のお役に立てるよう、日々努めています。
歯周病とインプラント治療に特にお詳しいそうですね。
大学院では歯周病治療の研究に取り組み、大学病院では歯周病科とインプラント科で豊富な診療経験を積みました。最近、歯周病が糖尿病や心疾患、認知症などの全身疾患と密接に関わることが徐々に知られるようになっています。口腔内の状態との関わりをしっかりと理解している歯周病専門医として、患者さんの生活の質を高める診療をめざしています。また、現在もインプラント治療の研究会の専門委員会で仕事をさせてもらい、この道のエキスパートの先生方と症例検討などを行い、得た知見を診療に生かしています。
クリニックの設備について教えてください。

大学病院と比べても遜色ない、むしろより良い設備を導入することにこだわりました。例えば、CTはAIの分析機能が入っている先進モデルを採用し、マイクロスコープや口腔内スキャナーも完備しています。そのため、一般的な歯科医院よりも多くの精密な検査が可能です。中でもお伝えしたいのは大型モニターですね。口腔内写真や染め出し後のスキャン画像を、立体的にご確認いただけます。「自分の歯がこうなっていたんだ」と実感できると、「これ以上悪くならないためにはどうすればいいんですか」といった自発的な質問につながります。「見える化」が患者さんのモチベーションを高めると考え、導入しました。画像は撮影してお持ち帰りいただけますし、ご家族にも見せて関心を広げていただけたらと思います。
全身の健康に向けた専門的な歯周病・インプラント治療
歯周病治療の重要性についてお聞かせください。

先ほどもお話ししたとおり、歯周病は全身疾患と密接な関わりがあります。糖尿病、認知症、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、脳梗塞など、枚挙にいとまがないほどです。健康に過ごすためには、いかに歯周病から口を守っていくかを真剣に考える必要があります。この事実を理解していただくことで、患者さんの意識は大きく変わります。治療だけではなく、その後の予防やメンテナンスにしっかりと取り組むきっかけとなり、結果としてご自身の生活の質の向上につながるのです。当院ではスタッフ教育に力を注ぎ、クリニック全体で高い意識を持って患者さんのメンテナンスにあたっています。私自身が専門的な歯周病治療を行えることはもちろんですが、それ以上にチーム医療を当院の一番の強みにしていきたいです。
インプラント治療でも専門性の高い手法に対応していると聞いています。
歯周病専門医は軟部組織の専門家ですので、外科的な視点に加えて、骨と歯茎の状態を踏まえてインプラント治療にアプローチできるのは強みかと思います。インプラントを入れるには骨量が少ない方には、不足している骨量を補うためにGBRやサイナスリフトといった骨造成を、歯肉が足りない時には軟組織を増やすための軟組織移植といった手法をご提案することができます。インプラントを長持ちさせるには、埋入位置や角度などをいかに事前にシミュレーションしておくかが非常に重要です。一度入れてしまうと修正ができないので、模型を作ったり、CTを撮ったり、口腔内スキャンと照合したりして、綿密にシミュレーションを重ねてから治療を行います。
診療で大切にしていることを教えてください。

まずは、私たちのゴールと患者さんのゴールをちゃんとマッチさせること。歯科医師側が考える理想と、患者さんにとっての優先順位やなりたい状態は必ずしも一致しませんので、きちんとお話を伺うようにしています。ただ、コミュニケーションが得意な方ばかりではありませんから、患者さんの表情のちょっとした変化にも目を配り、その方の伝えたいことをキャッチするよう心がけています。もう一つは、患者さんが気づいてないトラブルをすべて網羅的に見つけることですね。そのために診査・診断を徹底的に行います。トラブルを早めに見つけて対処することが、歯が長持ちすることにつながり、さらに全身の健康にもつながりますからね。患者さんの歯科知識向上のために、そういった情報をお伝えしていくようにとも意識しています。
チーム医療で実現する継続的な口腔健康管理
スタッフの教育にも力を入れられているとのことですね。

歯周病の治療・予防は歯科医師だけで成り立つものではありません。質の高い治療を提供するためには、スタッフ全員が学び続けられる環境づくりが欠かせないと考えています。そのため、当院では週1回スタッフルームで勉強会を開き、歯周病関連に限らず、幅広い分野の論文を読みながら技術や知識を深めています。現在は歯科衛生士2人と歯科助手3人が勤務しており、全員が積極的に勉強会に参加してくれています。スタッフ同士の仲も良く、本当に素晴らしいメンバーが集まってくれたと日々感じています。本当にありがたいことです。患者さんの状態やモチベーションをチェックし、予防やメンテナンスの場面でもさまざまに活躍してくれています。
今後の展望についてお聞かせください。
「どんな治療であっても、ここに来ればなんとかなる」。そんなクリニックを理想としています。もちろん治療して終わりではなく、メンテナンスも含めてトータルで診ていくことが大切だと考えています。私はこれまで約10年間、人間ドックのような総合歯科検診に携わってきました。その経験を生かし、総合歯科検診に取り組んでいますので、ぜひ一度ご利用いただきたいと思っています。総合歯科検診をきっかけに、長持ちする快適な口腔環境を整え、全身の健康を守ることができれば、私としてはうれしい限りです。そのためにも、対応するすべての分野において、研鑽を続けていかなければと気を引き締めています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

「歯周病専門医」と聞くと、歯周病だけを扱っていると思われるかもしれません。しかし、快適な口腔環境をつくり、それを長持ちさせるには、さまざまな治療の知識や技術が必要です。私はそのための研鑽をしっかり積んできましたので、安心してどんなことでも頼ってください。インプラント治療についても、先進の機器を活用し、プランニングの段階から精密に行っています。緻密な治療を求める方、必要とされる方のお役に立てれば、何よりの喜びです。当院は単に治療行うだけでなく、患者さんの知識向上を大切にしています。生涯健康で過ごすためにも、ぜひ一緒に口腔の健康について考えていきましょう。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/49万円~、GBR/6万6000円~、サイナスリフト/16万5000円~、軟組織移植/8万8000円~、総合歯科検診/5万5000円~ ※症例により異なりますので、詳しくはクリニックへお問い合わせください

